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第910話 会津喜多方リベンジ編☆三津谷の登り窯!『町を作った煉瓦たち』花嫁学校ほか [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

喜多方の煉瓦ってそもそもどんな感じでしたっけ?ですぅー^^』
 
 ・・・なんだよ夕実っち、もう忘れちったのかいw
 
『オレもお前らほど詳しく知んないんだが^^』
 
 ・・・お兄ちゃんあんたもか!^^;
 っつーことでおさらいしておきやしょうず。
 
『喜多方煉瓦とは?』
 
 特徴としては何と言っても『釉薬』
 釉を塗り(むしろ漬ける)焼き上げることで煉瓦の表面をより高質化(ガラス化)させ、
 風雪害にも負けない撥水性を兼ね備えた煉瓦ちゃんなのだ(*´д`*)
 雪も多く降る会津地方ならではの特徴でありやすね^^
 
 その煉瓦ちゃんは会津地域のインフラに大きく貢献したんだよ?
 現存3000とも4000棟とも言われる日本屈指の蔵の町でもある喜多方にはその煉瓦が使われた蔵もたくさんあるし、
 また近郊の鉱山にも寄与し、磐越西線の煉瓦隧道にも使われたわけ。
 つまりは『町を作った煉瓦』なんす。
 
 かつてはその煉瓦を焼く工場や窯場もいくつかあったとですが・・・
 関東大震災による煉瓦への悪評風評、コンクリートの台頭、機械式電気式などの大量煉瓦生産時代に飲まれて次々と閉窯していきやした。
 
 そして今日訪れるのがーーー
 昭和45年まで踏ん張った『樋口窯業さんの窯場』
 つまりは『三津谷の登り窯』っす^^
 
 明治23年創業のその窯場は一端火が途絶えたのですが・・・
 そこには小さいけれど僅かな火が残ってました^^
 
 その火を大事に大切に。
 そこに集った有志の皆さんの頑張り物語、みんなで見に行きやしょう!
 
 第910話、会津喜多方リベンジ編、スタートっす^^
第910話 会津喜多方リベンジ編・三津谷の登り窯・琴音・作務衣姿2.jpg 
DSCF1857.jpg
『ようこそちょいのりさん^^では早速、窯場の方へ☆』
 
 煉瓦館を訪れるとお姉さまが私たちに気づき、隣の登り窯へと案内してくれました。
 
夕実ちゃんアイコン小.jpgちょいのりさんて?
2琴音アイコン小.jpg私の『日本全国煉瓦探訪』のホームページのハンドルネームっすよ!(物語上、そういうことにしておいてくださいw)
菅原君アイコン小.jpgお前、見学予約したときに本名と一緒にハンドルネームも告げたんだよなw
2琴音アイコン小.jpgだって昔、会津喜多方の煉瓦記事を書いた際に、ここの関係者さんらしき方からコメント頂いたから『もしかしたら・・・』ってな感じで告げたんすもん。
 
 そんなこんなで煉瓦窯に到着する私たち。
 そこには作業着を着たお兄さんがいらっしゃったのです。
 みんなで会釈しながらも近づくとーーー
 
『どうもちょいのりさん初めまして^^ あなたの記事見てますよ☆』
 
菅原君アイコン小.jpg夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgえええっ(;゚Д゚)(;゚Д゚)!!??
琴音アイコン小・感涙.jpgぐおおおおおおおおお!超絶感動です!ありがとうございます!こんな煉瓦をちょこっと齧った程度の記事見ていただいて寧ろすみませんごめんなさい^^;
 
 ここでご挨拶と共にいくつかお話させていただきました。
 ブログを見てますよとか、色んなとこに行ってるんですねとか。
 
 こんな一介の下手の横好き煉瓦好きの記事でも見てくれて頂けたなんて・・・
 何より分かりやすいって言っていただけたのが一番嬉しかったかも。
 
 私的には『煉瓦の魅力をただの絵面や字面で堅苦しく説明するよりも、漫画的・会話的に読みやすく。かつ、万人にも伝えられたらいいなあ~』と思いながら綴っていたからこそ余計に嬉しかったんだよ(*´д`*)
 
 ブログ書いてて良かった・・・と思っちゃった(感涙)
 
 さてこのお兄さんは三津谷煉瓦窯再生プロジェクトの現場責任者さんであり事業統括責任者さんのKさんっす^^
 
『では早速、この三津谷の煉瓦窯を皆さんに見ていただきましょうね^^』
 Kさんに案内され、私たちは窯場の見学へとレッツゴーっす☆
 
DSCF1858.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃー!煉瓦の窯がたくさんあるですう☆
菅原君アイコン小.jpg琴音?ちょっといいか??
琴音アイコン小.jpg何さ?
菅原君アイコン小・萌え.jpgオレ、超絶感動してるんだけどw
琴音アイコン小・感涙.jpg実は私もっすよおお。だって日本で唯一煉瓦を焼ける現役の登り窯なんて初めて見るんだもん( ノД`)生きててよかった・・・
(現役の煉瓦焼成窯として古来の登り窯式は日本どころか世界でも数少ない。ぶっちゃけたぶんここだけ)
 
『ここは大正時代に10連の登り窯になったんですよ^^』とKさん。
 するとここで嬉しい申し出が!
 
『中に入ってみてくださいよ^^』
 
2琴音アイコン小.jpg菅原君アイコン小・汗.jpg夕実ちゃんアイコン小.jpgい、いいんですか!?
 ・・・と言うことでお邪魔させていただくことになったっす☆
DSCF1859.jpg
DSCF1861.jpg
菅原君アイコン小・萌え.jpgもう言葉にならねー
夕実ちゃんアイコン小.jpg中はイギリス積みですう(*´д`*)
DSCF1860.jpg
琴音アイコン小.jpgお!東濃さんの耐火煉瓦☆
菅原君アイコン小・汗2.jpgお前こんな時でも目ざといな^^;
DSCF1862.jpg
琴音アイコン小.jpg焚口(点火口)かな。
DSCF1863.jpg
菅原君アイコン小.jpgこっちは狭間口(火道)だっけ?廃熱を上段の房に推進させる小口。
DSCF1864.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃ?ここは入り口埋められてるですよ?
琴音アイコン小.jpg窯詰したら一旦出入り口塞ぐって常滑や下野ホフマン輪窯で習ったっしょ?夕実っち^^;
 そもそも塞がないと焼けないじゃんかw
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgそでしたねエヘヘ^^;
 
 ---さて私たちはKさんに案内され登り窯をぐるりと一周。
DSCF1865.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgここが焚口の表側ですう(バーナーがありますね)
 
 登り窯を半周廻ったとこで、私たちは入り口付近の休憩所に戻ることになったのですがーーー
 
DSCF1866.jpg
 Kさんが『これを見てください^^』と、登り窯の脇に積み上げられた煉瓦を幾つか見せてくれたのでした。
  
DSCF1867.jpg
DSCF1868.jpg
『これが見たかったのでは?^^』とKさん。
 
菅原君アイコン小・汗.jpgこ、これってもしかして!
琴音アイコン小・感涙.jpg樋口窯業の煉瓦ちゃんの刻印ですかあ!?
 
『そうですよ^^ 前回、皆さんは三津谷の登り窯。つまりは樋口窯業の刻印を探しておられたでしょ?
 実はちゃんとこうして刻印打たれてるものもあるんですよ^^』
 
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg私は刻印とか無いものと思ってましたですう^^;
琴音アイコン小・感涙.jpgやっぱりあったのかあ!超絶感動っすマジで。
 
 ここではKさんに『煉瓦窯も当然火入れの繰り返しや経年劣化で傷みますし、修復の際に当時の刻印付き煉瓦も出てくるわけなんですよ^^』と。
 
菅原君アイコン小.jpg2琴音アイコン小.jpg(一個欲しい・・・)
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg何か欲望の声が微かに聞こえてくるような・・・^^;
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DSCF1874.jpg
DSCF1875.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpg積み上げられた煉瓦さんの中にはこんなものも。
琴音アイコン小・感涙.jpg耐火煉瓦も含めて貴重なお宝の山っすう(*´д`*)
 
 ---さて、
 休憩所までたどり着いた私たちはお姉さまも含めてここで色々とお話をすることに^^
『色々なところに行かれてますね☆』
『門司港はいかがでしたか?』
『あそこの煉瓦はねえ・・・』
『私たちもたくさん巡りましたよ^^』
『あそこはどう。あれはどうetc』
 
 更に古写真を見せて頂きつつ磐越西線と、ここ樋口窯業と、栃木県は下野煉瓦(シモレン)との関わりなども教えていただきました。
 
菅原君アイコン小・汗.jpgこれは驚いた・・・。だって近県とは言え栃木のシモレンと福島県会津喜多方じゃめちゃくちゃ遠いよな?
夕実ちゃんアイコン小.jpg磐越西線の隧道(トンネル)工事の写真に下野煉瓦の法被を着た人たちがたくさん映ってるですう^^
琴音アイコン小.jpgシモレンも樋口さんも創業はほぼ同じ(樋口窯業・明治23年。下野煉化製造会社は明治21年)
 何らかの技術供与があったんじゃないっすかね(*´д`*)
(※その写真は今回あえて撮影してません)
 
 そしてKさんの奥様?(お姉さん)もめっちゃ煉瓦に詳しいのだ。
 お話聞いてても伺っても、その博学さに恐縮しっぱなしw
 と言うかついて行けるのだろうか私たちって感じでしたぞい^^;
(そりゃそうだ。この古来の登り窯を再生しようとKさん共々日本全国駆け巡って学び、尽力したプロジェクトチームの一員さんなんだからね☆)
 
『いやあ~煉瓦の話が分かる人とお喋り出来てボクは嬉しいよ^^』とわたし達に振り返るKさん。
 
菅原君アイコン小・汗.jpg2琴音アイコン小.jpg夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgと、とんでもない!とってもとっても恐縮です^^;
 
 ---でもチョコっとそう言っていただけて滅茶苦茶嬉しかったのはここだけのお話と言うことでw
 
(ここだけのお話、喜多方観光のパンフにも載ってるし有名物件だし~、なんとなーく見学される観光客の方も、まあ居ますしねw)
 
 ふとここで夕実っちが背にしていた登り窯のある部分を指さして話題をふったのだ。
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DSCF1883.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃ!? あそこに手書きの刻印が飾ってあるです^^
菅原君アイコン小.jpgほんとだ。2009年・2010年・2016年って意味かな?
琴音アイコン小.jpgKさんアレは何???
 
『あれですか?アレはーーー火入れした時に記念した煉瓦ですよ^^
 それぞれ随分と違うと思いませんか?』
 
夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃー、確かに違うです。
 
『喜多方煉瓦の特徴としては施釉、そしてその焼き上がりの独特の風合いなんですが、窯を復活させてからは試行錯誤の連続でした^^
 ではこれを見てください』
 
 そうおっしゃりKさんは幾つかの煉瓦を見せてくれる。
DSCF1884.jpg
DSCF1885.jpg
DSCF1886.jpg
DSCF1887.jpg
菅原君アイコン小.jpg色々な表面をしていますね。
 
『はい。これは窯変煉瓦(煉瓦の窯変)っていいまして、釉薬に含まれる成分が様々に反応して色々な風合いを醸し出すのです^^
(銀化や灰かぶりなど)
 気泡が出来たり、火入れによる煉瓦の縮み・割れにも苦労させられました^^;』
 
琴音アイコン小.jpg煉瓦の世界でありながら陶磁器の世界だなあ~^^
 
 さてこの後はーーー、煉瓦館を見学させていただくことになったっすが、その前に☆
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DSCF1889.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpg菅原君アイコン小.jpgうおお!すごーい!
2琴音アイコン小.jpg煙突を屋内から見れて感動っす(*´д`*)
 
『いま私たちの立っている煙突前の地面の中には煙道が幾つも通って煙突と繋がってるんですよ^^』とkさん。
 
夕実ちゃんアイコン小.jpgここで焼かれた復活煉瓦さんはどういったところに使われてるのですか?
 
『そうですね^^ 主に喜多方市の施設に使っていただいてますよ。もしくは既存煉瓦建築物の修復用など。
 需要があればもっと生産したいですよw
 なんせ登り窯は、火入れでも確かに傷みますが、火を入れないと(使われないと)もっと傷んじゃうんです^^
 
菅原君アイコン小.jpg家と同じなんですね。人がいなくなった家は朽ちるのも早い・・・(廃墟マニア談)
 
『煉瓦のご入用がありましたら是非どうぞ^^』とkさん。
 
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg菅原君アイコン小・汗.jpgあははは
2琴音アイコン小.jpg宝くじ当たったらぜひお願いします(*´д`*)
 
DSCF1896.jpg
DSCF1897.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgさてやって来たのはコチラも前回入館叶わなかった喜多方市煉瓦館の内部ですう^^
 
 中には色々な展示物があったのですが、琴音っちは真っ先に『ある写真』に飛びついたのです。
岩月小学校・カラー化.jpg
琴音アイコン小・感涙.jpgうおおおおおおおおおおおおおおおおお!
 こ、これは・・・煉瓦の学校!?
菅原君アイコン小・汗.jpgこれは驚いた・・・今は現存しないのかな?
 もし現存してたら絶対重文(重要文化財)指定でしょ!
 
『私もそう思いますよ^^ この学校が残っていたならば、きっと重要文化財だったでしょうし、多くの観光客も来てくれたのでは?と思ってます^^』
DSCF1600.jpg 
(※現・岩月尋常小学校跡。2代目かな?施設として利用されています。
 その上に掲載した初代岩月尋常小学校煉瓦校舎の写真は、実際には白黒写真ですが、今回謎の技術を使ってカラー化させていただきましたのでご了承を^^
 
 さて煉瓦館へとやってきたので簡単にですが三津谷の登り窯、つまりは樋口窯業さんのあらましをKさんから(※ここはボクが付け加えた部分です。
 
『元々は樋口窯業も瓦を焼いていましたが、岩越線・磐越東線西線での煉瓦需要が高まり煉瓦も焼くことになったのが煉瓦との関わりの始まりです^^
 
 これを祖である樋口と田中は喜多方の建築物にも使えるのでは?と試みたのが明治35年創立の初代岩月小学校。
 先ほどの煉瓦の校舎なんです^^
 
 見てください立派でしょ?
 そのあまりの綺麗な佇まいに町の人たちはこう言ったそうです。『花嫁学校』と^^
 残ってたら・・・現存していたら・・・
 
 さてこの学校の成果もあって喜多方には土蔵蔵だけではなく数多くの煉瓦の蔵も広まったそうなのです^^
 
夕実ちゃんアイコン小.jpg煉瓦が街に広まったのも学校のおかげもあるんですね。すごーい^^
 
 さてさてここで更にサプライズなことが。
 
DSCF1899.jpg
DSCF1900.jpg
 ディンプル付きの木版を見させていただいた後に(要するに判子みたいな型。成型時にこれで模様を煉瓦に着ける)
 Kさんは一つの煉瓦をとって私たちに見せてくれたのです。
 
DSCF1901.jpg
『ちょいのりさん(琴音さん)これって何だか分かります?^^』と。
 
琴音アイコン小.jpgえ!? うーん・・・この白っぽい煉瓦がどう・・・
菅原君アイコン小.jpgん!?琴音、これってもしかして・・・
 
『実はこれ、樋口窯業の耐火煉瓦なんですよ^^』
 
2琴音アイコン小.jpgマジっすか!私はてっきり樋口さんって施釉煉瓦や赤煉瓦だけだと思ってましたっす!
 
『私も最初に見たときは驚きましたよ^^ 耐火煉瓦も作っていたなんてね。
 ですがいつ頃造られたのか、どのくらい生産されたのかは分からないのが現状です^^;』
 
(※これは・・・煉瓦好きにしか伝わらない話なんだけれど、煉瓦を知ってる人からするとかなりのサプライズなんですぜ)
 
 さあ~ドキドキの洗礼を受けた後は館内を周ることになりました。
DSCF1902.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃ?郵便局のマークがついた鬼瓦さんですう^^
DSCF1903.jpg
菅原君アイコン小.jpgこっちは何か色付けしてあるのかな?
 
『昔は煉瓦と瓦を同時に焼いていたんですよ^^ 今も近隣の学校の作品なんかを一緒に焼いたりもしますが☆』
 
夕実ちゃんアイコン小.jpg琴音アイコン小.jpg菅原君アイコン小.jpgへえ~☆
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DSCF1908.jpg
DSCF1909.jpg
DSCF1911.jpg
 館内を一通り見て回ったと、Kさんが『まだまだ見ていただきたいところがあるんですよ^^』と、一端外へと出ることになりました。
 
DSCF1912.jpg
 登り窯の裏手に広がる畑を指さして『ここは煉瓦用の土をとるとこなんです^^(土取場) もっとも今は新潟の瓦屋さんから土を頂いているのですけどね^^』
 
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgてっきり農作物の田畑だと思ってましたですう^^;
菅原君アイコン小・汗.jpg周りは水田ばかりだしね^^;
 
 次に向かったのはーーー
DSCF1913.jpg
DSCF1914.jpg
DSCF1915.jpg
 登り窯の裏手にある錆びついた機械たち。
 
菅原君アイコン小.jpgこれはやはり、れんがの成型の為の機械たちってことなんでしょうか?
 
『そうです^^ ここにあるのはかつて使用していた機械たちなんですよ。本当は屋根のある母屋でしたが』
DSCF1916.jpg
DSCF1918.jpg
DSCF1919.jpg
 さてさてさて『まだまだありますよ!^^』と、Kさん。
 一同その後を追っていくとーーー
 
DSCF1920.jpg
DSCF1921.jpg
琴音アイコン小.jpgえっと・・・ここはもう樋口窯業さんの自宅の敷地内じゃ・・・
夕実ちゃんアイコン小.jpg前回来たときはピンポン押してお話伺おうかと思ってたけどやめちゃったんでしたよね。
菅原君アイコン小.jpg登り窯施設とは違ってここからは完全にプライベートだしな^^
 
 するとひょいっと樋口さん宅からお母さんが登場。
『ちょっと見せて頂きますよ^^』とKさんがお声がけして、私たちは何と樋口家の中を堂々と歩くことになっちゃったw
 
 そしてそこに見えたものはーーー
DSCF1922.jpg
DSCF1923.jpg
2琴音アイコン小.jpg菅原君アイコン小・萌え.jpgうおおおおおおおお! 超絶立派な煉瓦蔵だああ(*´д`*)(*´д`*)
 
『ネットでは皆さん色々なとこから何とか頑張って写真撮られているようですがw 是非とも間近に見ていってください^^』
 
琴音アイコン小・感涙.jpg来てよかったぁ・・・
菅原君アイコン小.jpg妹様についてきて良かった(万感)
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DSCF1925.jpg
2琴音アイコン小.jpgでも樋口さん家が煉瓦蔵でよかった!
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg確かに喜多方市の大元の煉瓦工場さんが土蔵蔵だったらビックリですね^^;
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琴音アイコン小.jpg刻印は・・・無いのかな?
菅原君アイコン小・汗2.jpgお前はホントにどこでも探すんだな^^;
DSCF1927.jpg
 裏手側は風化が進んだ部位も。
 亀裂などもありました。
 Kさん曰く『東日本大震災とそれに続く群発地震の影響』とのこと。
 そして窯場も被害を受けたこと。
 そこに集った町の有志たちの手で修復作業が行われたことも。
夕実ちゃんアイコン小.jpgだからこそ今があるんですね。
琴音アイコン小.jpg三津谷の登り窯で焼いた復活煉瓦ちゃん以外の煉瓦ちゃんでの修復じゃしっくりこないっす。
 だから煉瓦蔵もきっと復活を待ってたんじゃないかなあ。
菅原君アイコン小.jpgやっぱり地元産の煉瓦だよな^^
 町を作った煉瓦の伝統技術の復活・継承、陰ながら応援したいよな^^
DSCF1928.jpg
DSCF1929.jpg
DSCF1930.jpg
 さてさてさて・・・×5
 最後に寄ったのは煉瓦蔵の裏手、登り窯の裏手に挟まれた小さな敷地。
 
DSCF1931.jpg
 そこには昔の煉瓦が草木の中に野積みされていたのです。
 
『私もですね、この中から煉瓦の刻印が見つかるのでは?と思い、よく拾い上げてたりするんですよ(*´д`*)』
とニッコリするKさん。
2琴音アイコン小.jpgうは!私もそれやりてー(*´д`*)
夕実ちゃんアイコン小.jpg煉瓦職人さんでもやっぱりそういうとこは変わらないんですねw
 
 さあこれで煉瓦館も三津谷の登り窯(プラスα)の見学も無事に終えることに。
 するとKさんは、
『この後予定ありますか?無ければ私の車で市内の煉瓦を幾つかご紹介したいのですがーーー』
 
2琴音アイコン小.jpg菅原君アイコン小・汗.jpg夕実ちゃんアイコン小.jpgほ、ほんとですか!?
DSCF1932.jpg
 ーーーと言うことで、
 
 なんと次回は!
 Kさんと行く喜多方市内、煉瓦探訪の物語っす(*´д`*)
 
ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgここまで読んでくださりありがとうございました^^
 また喜多方煉瓦會のKさん奥様樋口家のお母さま、ご協力ありがとうございます☆
 
 少し日が空いたせいか聞き取った説明もうる覚えの部分が多々あります。
 いえ・・・かなりあります^^;
 またKさんのセリフではない部位もあります。脚色もところどころ。
 物語の流れとしてご理解いただけたらばと思います。
 間違いも当然あるかと思いますのでご指摘があれば修正等したい次第です。
 
 もし少しでも喜多方煉瓦の歴史や魅力が伝えられたのなら幸いですね^^
 

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第909話 会津喜多方リベンジ編!その1『電車内の充電には三股コンセントとかお薦め☆』東武スカイ新型特急リバティーほか [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

『せーんろは続く~よお~ど~こまでも~!た~のしい旅のぉ~歌ぁ~歌おうよ~♪ っすマジで(*´д`*)』
『んじゃ~それに乗っかるぜ妹よ!ランラランララ~ンラ、ランラランララ~ンラーーー(*´д`*)』
 
 わきゃ・・・
 随分と菅原兄妹は上機嫌。
 ・・・それをポカンと聞いてる私は他の乗客に迷惑かけてないだろうかとアワアワしちゃう^^;
 
 さて何でこんなにも菅原先輩と琴音っちがワクワクしちゃってるのかと言うとーーー
新車(車両)の匂い』と『煉瓦のリベンジ』と言うキーワードでしょうか?
 
 第909話、会津喜多方リベンジ編。はじまりはじまりですう~^^;
第909話・会津喜多方リベンジ編1・夕実ちゃん・特急リバティ・車掌さんVER2.jpg
DSCF1743.jpg
琴音アイコン大・ふわ~お顔・小.jpg菅原君アイコン小・萌え.jpgぐわああああぁ!超絶かっけー!
2琴音アイコン小.jpg東武スカイツリーラインの新型特急リバティのフロントマジかっけーっす(*´д`*)
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgかっこいいですけど・・・二人とも白線の内側に身を引いてくださいですう・・・^^;
 乗車する前に轢かれちゃうですよ?ほんとにもー
 
 さて、菅原兄妹が何でまたこんなにもウキウキしてるかと言うと?
 この程、自分たちの通学にしょっちゅう利用する東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)に、
 新型の特急『リバティ』がお披露目をしたのが始まり。
 
 しかもそれはーーー
DSCF1827.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgなんと、浅草から福島県会津地方までの約200キロの直通運転!
 私鉄としてはかなりのロングラン
 途中駅には日光やら鬼怒川やらの観光地も^^
 
2琴音アイコン小.jpg新車に乗れて会津地方まで行くのならーーー
菅原君アイコン小・萌え.jpgせっかくだし会津の煉瓦を見に行こうぜ!
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgってな具合に、新車の試乗ぷらす煉瓦探訪が彼彼女らのハートをグイグイ突き動かしたって感じなのですよ^^;
 
 しかも以前会津地方を訪れた際に休館日で見ることが叶わなかった煉瓦関連施設にもアポイントメントが出来たとのことなんですう^^
 
 煉瓦好きの二人が浮かれてしまうのは分かるけどお控えなすって!^^;
DSCF1828.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgクレヨンしんちゃんで有名な(?)春日部駅でリバティの雄姿をお出迎えした私たちは早速、突撃開始ですう~^^
特急リバティ・環境.jpg 
琴音アイコン小.jpgおー!この4つのロゴマークだけでも新しさが違うね?
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgどゆこと?
菅原君アイコン小.jpgうちらが今まで利用していた『特急スペーシア』とか『りょうもう』『きぬ』とか超絶古臭かったじゃん?
琴音アイコン小.jpgお兄ちゃんあんまり大きな声で言わないでw
菅原君アイコン小.jpgああ~御免ごめんw
 でもなんつっても『きぬ』とか『けごん』ってのは歴史はあるけど地味・・・だったしな(ロマンスカーのはしり。昭和4年から車両を更新しつつもでも古臭い)
夕実ちゃんアイコン小.jpgでもでもでもー、スペーシアとかカッコいいじゃないですかあ。
琴音アイコン小.jpg特急スペーシアですら1990年からだし、他の私鉄の特急車両に比べると・・・結構なオジサンなんすよ(2011年から新車両・カラーバリエーション違うの出てますが・・・)
 
 ま、とりあえず動き出すまで時間あるし中をたっぷり見ていこうっす(*´д`*)
 
DSCF1829.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃ?AED(自動体外式除細動器)が堂々と目につくとこにありますです。
菅原君アイコン小.jpg他の特急にはあまり無かったよね^^(駅やホーム、新幹線とかにはあるけど)
琴音アイコン小.jpgん~でも車椅子ロゴついてるけどちょっとデッキの幅が狭いのが気になるっす。
菅原君アイコン小・汗.jpgお前、手厳しいな^^;
 まあ~早速席に行ってみようぜ☆
 
夕実ちゃんアイコン小.jpgそう急かされて自動ドアの前に立つ私たち。
 ウイ~ンーーー
 開かれたその向こう側はーーー
DSCF1746.jpg
菅原君アイコン小・萌え.jpgぬほ!
琴音アイコン大・ふわ~お顔・小.jpgうっは!
夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃー!なんだろ?なんだろ?この匂い。
 あ、新車の匂いがプンプンですう~(*´д`*)
2琴音アイコン小.jpgリバティが就航してからまだ一週間も経ってないから味わえる、この新型車の匂い!
菅原君アイコン小・萌え.jpgたまりませんなあ~(*´д`*)
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg確かにスペーシアとかりょうもうでは味わえないけど、そこまで良いかなあ~^^;
DSCF1831.jpg
DSCF1832.jpg
2琴音アイコン小.jpg座席間もゆったりしてていいね!
菅原君アイコン小.jpgスペーシアもりょうもうも2014年頃から座席のリニューアル始めたけど、窮屈過ぎない座席幅は良いな^^
DSCF1833.jpg
(天井)
DSCF1747.jpg
(前座席後部の車内案内)
DSCF1756.jpg
夕実ちゃんアイコン小.jpgわたし、このフックみたいなとこに服を掛けたことないですう。
菅原君アイコン小.jpgボクも無いなあ~そういや。
琴音アイコン小.jpg確かにね。コートとかに付いてる襟吊り(襟のタグ)とか、ここに掛けたら服の重さで傷んじゃいそうっすもんね^^(ぶっちゃけ、切れて落っこちそう)
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg(あの服の襟そでに付いてるタグの輪っかってそんな名前だったのか・・・^^;)
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2琴音アイコン小.jpgブラインドとか電車旅する時には使ったことねーっすw
菅原君アイコン小.jpgまあ~そりゃ車窓から風景見てこそ旅客旅だしな^^
 
夕実ちゃんアイコン小.jpgさて出発時間となり各席に着いた私たち。
 何だかいきなりゴソゴソし始める琴音っちが隣にいたです。
DSCF1752.jpg
2琴音アイコン小.jpgやっぱこれっすよ!
菅原君アイコン小.jpg全座席コンセント付き&Wifi完備につきるよな☆ これでこそ今の時代に無くちゃならない新型車両だぜ!^^
 
夕実ちゃんアイコン小.jpg今のご時世、PCやタブレット、スマフォの充電は長距離移動には欠かせませんよね^^
 このリバティは全座席コンセント完備。とってもありがたいですう(*´д`*)
 
2琴音アイコン小.jpgあーん・・・でも、予備バッテリーも充電したかったけど、コンセント口(プラグ口)が一個しか無えー!
 だから夕実っちコンセント貸してw
夕実ちゃんアイコン小・ガルルルル.jpg嫌ですよー!私だってスマフォの充電したいんだから!
菅原君アイコン小.jpgなんだよお前ら。二股コンセントとか三股コンセント常備してないのか?
 コレがあればコンセント口が一つでもPCだってなんだって複数充電出来るのに^^;
2琴音アイコン小.jpg夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgそっかー^^;^^;そうだよねw
 
夕実ちゃんアイコン小.jpg当たり前だけれども、ちょっとした電車内の充電テクニックを先輩に教わった私たち。
 ふと私の隣の琴音っちを覗き込むとーーー
 
DSCF1834.jpg
DSCF1835.jpg
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgいつのまにやらポケモンGOから鞍替えした位置ゲー『レキシトコネクト』と言うアプリゲームを起動させてましたですぅ^^;
菅原君アイコン小.jpg色々なとこへ行けば行くほどポイント稼げるゲームだっけか?
2琴音アイコン小.jpgそうっす! だから今回は移動距離200キロの旅だしい~
 ゲームのレベルとか滅茶苦茶稼げるんだぜ(*´д`*)
 
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgどうやら今回の旅路、彼女にとっては煉瓦や新型特急どころかゲームのレベル上げさえ出来ちゃう『一石三鳥の旅路』のようですねえ^^;
 
 ---さて、
夕実ちゃんアイコン小.jpgリバティはゆっくりと動き出しましたです。
 揺れもあまり感じなく快適☆
 これから3時間の旅路、満喫しましょうね^^
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菅原君アイコン小.jpgサイドテーブルも付いてるが、やっぱり飯を食うにはフロントテーブルやね^^
2琴音アイコン小.jpgまずは乾杯といきやしょう(*´д`*)
夕実ちゃんアイコン小.jpgーーーってアレ? 琴音っち何買ってきたの???
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2琴音アイコン小.jpg実は朝寝坊しちゃってさー、地元のコンビニでおつまみ物色する予定だったんだけどお、
 さっき春日部駅の周りの松屋さんで急いでテイクアウトしてきたっす。
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgそなんだ^^;
 と言うことは牛丼とか???
2琴音アイコン小.jpg酒飲みに飯粒は要らないっすよ☆
 
 っつーことでーーー
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2琴音アイコン小.jpg焼肉とお新香をゲットしてきたよ(*´д`*)
菅原君アイコン小・汗.jpg夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg朝っぱらから肉かよ^^;^^;
2琴音アイコン小.jpg気にしない気にしない!はい乾杯ぁ~い☆
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg菅原君アイコン小・汗2.jpgか、乾杯^^;^^;
 
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgそんなこんなでお肉とお新香をつまみつつも車内酒宴モード突入ですう~
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夕実ちゃんアイコン小.jpg順調に行けば11時頃には今日の目的地『喜多方』へと着く予定。
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夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgですがリバティの終点『会津田島駅』にて皆、駅員さんに『着きましたよ^^』と起こされる始末w
 ここから急いで田島駅から会津若松駅まで出ている『リレー号』に乗り換えですう^^;
(※リレー号ってのは乗り継ぎの為の列車)
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2琴音アイコン小.jpgやってきました!会津若松お久しぶりー(*´д`*)
菅原君アイコン小.jpgなあ琴音。
琴音アイコン小.jpg何さ?
菅原君アイコン小.jpgここから喜多方駅方面の電車・・・かなり待たされるぞ?
琴音アイコン小.jpgえ???
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夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg先輩の時計を覗き込めばまだまだ11時。このままじゃ約2時間待ちのロスタイムですね^^;
2琴音アイコン小.jpgなんでそーいうの事前に調べてこなかったんだよバカ兄貴い!
菅原君アイコン小・汗2.jpgお前がスケジュール管理してたんだろ?おバカ妹様よ^^;
 そもそもオレは琴音や夕実ちゃんとは違って会津地方は初だしな。
 
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgまさかの足止め。
『だったら歩こうっす^^』『いいね~^^』と言いかねない菅原兄妹に私はサッサとくぎを刺すことにしたのです。
 
夕実ちゃんアイコン小.jpgバスとかあるんじゃないでしょうか?
菅原君アイコン小.jpg琴音アイコン小.jpgああ~なる!バスあるかもね^^
夕実ちゃんアイコン小.jpgと言うことで、
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夕実ちゃんアイコン小.jpg無事に駅前のバスターミナルから喜多方駅方面へのバスをゲットできたとです(よかったー^^;)
 
 じゃないと前回の会津シリーズみたく『電車を待つなら一駅歩いちゃおう作戦』の大失敗をやる羽目になりそうですしねw
(前回は・・・結局、二回も電車に間に合わずに磐梯熱海駅から猪苗代湖まで延々山道10何キロ歩かされましたからね^^;)
 
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2琴音アイコン小.jpgお久あー!喜多方駅(*´д`*)
菅原君アイコン小.jpgおおー!ここがラーメンや会津地方の煉瓦に出逢える喜多方市かあ(*´д`*)
夕実ちゃんアイコン小.jpgでもどうします? 今日アポイントメントを頂けた喜多方煉瓦會さん(つまりは三津谷の煉瓦窯)がある喜多方市岩月までのバスは途中までしかないですう。
菅原君アイコン小.jpg前回、お前らはここから歩いたんだっけかw
琴音アイコン小.jpg流石に歩いてたらお願いした時間に遅れちゃうっすよ^^;
 ---っつーことで、
琴音アイコン大・ふわ~お顔・小.jpg夕実ちゃんアイコン小.jpgお・ね・が・い♪
菅原君アイコン小・汗2.jpgそう来ると思ってたよ^^; んじゃ~タクシーで向かうとするか。
 でも、身銭を切るわけだからそれなりのご奉仕を要求するぞ?
夕実ちゃんアイコン小・ガルルルル.jpgえっちな奉仕は禁止ですよ?(威圧)
菅原君アイコン小・汗.jpgそんな要求しないよおー(チッ・・・)
 
 まあそんかわり、夜飯はお前らのゴチな?
2琴音アイコン小.jpgOK!
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpg(夕ご飯代のほうが損なんじゃないのかな?^^;)
 
 ・・・とまあ、
 そんなこんなでーーー
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夕実ちゃんアイコン小.jpgタクシーさんをゲットですう^^
 無事に三津谷の煉瓦窯へと行けそうですね☆
 
 さてタクシーのおじ様に行き先を告げて乗り込んだタクシーはグングンと喜多方市の郊外へと滑らせます。
 懐かしい景色に私たちは窓先の景色に指を這わせ、こんなことやあんなのがあったんだよ~と菅原先輩に思い出話をしつつも目的の地へと近づいたのです^^
 
 ーーー乗車すること数十分
 
 ようやく三津谷の煉瓦窯の前に着いた私たち。
 先輩がタクシー料金を渡す所で、運転手のおじ様が私たちに話しかけてきたのです。
 
 おじ様『昔ね、実はこの煉瓦窯で一週間だけだが煉瓦を焼くお手伝いしたことあるんですよね^^』と。
2琴音アイコン小.jpgマジっすか!
 
夕実ちゃんアイコン小.jpgそこからはお代を払った後しばらくおじ様と煉瓦談義。
 とは言えお時間も差し迫ってると言うことで泣く泣く見送ることになっちゃったですう。
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琴音アイコン小・感涙.jpg・・・てかさあ?
菅原君アイコン小・汗.jpgタクシーのオジサン、ボクたちが行き先を告げたときにソレ言ってほしかったねw
2琴音アイコン小.jpgもっと貴重なお話聞けたかもしんないのにい^^;
夕実ちゃんアイコン小・困惑アハハ.jpgまあまあ落ち着いてですう。少しの時間ですが有益情報頂けたじゃないですか^^;
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2琴音アイコン小.jpgさあ~やってきたぞー!
 前回、休館日で外からしか見れなかった資料館の内部へ(*´д`*)
菅原君アイコン小・萌え.jpgもしかしたらば煉瓦を焼いた登り窯も見せてくれるかも!?
夕実ちゃんアイコン小.jpgワクワクですね!
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夕実ちゃんアイコン小.jpg資料館となっている建物のすぐ向こうには三津谷の登り窯の煙突が。
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夕実ちゃんアイコン小.jpgそこに至るまでの小さな坂道の途中には『三津谷の登り窯』の解説案内板も(これは次回じっくり説明しますのでここでは詳細を省きます)
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2琴音アイコン小.jpgぐは!超絶感動!
夕実ちゃんアイコン小.jpgいよいよ来ましたですね!前回見られなかった煉瓦館(三津谷の登り窯併設資料館)
菅原君アイコン小.jpgこ、こんにちは~・・・本日見学をお願いしたものなんですが・・・
 
夕実ちゃんアイコン小.jpg先輩が先陣を切って中へと踏み込むと、そこにお姉さまが。
 そしてーーー
 
『あらあ、ようこそ☆ちょいのりさん^^』
 
 
 
 次回へ続く、なのですう☆
 
 
ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgお久しぶりですちょいのりです^^
 いよいよくそ忙しい日常の合い間を掻い潜って更新出来た会津喜多方リベンジ編ですw
 
ちょいのり・サザエさんver1.jpg・・・ほんとに忙しいんだよ?(居酒屋人員まったく足りてねーし、新店舗と行ったり来たり・・・^^;)
 家に帰ってきたらぐったりしつつもお酒飲んで寝ちゃってる日々ってな感じですw
 
 さて今回からは五月初旬に出かけた会津喜多方リベンジ編がスタートです^^
 
 前回叶わなかった会津地方の煉瓦のあらましについて触れていく物語となってます。
 
 そもそも会津の煉瓦とは?
 
ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpg喜多方ラーメンだけじゃねーんだぞ?喜多方は!ってのを少しでも伝えられたらいいなあ~と思いつつコツコツ書いていくよ!
 恥ずかしながら時間を置きすぎて曖昧な記憶を辿ることもあるのだけれど、頑張って書き上げたいと思ってます。
 そこにあるのは『かつて存在した煉瓦窯を復活させた人たちの心意気』
 気になる方はぜひとも見てください^^
 
ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgではではまた今度お会いいたしましょうず☆
 

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第887話 旭川煉瓦古潭編Vol②『ひとりで寂しそうな煉瓦の煙突』吉村煉瓦工場跡ほか [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

2琴音アイコン小.jpgなあ兄ちゃん!そう言えば気になってたんすけどーーー

 北海道の煉瓦と言えば『江別市』って言われてんのに何で隣の旭川市を選んだんすか?

菅原君アイコン小.jpgええ?あ~だってぶっちゃけ『残る大物』ばっか行ってたら煉瓦旅行が行き詰まるぞすぐにw

夕実ちゃんアイコン小.jpg先輩が言う大物って?

菅原君アイコン小.jpgある程度までは日本の規模の大きい煉瓦建築や地域は見てきたけれど、

『富岡製糸場』とか『舞鶴』とか、そして『江別市』はとっておきにしてるんだよ夕実ちゃん^^

(富岡は・・・補修ばっかしてるしねw)

 じゃないと減る一方の煉瓦建築明治大正の建築物は決して増えることは無い。

 小物とは言わんが、このままじゃいつか近所の煉瓦塀とかそんなのになっちゃうぞw

 そのうち台湾とかの日本軍が残した煉瓦街とか見に行かなきゃなってなっちゃうし。

夕実ちゃんアイコン小.jpg2琴音アイコン小.jpgむしろ台湾連れてってよw

菅原君アイコン小.jpgいや・・・オーバーに言っただけだ。スマン。それでも日本全国の煉瓦なんて多分生きてるうちに周りきらねーとおもうしな^^

 

 さて、ここでボクから質問だ。

 北海道にも煉瓦遺構が数多く残るのは何故か知ってるよな?

琴音アイコン小.jpg『開拓使』っしょ?

夕実ちゃんアイコン小.jpg北斗市茂辺地編で学びましたですう(函館の煉瓦はどこで造られたか?第777話)

菅原君アイコン小.jpgそう。明治初頭(2年かな?)日本の国力増強、ご近所列強国ロシアへのけん制を元に人民を募り移住し開墾・定住させ

 ここまでが日本じゃい!って示すために作られた官庁、もしくは政策が開拓使だ(たぶん)

 

 そこでは官公庁施設建設・鉄道建設に多くの煉瓦が必要とされた。

 主に函館や札幌で多くの煉瓦が造られたんだが、それは時代を経て近郊都市へと煉瓦工場が多く作られるようになるんだ(江別とかまさにそう)

 断熱にも最適。煉瓦煙突とか暖炉とか寒い北海道にマッチしてたこともあって民間にも広がっていく。

 残念ながらこれも時代の流れで廃れていくんだがーーー

 今回訪れようと思ってるのは『北海道の昭和の煉瓦工場跡』だ^^

2琴音アイコン小.jpg昭和かあー

菅原君アイコン小.jpg昭和かー!とか言うなよ^^;

 それでも昭和16年創業。つまりは80年近くも経つ代物だぞオイ^^;

 

夕実ちゃんアイコン小.jpgと言うことで第887話、旭川煉瓦古潭編②スタートしますですよー(*´д`*)

(※夕実ちゃんが一応ストーリーテーラーなので一人称と三人称のセリフが混在します。

 読みにくい部分もあるかと思いますが気にしないでねw)

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夕実ちゃんアイコン小.jpgやってきたのはJR桜岡駅と言う石北本線の駅ですう

 

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琴音アイコン小.jpgなあお兄ちゃん。この駅前の石は何よ???

菅原君アイコン小.jpgうーん・・・説明も無いし分からねえ^^;(調べたけどさっぱり^^;)

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夕実ちゃんアイコン小.jpgそれでその昭和の煉瓦工場跡ってのはどこなんでしょうか先輩。

菅原君アイコン小.jpgこの駅前の周辺案内図にも煙突っぽいのあるよね。

夕実ちゃんアイコン小.jpgあ、ほんとです。めちゃくちゃご近所さんじゃないですか(内心嬉しい☆)

菅原君アイコン小.jpgだろ^^ だから安心してね夕実ちゃん☆

 っつーことでさっさと行こうぜ!

夕実ちゃんアイコン小.jpgかくして私たちはのんびりとそこを目指すことにしましたよ^^

 

 ---歩くこと7~8分

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琴音アイコン小.jpgうは!さっそく煉瓦の煙突お出迎え!

 有難み全く無いっすねw

菅原君アイコン小.jpgまあそー言うなよ^^;

 エキチカ物件で最高じゃねーかw

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夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃ? 何か煙突の天辺に三又のアンテナっぽいのがありますですよ。

菅原君アイコン小.jpgなんだろね? ボクにもさっぱりだよ夕実ちゃん^^;

2琴音アイコン小.jpgなあ~お兄ちゃん。煙突のすごい近くまで来たはいいけどー

 そこまでたどり着く道がさっぱりっすよマジで^^;

夕実ちゃんアイコン小.jpg事実、道なりに煙突の元を目指して近づくも、どうやら舗装された道はそこまでは無いようでしたですう・・・

 

 するとです!

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琴音アイコン小.jpgねえねえお兄ちゃん!この排泥弁って看板の向こうに煙突までの道があるみたいっす(*´д`*)

夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃ・・・でもでもです。その先は人様の畑の畦道っぽいですが・・・

菅原君アイコン小.jpg道に迷ったことにして突入だ!(*´д`*)

夕実ちゃんアイコン小.jpg琴音アイコン小.jpgラジャー!(了解)

夕実ちゃんアイコン小.jpg・・・と言うことで決行です(;´д`)

 先ほどの暴風雨のせいで下は泥濘(ぬかるみ)泥だらけですが、うまく草を踏んで八艘飛び。

 すると私たちの目の前に煉瓦の煙突が見えてきましたです☆

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2琴音アイコン小.jpg夕実ちゃんアイコン小.jpgむうー・・・

菅原君アイコン小.jpgはいはい二人とも。立ち止まってないで藪を進め。

 今までの中でも一番大したことねーじゃねーか。しかも目の前だぞw

夕実ちゃんアイコン小.jpg確かにそうですが・・・

 

 と言うわけで渋々藪へと踏み入りましたです。とほほ・・・^^;

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琴音アイコン小.jpgうっは!すっげー・・・ひび割れ・・・

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夕実ちゃんアイコン小.jpg近づいて見上げたそれは大きなひび割れが縦を貫く煉瓦の煙突でしたです。

 やっとたどり着いたと言う感動よりも・・・

 正直『怖さ』を感じてしまいました^^;

2琴音アイコン小.jpg崩れたりしないよね!?

菅原君アイコン小.jpgぶっちゃけオレも少し怖いな^^; こんだけ大きな亀裂が入っているとビビるよ^^;

 とは言え調査開始だ(*´д`*)

 内部外部にわたって写真に収めることにしよう。

夕実ちゃんアイコン小.jpgううう・・・

2琴音アイコン小.jpgやっぱこえーよお兄ちゃん!!!

菅原君アイコン小.jpg何言ってんだよ。琴音は煉瓦ネットワーク東京って言う学生を越えた研究会グループの会員だろ?

2琴音アイコン小.jpg東京だけだろがよ!

菅原君アイコン小.jpg夕実ちゃんだって今や煉瓦サークルの部長さんだし。

夕実ちゃんアイコン小.jpg廃村サークルの部長です・・・。しかも年功序列で勝手に部長になっちゃっただけですうー!><

菅原君アイコン小.jpgじゃあ~そこに居ればいいよ^^ 

夕実ちゃんアイコン小.jpg・・・そう言って先輩はさっさと煉瓦煙突の下に入って行きましたです。

2琴音アイコン小.jpgくうー!人はなぜ煉瓦を目指すかって?それはそこに

 れ・ん・が・が、あるからじゃー!

夕実ちゃんアイコン小.jpg・・・そんなワケワカメな事を呟いて琴音っちも先輩に続く^^;

 流石に私も渋々ついて行くことにしましたですよとほほーです^^;

 

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夕実ちゃんアイコン小.jpg足元にはどう考えても上から崩れ落ちてきたであろう煉瓦さん^^;

2琴音アイコン小.jpg刻印ねーっすね^^;

夕実ちゃんアイコン小.jpg琴音っちは、先までのビビりもどこ吹く風で刻印探しに没頭(なんでよ)

 

 するとここで先輩が私たちを呼ぶーーー

菅原君アイコン小.jpgなあー!ちょっと中に来てみろよ皆!

2琴音アイコン小.jpgなんだよ忙しいんだから刻印探しでえー

夕実ちゃんアイコン小.jpg外に居てさえ怖いのに中に来いだなんてと思いましたが意を決して琴音っちと共に突貫。

菅原君アイコン小.jpg見上げてごらん。ほら。

 

 

 ---先輩に促されて恐る恐る煙突内部を見上げた私たちはその光景に唖然とするのでした。

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琴音アイコン小.jpgえ!? 何このラピュタの光みたいなの???

夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃー!青い光が降り注いでるです!不思議(*´д`*)

菅原君アイコン小.jpgたまたま偶然そう見えるんだけど不思議だよな~^^

 タイミング良く煙突を抜ける太陽光の光の加減がマッチしたのかもな☆

2琴音アイコン小.jpgバルス!

菅原君アイコン小.jpg夕実ちゃんアイコン小.jpgバルス言うな!w

 

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夕実ちゃんアイコン小.jpgひええ・・・ですう^^;

 どう考えても何かのはずみで落っこちてきそうな煉瓦さん^^;

 その後も恐る恐るとは言えみんなで刻印探しとかしましたです^^;

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2琴音アイコン小.jpgけっこー煉瓦刻印がありそうな平面剥き出しなのに何ひとつねーし!><

夕実ちゃんアイコン小.jpgところで先輩? ここって煙突しかないのですか???

菅原君アイコン小.jpgうん。残念ながら工場自体は取り壊したみたいだね^^

 もしかしたらーーーって思って林の中を見て来たけどーーー

夕実ちゃんアイコン小.jpgいつのまにw

菅原君アイコン小.jpgやっぱり何もないね^^

2琴音アイコン小.jpgでも何で煙突だけ残っっとるん?

菅原君アイコン小.jpgこれは推察だけど『わざと』としか思えないんだよね。

 解体費用が無いからとかで、ここだけ残すって変じゃないか?

 それと、この煙突は煉瓦を焼く窯場の直接の煙突じゃ無い気がするんだ。

琴音アイコン小.jpgなんでさ???

菅原君アイコン小.jpg煙突下のあんな狭いスペースじゃピザくらいしか焼けないだろうよw

 この煙突に繋がる窯場が幾つかあったんじゃないかな(排煙や熱調節のための)

 でもなあ・・・こんな平坦な土地で直線の窯場じゃ幾らも煉瓦なんて焼けそうにない気がするんだよな・・・

 別の用途の煙突か(煉瓦の乾燥場の煙突とか)、かなり規模が小さい工場だったんじゃないかと思うんだ^^

琴音アイコン小.jpgここって名前とか分かってんの?

菅原君アイコン小.jpgうん。昭和16年創業と言われる吉村煉瓦工場。つまりは戦前の工場。

昭和24年 工場通覧 窯業 吉村煉瓦工場 旭川桜岡.jpg

(※ これは昭和24年。つまりは戦後間もない頃の全国工場通覧の窯業のページの一部。少なくとも昭和24年は現存したってことですね^^)

菅原君アイコン小.jpgで、いつ廃業したのか調べたがよくわからなかったよ^^;

1975年ごろの吉村煉瓦工場付近.jpg

菅原君アイコン小.jpgそしてこれは1975年頃のこの地域の航空写真だ。

夕実ちゃんアイコン小.jpgわきゃ・・・もう既に煙突しかないですう^^;

菅原君アイコン小.jpg少なくともこれ以前だろうし、恐らく戦後間もなくに廃業してたんだと思うな^^

夕実ちゃんアイコン小.jpgさて、これ以上はもう何も無いと踏んでここから撤退することになったです。

2琴音アイコン小.jpg元来た道を戻るより、向こうに見えるアスファルトまで突っ切るっす!

菅原君アイコン小.jpgまあ~同じ泥濘ならそっちの方が近道だしなw

夕実ちゃんアイコン小.jpgと言うことで~アスファルト目指して畦道を進むとなんと! 

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琴音アイコン小.jpg何?あの車!なんかめっちゃ古そうなんすけど

菅原君アイコン小.jpgかあー!オレもあんまし車に詳しくないが、あれはフォルクスワーゲンのビートルだな!

夕実ちゃんアイコン小.jpg丸っこくて可愛いです~(*´д`*)

2琴音アイコン小.jpgもしかしたら吉村煉瓦工場の工場長の愛車だったのかも!?

菅原君アイコン小.jpgいやいや。たぶん、違法の廃棄物だと思うぞオレは^^;

夕実ちゃんアイコン小.jpgこんなとこに廃棄するなんて・・・(でも何故か味があるです)

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夕実ちゃんアイコン小.jpgやっとこさ綺麗なアスファルト舗装の道に到着。

 そしてみんなで林の中にぽつんと置き去りにされた煉瓦煙突振り返りました。

菅原君アイコン小.jpgなんかさ、こうやって見ると切ないな。

琴音アイコン小.jpg煉瓦構造物を見れるのはめっちゃ嬉しい私だけどさ・・・

 なんか色々と置いてけぼりな煉瓦遺構っすよね・・・。

 一人ぼっちは可哀想っす。

夕実ちゃんアイコン小.jpg私も菅原兄妹と同じように胸がキュッと締め付けられましたです。

 いっそのこと・・・全部撤去してくれたならいいのになあ・・・と。

 

 ---さて

 この後は桜岡駅に戻ることになったですが、

 その短い道中に

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『ねえ~君たち!駅はどっちかね?^^』と、すれ違うオジサマに声を掛けられちゃいました(むしろ後方から追い抜かれる)

菅原君アイコン小.jpg駅は道なりに進んで右折すればすぐそこですよ^^

夕実ちゃんアイコン小.jpg『おお~ありがとさん^^』と先輩にお辞儀したオジサマは私たちの先をスタスタと歩いて路肩にあった車に乗り込んだのです。

 ・・・

 ・・・

2琴音アイコン小.jpgえっとォ・・・結局何なんだったんだろねオジサンw

菅原君アイコン小.jpg分からねえーw まるで蜂でも退治するかのような完全防備だったな^^;

夕実ちゃんアイコン小.jpg地元の人じゃ無さそうですし、不思議な出で立ちでしたですう^^;(他の市や町から依頼された何かの駆除のオジサマ?)

2琴音アイコン小.jpgなあお兄ちゃん!この後はどうすんの???

菅原君アイコン小.jpgふっふっふ。実はこの後はーーー

 旭川駅の周囲には数多く煉瓦構造物が密集する値域が存在するのだ!

 だからそこで煉瓦たちを愛でる☆ そしてその後はホテルにチェックインして、

 この旭川の裏的グルメ『塩焼きホルモン』を食いに行くぞ!ひゃっはー(*´д`*)

2琴音アイコン小.jpgくはー!お兄ちゃん抱いて(*´д`*)

 ・・・

 ・・・

夕実ちゃんアイコン小.jpgと言うことで次回に続きますですう(-_-メ)ムカー

 

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgはい、こんな感じです。

ぎゃる魅.jpgてきとーだなオイw

ちょいのり・サザエさんver1_汗.jpg本当は塩焼きホルモンまで書くつもりが・・・こんなんでも色々調べて書いてたら長くなっちゃったw

 とは言えいかがだったでしょうか^^

うおっか姫1.jpg廃墟はいつ見ても寂しく感じちゃうけど、ここはひと際切ない感じね^^;

ちょいのり・サザエさんver1.jpgなんで煙突だけ残ったのか残されたのか。経緯はまるで分らないけれども哀愁漂う煉瓦煙突だったよ。

 

 さて次回は菅原先輩が言ったように『旭川駅周辺に残る煉瓦構造物』のお話と、

『塩焼きホルモン(塩ホルモン)』です^^

 この店がまたねえ・・・

ぎゃる魅.jpgまさか美味くないとか?

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgうんにゃ。めっちゃうまかったぞ^^

 だがしかしお店の人とフレンドリーになるまで紆余曲折色々あったよってお話です。

 それが気になる方は是非どうぞ^^

 ヒントは『日本ハムファイターズ』『クライマックスシリーズ』『常連客のお店』でしょうか^^

 ではではまた今度!

 


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第875話 四国北岸瀬戸の花嫁編☆観音寺市『君の名は讃岐煉瓦株式会社!?』琴弾公園・讃岐煉瓦株式会社・煉瓦の刻印ほか [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

『どうしても寄りたかったところなんだ☆』

  

 飛び乗った予讃線の車中でお兄ちゃんが私と夕実っちをマジマジと見て言う。

 そんなに重要度高い場所なの?そこって。

 そこも気になるのだけれど、今日の宿泊地もそろそろ気になっていた私っちはお兄ちゃんに聞いてみることにした。 

 なんせ兄ちゃんの昔からの性格か、いつも勿体ぶるからね! 

 サプライズを企んでるのか分からないけど本当いやらしい兄貴だよw 

 

『なあ~?にいちゃーん。そろそろその寄りたいって場所と~、今日の宿地を教えてよ^^;

 こっちはモヤモヤしっぱなしなんだから^^;』

 

 するとニヤリとしてから教えてくれるのです(やっぱりいやらしい性格^^;)

『よくぞ聞いてくれたな我が妹よ^^』

・・・いや、サンライズ瀬戸に乗った初日に既に聞いたんすけど教えてくれなかったんだけど・・・^^;』

『これから向かうのは観音寺市(かんおんじし)だ^^ そこで煉瓦の工場跡を探した後に、新居浜市ホテル泊まる予定ぞ^^

 ・・・

 ・・・

 ・・・!?

新居浜!? もしかしてアソコ!?』

 私は思い出したように声を大きくする。 

『おや?気づいたようだな琴音^^ さすが煉瓦マニアだw

 そのお前が察した場所は、これから行く観音寺市の煉瓦工場と非常に関わりのあるとこな訳さ^^』

  

 私とお兄ちゃんの会話を横目で見聞きしてる夕実っちはハテナマークを浮かべているけどそんなの全然気にしない!(むしろちゃっかりお兄ちゃんの横の席に座ってる夕実っちに成長を見たけどそれもどうでもええ)

 

  

 新居浜かあー!

 だったらいよいよ『あそこに行ける』のかな(*´д`*)

 あそことはどこなのかは私もイジワルなのでナイショっすw

 そこは私の中で『軍艦島』と『???』と共に是非とも行ってみたかった場所なの(*´д`*)

(※ 都合上、軍艦島以外伏せますw)

 第875話 四国北岸瀬戸の花嫁編☆観音寺編!

 引き続き私っちこと、菅原琴音視点で煉瓦工場探索へレッツゴーっす(*´д`*)

第875話・四国北岸瀬戸の花嫁編☆観音寺・讃岐煉瓦株式会社・琴音・もじもじ2.jpg  

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 時間にして1時間半ってとこっすかね?

 私たちは高松駅から観音寺駅へとやってきたっす^^(特急なら50分くらいかな)

 

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『で、お兄ちゃん? この観音寺駅から目的の場所って近いの???』

『う~ん、どうなんだろ?オイラも初めてだしなあ^^; 大体の目的地は分かってるから、駅前の周辺案内図で確認することにしようぜ!』

 

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 駅前の地図を見つけお兄ちゃんが指を指示したのは『琴弾公園』と言う場所だった。

 

『わきゃ?ことだん公園ですかね?^^』

『違うよ夕実ちゃん。ことひき公園って読むんだ^^』

 実は私も、ことだんだと思ってたw へー、ことひきって読むのね。

 っつーか!公園とかポケモンいそうじゃないのさ(*´д`*)

 煉瓦工場跡探索もさることながら、ポケモンの巣じゃないかな!?と私の胸はワクワクが止まらない!

 

 ーーーさて、期待に胸を膨らませるんだけど、まずは近所のコンビニでガソリンを調達する私たち(アルコールとおつまみっす☆)

 なんせほとんど何も食べてないしねw

 では早速歩き出しやしょうず(*´д`*)

 

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『わきゃ?・・・昔のお金・・・ですかね?』

 

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『うは!なにこの寛永通宝だらけの観音寺市!』

 橋の欄干もマンホールも寛永通宝。

 

『なあ~お兄ちゃん。こんだけ江戸時代の古銭の寛永通宝押し(プッシュ)してるってことは、この観音寺市には何か縁があるってことなん???』

『それは・・・この後の楽しみに取っておこうかw』

 なんでまた勿体ぶるんだよ兄ちゃんw

 つくづくそのいやらしい性格に呆れちゃうぜ^^;

 まあでもいつも最後には必ず答え教えてくれるから良しとしようか^^;

 

 ここからはお兄ちゃんを先頭に、スマフォで撮影した周辺地図と地図アプリを見ながら琴弾公園を目指したっす。

 するとーーー

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『わきゃ!? 先輩先輩!そこに煉瓦塀があるですう!』と夕実っちが行く手の先に煉瓦を見つけたのです。

『マジっすか!(*´д`*)』とお兄ちゃんより先に私が近づいてみると確かに古い煉瓦塀♪

 目の前の建物はーーーJA香川県観音寺町支店って書いてあるから農協さんかなあ?

 

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 思わず煉瓦塀を辿っていく私たち。

 

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『わきゃ? この積み方は何て言うですかね^^;見た事ないですう^^;』

『うは!なにこれ? えっと・・・上段は長手積みっすけど・・・

 中段は小口積みで・・・

 下段はイギリス積み?

 なあーお兄ちゃん。なんか滅茶苦茶じゃね?ここw』

『そうだよなあ^^; もしかしたらば元々は下段のイギリス積みだけだったところへ、時代を経て付け足していった煉瓦塀なんじゃないかと思うぞ^^』

 なるほどー。

 よーく見ると下段の煉瓦は風化によってか随分と丸みを帯びている感じがするっす。

 上に行くほど角がある年代の新しそうな煉瓦ちゃんにも見えるっすね^^

 

 私はそれよりもこの古そうな煉瓦塀で囲まれたJAの建物や敷地が気になった。

 元々は別の建物だったとかかなあ?

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 煉瓦塀伝いにJAの敷地を覗き込むと、何か煉瓦の倉庫っぽいのが見えて来たんですけど!?

『お兄ちゃん!お兄ちゃん!煉瓦倉庫っぽくねここ!?』

『だな!この煉瓦塀といい、あの倉庫といい非常に気になるな^^ もっとあの倉庫を良く見渡せる場所がないかもう少し探って見ようぜ!(*´д`*)』

 と言うことで私たちはJAの敷地をぐるりと巡って、煉瓦倉庫に近づける場所は無いかと探し始めるのでしたw

DSCF8669.jpg

DSCF8670.jpg

 ところが中々近づけず・・・

 JAの裏手(むしろ正門横)まで来ちゃった。

 でも小さな小さな公園みたいになってたんですよこれが。

 どうしても身近に見てみたいと公園に入ってできる限り接近してみたらーーー

 

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 ああーん・・・遠いよおー^^;

 残念ながら間近で見るのは叶わずでしたっす。

 後で歩きながらみんなで検索してみたんだけどよくわからなかったっす(昔から農協の倉庫として使われていた???)

 

 

 さて、JAを後にした私たちは民家の間を突っ切って琴弾公園へと向かうことにしたんす。

 大きい道を進むより最短距離で行けそうだったしね^^

 するとそこには幾つかの発見があったの(*´д`*)

DSCF8672.jpg

『わきゃー煉瓦が使われてるお堂があるですよー^^』

 あらやだほんとだ。

 

DSCF8673.jpg

 当然、お堂の煉瓦をチェック!

 古そうな煉瓦だけど残念ながら刻印は無さそう。

 手を合わせてから次へと進みます。

 

DSCF8674.jpg

『民家の花壇の煉瓦もけっこう古そうだぞ琴音^^』とお兄ちゃんが指摘する。

 

 うーん~でもなあー。

 正直言うと民家の花壇煉瓦なんてそんなに古いってことも無いんじゃね?

 せいぜい昭和っすよ昭和w

 っつーことで私は半信半疑で刻印でも探してみることにしたんだが・・・

DSCF8675.jpg

 おや? うーん・・・これって『かき目』とか『ひっかき』って言う、何らかの意図があってつけられた煉瓦の傷に見えるんだけど^^;

 少なくともイマドキ煉瓦には無い(だって不良品と思われて買ってくんないもん)

 あれれ?

 もしかしてそこそこ古いのかな?

 

 半信半疑自体を疑い始める自分が何故かそこに居た。

 

 もしかしたら・・・と花壇煉瓦の表面を更に追っていくとーーー

 ・・・ん!?

DSCF8676.jpg

『お兄ちゃん! 薄っすらだけど刻印ポイのあるんすけどお!』

 なんだろ? 菱形のよーな刻印ぽいけど違うかな???

 

『お~!まさかこんなところで早速見つけちゃうとは琴音も運がいいなw

 これは紛れもなく刻印だよ^^

 これからボクたちが探しに行こうとしている

 讃岐煉瓦株式会社の煉瓦の刻印だ☆』

『讃岐煉瓦株式会社???』

『まあ~本当は煉瓦工場跡地に着いてから琴音や夕実ちゃんに讃岐煉瓦とは何ぞや?を説明するつもりだったけれど、

 ここで名前だしてしまったなら説明するかなw

 まずはこれを見てもらおうか^^』

 そう言ってお兄ちゃんは幾つかの画像を見せながら解説してくれたっす。

 

工場通覧・明治37年版.jpg

『これは工場通覧と言う昔の民間企業の会社名や住所・企業主が乗ってるヤツなんだが(これは明治37年版)

 ここに香川県三豊郡・讃岐煉瓦・明治30年3月って書いてあるだろ?

 そしてこっちも見てもらおうか。

琴弾回廊(讃岐煉瓦株式会社).jpg

 これは今現在の讃岐煉瓦工場のHPの沿革に載ってる設立日だ^^

 この讃岐煉瓦株式会社ってのは明治30年創業にして、今現在も現役の会社なんだよね~』

 へえ~。明治期発足の煉瓦工場なんて全国でも数件しか残ってないはずなのに、今も現役ってすっごいじゃん!

  

 私が驚いた顔を見てニヤリとしたお兄ちゃんは更に話を続ける。

『ただし。今は煉瓦を造ってはいない(はず)

 スーパー銭湯に生コン事業・自動車教習所・分譲地販売など他業種で活躍しているんだ^^

 企業が時代をずーーーっと生き抜くってのはとても大変なこと。それは分かるな?

 煉瓦工場が母体だったとしては希少なくらい成功した(生き残った)会社さんだとボクは思うんだよね。

 しかも讃岐さんは色々な業態を手掛けてもなお、

 讃岐煉瓦株式会社という社名に煉瓦って名前を残してるんだよ^^

 誇りに思ってるんだろうね。オレはそこが粋だと思うんだ☆』

 いつになくアツーく語るお兄ちゃん。

 いや、伝わってくるっすよそのハート!

 

 

 古い歴史のある企業さんは時代に社名がそぐわないと英表記とかに替えちゃったり、

 昔は製造してたけど今は造ってないから名前として変だし社名変更したりするけれど、

 あえてそのまま突き進む讃岐煉瓦株式会社さんって、むしろカッコイイw

 

 

 そして更に更に語るお兄ちゃん。

実はこの讃岐煉瓦株式会社で造られた煉瓦は、あの広島の原爆ドームの建築材としても使われていたのが近年分かったんだ^^

 琴音と夕実ちゃんとボクの三人で、ある意味世界で一番有名な煉瓦建築として見学に行っただろ?

 だからもし四国に皆で来るならば、どうしてもその答え合わせをしたかったんだ^^』

 

 

 そういうことだったのか・・・

 だからお兄ちゃんはここに連れて来たんだね^^

 讃岐うどん食べれなくて二人でむくれてゴメンナサイw

 

『えっと・・・それと・・・もうちょっと話がーーー』

『まだ話を続けるのかよお兄ちゃんw』

『ああ。この讃岐煉瓦株式会社を訪れようとした意味はもう一つあるんだ^^

 それは明日(旅行三日目に)向かう予定の場所にもここの煉瓦が使われてるからなんだよね☆』

『え!? っつーことは東洋のマチュピ・・・にもっすか???』

『わきゃ?東洋のマチュピ・・・って何ですか?気になるんですけど^^;』

 ここで夕実っちがハイハイハイ!と割って入ってくるんだけれど、

『『それは行ってからの、お た の し み ~ w』』と、兄妹ともども秘密だよーって内緒にしちゃったw

『ぶー!イジワル兄妹たちです^^;ぷんすか!』

 夕実っちは拗ねるけれど、これがいつもの私達3人のスタイル。

 確かにイジワルではあるけれど、最後には夕実っちにも目一杯感動してもらいたいからこその流れです^^

 だって純粋な彼女は本当に感動感激してくれるから、私たち兄妹はそれを見たいのもあるんだもん☆

 

 さあー!今回、お兄ちゃんがセレクションした旅路の意図がようやく見えて来たっす^^

 っつーことは今日は讃岐さんの工場跡地を見つけて何か痕跡でも見れればいいかなってことね(*´д`*)

 目的も分かったことで私の足取りは随分と軽くなり俄然先へ先へと歩むことになったのだ。

 

DSCF8677.jpg

DSCF8678.jpg

 路地をぐるぐるしているとーーー(地図があるのに迷ってますw)

 高松地方裁判所観音寺支部の外壁煉瓦ちゃんに会えた。

 でも古いか新しいか分からない感じいー^^;

 そしてその目の前にはーーー

DSCF8679.jpg

DSCF8680.jpg

 財田川と言う河川が見えてきましたっす^^

 

 ここでお兄ちゃんが川向こうを見ながら言う。

『この財田川を越えた対岸が琴弾公園かな^^ そして工場跡地だったらしい場所は琴弾公園の縁にあったそうだよ^^』

琴弾公園周辺地図.jpg

 なるほど。どうやらゴールは近いらしい。

 では早速サクサクと向こう側へ行こうと私は歩き出すんだけど、

 どーも他の連中はこの近辺が気になったのか動き出さないのです^^;

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『おおー! 官許拝借地の標石なんてオレは初めて見たぞー(*´д`*)』とお兄ちゃん。

 なんでも政府無償提供地と言う無償で町人に土地を貸与していた範囲を示す標石なんだそう。

 

DSCF8682.jpg

 見れば明治二十二年四月どうのこうのと刻まれていたっす。

 明治政府が『ここは自由に使ってええで。銭も取らんから安心しーや^^』と、船の出先として町人に使ってもらってたみたい。

 

DSCF8686.jpg

『こっちは何だろうな!(*´д`*)』と、またもやお兄ちゃんが橋の袂にあった物体に興味を持つ^^;

 めんどくさいなー・・・と言いつつも私ものぞき込む。

 
 

DSCF8687.jpg

 うーん・・・なんだろ?これ。

 コンクリ?に取り囲まれた木の中に、何か文字が刻まれてるんすけど読めない^^;

 この橋の名前とかなのかな???

 

『ねえ~お兄ちゃん。これ読める???』

『うーん・・・擦れ過ぎて読めないな^^; この目の前にある橋は琴弾橋と言うんだが・・・

 もしかしたら琴弾橋って書いてあるのかもしれないな^^

 

 ちなみにこの橋は、昔はレンガ橋って呼ばれていたそうだぞ☆

 とは言っても煉瓦造りの橋では無かったそうなんだがなw』

 何い!? 煉瓦!ってキーワードに一瞬心躍ったのに別に煉瓦の橋じゃねーのかいw

 何でもお兄ちゃん曰く『この橋を渡った先に煉瓦工場があったから、レンガ橋って地元の人に言われていた』ってだけみたい。

 ちょっとガッカリだなあーと思ってたら、

DSCF8688.jpg

『わきゃきゃ!? あそこに煉瓦が見えるですよ!^^』と夕実っちが財田川の護岸壁に煉瓦を発見したから

『『ええっ!?マジでΣ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)』』と、お兄ちゃんと共にびっくら。

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『ぐぬぬ・・・オレはてっきり地元の人が煉瓦工場の近くの橋だからとレンガ橋と名付けたんだと思っていたが・・・

 何かしら煉瓦が護岸に使われてはいたのかもしれないな^^;』とお兄ちゃん。

 

 橋ではないけれども護岸を支える控え壁部分に煉瓦が存在した。

 しかもチョコンと後付けでのっけたと言うよりも、モルタルがかぶさっていて剥がれてしまったような感じ。

 レンガ橋は愛称だったかもだけど、

 もしかしたら護岸壁にはかつて煉瓦でも使用されていたのかな?

 思わぬ夕実っちの発見に、みんなしてワクワクしたのです(*´д`*)

 

 

DSCF8690.jpg

 さあー!行きやしょう。

 元・レンガ橋のその向こう側へ!

 

DSCF8691.jpg

 そこから見える川面のキラキラは夕刻も迫っていたせいか長く長く河口付近まで光の道を造っていました。

 

DSCF8692.jpg

DSCF8693.jpg

 レンガ橋を渡り切って琴弾公園入口にやってきた私たちを迎えてくれたのは、眼光鋭い猫ちゃんでした(*´д`*)凛々しい子だねえ~

 

 

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 途中、市立老人憩の家琴陽館と言う福祉センターの敷地内に、財田川にかつて架かっていた旧・河川橋の親柱なんかもあったっすよ^^

 

 

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 さて、お兄ちゃんが地図を見ながらも先導し、やってきたのは財田川の河口付近に広がる住宅地?っす^^

 

 

DSCF8696.jpg

『わきゃ? 讃岐煉瓦㈱って書いてあるです!』

 あ!ほんとっすねマジで!

 

 

DSCF8697.jpg

 周りを見渡すと空き地が広がり、

 その中に区割りされた立て看板がたくさんあった^^

 

 ここで兄ちゃんが『恐らく~・・・』と言いながらスマフォの画像を私たちに見せるのでした。

昭和50年代観音寺付近.jpg

『これは昭和50年代の財田川河口部の写真なんだけど、よーく見てごらん?

 今ボクたちが居るのはこの写真だと、恐らくーーー

 この工事現場みたいな建物の無い敷地のど真ん中じゃないかな^^

 右手には長い屋根が見えるよな?

 たぶんこれは讃岐煉瓦さんの煉瓦工場主屋だと思うんだ。

 と言うことはだよ?

 元々自社の敷地だった場所を分譲地販売として切り売りしてるんだろうね^^』

 

 なるほどね。余った土地と言うか寝かしておくだけじゃ生産性も無いので分譲地販売に踏み切ったわけっぽいっすね。



 

『じゃあ・・・こんだけ宅地用に整地されちゃったら痕跡も何もないんじゃね?お兄ちゃん^^;』と突っ込みを入れるんだけど、

 ここで空気をまるで読まない夕実っちが素敵な茶々を入れるのだ。

DSCF8722.jpg

『ねえねえ琴音っち。道端に煉瓦が結構落ちてるですよ?^^』と、彼女は私とお兄ちゃんに拾い上げた煉瓦片を見せてきたのです。

 ・・・

 ・・・

 ・・・

『『夕実ちゃん(夕実っち)!!! それ刻印付きだよ!!!Σ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)』』

『わきゃ?刻印^^? 

 ・・・

 ほんとだΣ(◎_◎;)』

 なんとびっくら、夕実っちは偶然にも刻印付きの煉瓦を拾い上げていたのです^^;

 

『宅地用に整地されたとは言え、結構むかしの痕跡が残ってるもんだな^^; 夕実ちゃんお手柄だぞ☆』

『えへへー(*´д`*) なんだかわかりませんですが褒められたー☆』

 これは思わぬ発見。

 夕実っちは道端に戻したけれど、私はコッソリっとそれをゲットしたのはナイショっすw

(超ォー丁寧に洗って部屋に飾ってあるよんw その画像は次回に出てくる。もっとクリアーになってね^^)

 

 ーーーさて、

 分譲地の道端に転がる煉瓦片などを捜索しつつも財田川河口部へとやってきた私たち。

DSCF8698.jpg

 何か向こうに見えるけれども、それは後にして

 とりあえず海を見ることにした。

 

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 瀬戸内海が目の前に。

 煉瓦を運び出すにはもってこいのロケーション。

 もしかしたらばここから海運で対岸の広島の原爆ドームのに使われた煉瓦が運び出されたのかもね^^

 

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 さてと、

 お兄ちゃんが見せてくれた昔の讃岐煉瓦さんの写真を見ると、どうも海沿い目一杯まで讃岐さんの土地だったぽい。

『ここまで来たなら防波堤伝いにここら辺をしらみつぶしに調べてみようぜみんな^^』と言うお兄ちゃんに誰も異は唱えない。

 っつーことで、レッツ!讃岐煉瓦・元工場跡地の痕跡探しリスタート!(*´д`*)

 

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『わきゃ? なんか煉瓦が使われている建物があるですよ???』

 さっき遠目に見えていた建物の近くまで来ると、煉瓦が使用されてる建物もあったのです。

 

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 先へ先へと進めば建物の裏手に『琴弾回廊』と言うスーパー銭湯の看板があったっす^^

『なあー・・・お兄ちゃん。ちょっと聞いていいっすかね^^;』

『あ?何だ?』

『えっとさー、防波堤と建物に挟まれたこんな裏路地にデカデカとこんな看板あったって誰も見ないと思うんすけどw』

『だよなw オレもそう思うぞw

 まあ~それは置いて置いて、

 この琴弾回廊って銭湯も、実は讃岐煉瓦株式会社が経営する建物なんだよ^^』

 えっ!? 

 つーかそうだよねー普通に考えてさw

 

 そう。この琴弾回廊もまた讃岐煉瓦株式会社の系列だったわけっす^^

 讃岐さんマルチ経営やね~♪

 

 流石に新しそうなスーパー銭湯っす。

 ここには煉瓦工場の痕跡なんて無いだろうと思ってたらば・・・

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 建物の土台部位にゴロゴロと煉瓦片が散乱してやしたっす^^;

 ・・・痕跡ってあるもんすねw

 

 さてここからがパラダイスだったのです(*´д`*)

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『わきゃ!煉瓦塀が見えて来たですよ!(´▽`*)』

 琴弾回廊をぐるりと回り込んだところで、目の前に煉瓦の塀が見えて来たのです(*´д`*)

 

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『なあ~お兄ちゃん!この低い煉瓦塀に囲まれた一画も讃岐さんに関係あるのかな? 見たところちょっと古い感じの平屋の集まりだけど^^』

『そうだなあ。昔の地図と比べてみると、工場跡の脇に同じような区割り・同じような平屋があるぞ^^

 恐らく社宅とか従業員居住区だったんじゃないかな^^』

 なるほどっす。私もその線がかなり濃厚な気がするっす^^

 そしてそれがほぼ確信に変わるーーー

 

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『わきゃ?ねえねえ先輩見てください! この平屋たちの横のマンションに讃岐煉瓦株式会社って書いてあるですよ!』

『どうやら確定みたいだな琴音^^ 今はマンションとか様変わりしてはいるが、ここらへんの土地は讃岐さんの土地であり、従業員の居住区跡地なんじゃないかな。

 そしてこの煉瓦塀は当時の名残りそのものだ^^』

 へえ~宅地を用意して従業員を抱え込んでたなんて、相当大きな工場だったんすね^^

 っつーかマンション建てても煉瓦塀撤去しないところが素敵(*´д`*)

 

『さていつもの行きやすかみんな(*´д`*)』

『『ラジャー!琴音隊長(^^ゞ(^^ゞ』』

 せっかく目の前に腰の低さの煉瓦塀があるのに刻印探しをしないわけにはいかないっすw

 ということで戦闘開始っす(*´д`*)

 

 ・・・ところがどっこい!

『わきゃ・・・意外と見つからないですね^^;』

『塀の上部はモルタルがかぶさってて見える部分が意外と少ないな^^;』

 そうなんす^^;

 ところどころモルタルが剥げていて煉瓦の平面が露出してるんだけれどー

 思ったようには見つかんなかったっす^^;

 しかも一応人家だし、遠慮しながら見ないと通報されちゃいそうだしねw

 

 これはダメか・・・と思い始めた頃、

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『おい琴音!ここは家も無くて煉瓦が剥き出しだぞ!』

『うは!マジか(*´д`*)』

 なんと今現在は野ざらしの駐車場となってる場所に、煉瓦の平が剥き出しの煉瓦塀があったのです(*´д`*)

 これは俄然燃えてきたっす(炎д炎)ぐおおー!

 そしてついにーーー

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『うおおおおー!讃岐煉瓦株式会社の煉瓦刻印ゲットっすううう~(*´д`*)』

『ここは沢山見つかりそうだな琴音w 他にも探してみるか^^』

 やっと見つけた煉瓦刻印ちゃん☆

 とは言えもっと状態の良い刻印は無いかと皆で手分けして探した。

 

 そしたらあったよ!ありやした!

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『わきゃー!クッキリハッキリの刻印見つけたよ(*´д`*)』

 先に夕実っちに見つけられちゃったのがちょっと悔しいけど(いやかなり屈辱)

 これほどまでに完璧に打たれた煉瓦刻印は滅多に見れないので非常に私、大歓喜っす(*´д`*)

(しかも野ざらしだからね!)

DSCF8715.jpg

『駐車場になってるこのスペースも昔は何かしら建物が建ってたんだろうね^^』とおにいちゃん。

 よく見れば煉瓦塀の内側に控え壁(壁を支える補助的な柱)

 道路側には控え壁を造らないから建物が内側にあったんでしょうね^^

 

 さて充分収穫を得た私たちは琴弾回廊にもお邪魔してみることにしたっす^^

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(駐車場脇の鬱蒼とした木々の中には一風変わった煉瓦塀のお宅もありました)

 

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『わきゃ~今日は結構汗かいちゃいましたですう。当然温泉に入っていくんですよね?先輩(*´д`*)』

『ん?あーゴメン夕実ちゃん^^; 本当ならひとっ風呂浴びていきたいところなんだが・・・

 新居浜行きの電車まで残り30分くらいしかないんだよ^^;』

 え?30分!?

『ちょちょちょちょ!お兄ちゃん!私達って駅から20分くらいかけてここまで来たんだよね?』

『そうだな^^』

『んじゃー!ぜんぜん時間ねーじゃねーかw

 なんともはや・・・

 相変わらずお兄ちゃんの旅行プランは忙しない^^;

『とは言ってもちょっとだけ観光していくつもりである^^ だからここからは駆け足で行くぞ!(*´д`*)』

『『マジですかあー・・・Σ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)』』

 嘆く私と夕実っちに気も留めずに走り出すお兄ちゃん。

 ここからは超絶ロケットダッシュでとんぼ返りでした^^;

 

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(琴弾回廊の事務所には、きっちりと讃岐煉瓦株式会社の社名がありましたよ^^)

 

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『おー!たぶんここだ、ここを抜ければ観音寺市の有名観光スポットだと思うぞ^^』

 黙々とお兄ちゃんについて行ったらば、なんか松林みたいなとこに来ちゃったんですけど、

 ここに一体何があるっつーんだよおう^^;

 

 その松林を抜けるとーーー

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『わきゃ!? な、何ですかここは???(◎_◎;)』

『砂浜・・・にしちゃ、随分でこぼこしてるっすけど・・・砂丘とか?お兄ちゃん^^;』

『いやいや、砂丘じゃないぞ^^

 ここはーーー

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 銭形砂絵って言う超巨大な砂絵だ^^

 観音寺市きっての有名観光地。

 なんでこんな巨大な砂絵を描いているのかはーーー時間もないし諸説あるので割愛するぞw』

 いやそこ説明してよお兄ちゃん!w

『時間があれば、ボクたちの後ろにそびえる山に登って綺麗な寛永通宝の砂絵が拝めたんだが、

 もう時間も無い!走るぞ!w』

 

 正直時間があっても体力も尽きかけてたし(ごはん食べずに歩きっぱなし)

 たぶん展望台には登らなかったと思うんすけど、ちょっと残念すね^^;

 ちなみに上から見るとこんな感じっす↓

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 さて無事に新居浜駅まで帰ってこれましたw

 お兄ちゃん曰く『これを逃すとかなり遅い到着になっちゃうんだ^^;』とのこと。

 

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 乗り込んだのはJR四国の主力特急列車『しおかぜ』っす^^

 うは!ちょっとかっこいい車内っすね☆

 ちなみに電車賃はお兄ちゃんに奢ってもらったよ(*´д`*)

 

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『うがー!もう流石にお腹減りすぎてダメだー!(>_<)』

『わきゃあ・・・お弁当買うですう!(ガルル・・・)』

 すっかり腹ペコリンな私と夕実っちが、電車内で食べようとコンビニでお弁当買おうとしたらお兄ちゃんに制されたのです。

『ここまで来たら、めっちゃ腹を空かせて新居浜市でガッツリ飯を食った方が死ぬほどうまいはずだ^^

 だからビックカツとガソリンで飢えをしのげ(・´з`・)』

 いやそうだけどさあ・・・なんでビックカツなのよ^^;

 食べかすボロボロするから電車内ではいい迷惑だよねw

 

 さあ色々あったけれど島旅にポケモンGOに煉瓦刻印ちゃんと、素敵な一日だったっす(*´д`*)

 夜ごはんも楽しみだなあ。

 そしていよいよ明日、

 私は日本なのに日本じゃ無いような憧れの場所に行けるらしい。

 今からワクワクが止まらない。・・・寝れるのだろうか?

 いや、寝ないと二日間寝ないことになるw(サンライズ瀬戸では寝てない)

 だから頑張って眠ることにしようと思った、

 四国北岸瀬戸の花嫁編二日目の私でしたっす^^

 

 

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgここまで読んでくださりありがとうございました(*´д`*)

 観音寺市に残る煉瓦工場跡地の痕跡探しいかがだったでしょうか(え?ツマラナイって?w)

 次回はいよいよ東洋のマ・・・とか言うところですw

 長いので3部作くらいに刻んで記事にしたいと思ってますが・・・

 北海道シリーズもスタンバってるからやっぱり長文となることをお許しくださいw

ちょいのり・寝る・サザエさんver.jpgではではまた今度お会いいたしやしょうず(*´д`*)


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第857話 利根川煉瓦ものがたりっ!フレンドリーパーク下総編!『130年ぶりの煉瓦の里帰り!?』源田河岸跡・フレンドリーパーク下総・犬吠埼燈台の煉瓦ほか [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

『わきゃ?煉瓦の里帰り?それってどういうことですか???』

 琴音っちに聞きなおすと簡単に教えてくれた。

 犬吠埼燈台の煉瓦の一部が、煉瓦を焼いたとされる下総地区高岡の資料館へと寄贈されたとのこと。

 その実130年ぶりの里帰り・・・びっくりですね^^

 ではでは時間も押してるとのことでさっさと滑河駅方面まで歩っちゃいましょうです。

 第857話、引き続き私こと石廊崎夕実視点でお話は進みますです~(*´д`*)

2016・かんなみ猫おどり告知・夕実ちゃん・ブログ用.jpg 

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 ちなみに元々安西地区あたりに煉瓦工場があったらしいってことで河川敷まで出向いてみたところ、特に何もありませんでした^^;

 琴音っち曰く『かつて利根川流域に存在した煉瓦工場や河岸は利根川の底になっちゃってるんすよね~^^』ってことらしい。

 えっと・・・それって煉瓦工場跡を探りに来た私たちの目的全否定じゃん^^;

 そう琴音っちに抗議すると、

『私最初に言ったよ?探すじゃなく歩ってみたいって^^』だってさー^^;(前記事冒頭で言ってます)

 そんなん言葉のあやじゃんかー。

 まあ・・・気を取り直して進みましょう。

 ここからは一旦堤防から降りて地区の中を散策しましたよ^^

 

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 わきゃ?川も無いのに石橋がありました^^

 

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『ねえねえお兄ちゃん、なんて書いてあるんすかね?』

『よ・・・読めねえ・・・^^;』

 

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『わきゃ~!こっちは読めますです。新川橋って書いてあるですね^^』

 後で琴音っちが調べたところ、昭和8年5月竣工のコンクリ橋なんだそうですう。

 現在の新川はすぐ横です。整備されたときに元々の川は埋められて橋だけが残ったみたいですね^^

 

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 地区の中を歩いて行くと、瓦屋さんなんかもちょくちょく出くわしました。

 元々この安西地区を含め利根川流域は瓦業を営む方たちが多く、煉瓦業に鞍替えした方たちもまた多かったそうですね^^

 

 さて再び利根川の土手沿いに進みますです^^

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 ここで『はいガソリンっす(*´д`*) みんな頑張ろうね☆』と、琴音っちに缶チューハイを手渡された私たち^^;

 少しぬるいけれど美味しかったですう。

 利根川から吹き上げる心地よい風に吹かれつつ、土手をのんびりお散歩です^^

 

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 そして向こうに大きな橋が見えて来たところで琴音っちが河川敷を指さしたのです。

『あの大きな橋のある付近が元々源田河岸(もしくは原太)って言う犬吠埼燈台の煉瓦を焼いた煉瓦工場があったとされる場所らしいんすよ^^

 じゃあ~いつもの今昔マップさんを見てみようっす皆^^』

 そう言って琴音っちはスマフォの画面を開いたのです。

明治大正期滑河付近.jpg

 これは明治大正後期のここらへんの地図っす^^ 

 そしてこれが↓、現在の利根川の流路を重ねたものっす』

明治大正期・現在との比較.jpg

『わきゃ!目の前の河川敷の半分は利根川になっちゃってるですう(゚д゚)!』

『これじゃ~工場跡探すどうのこうのじゃねーな~琴音よw』

『そうなんすよね^^ ちなみに明治初期に造られた工場は明治初期で役目を終えてるので、この明治大正後期の地図には煉瓦工場の記号も記されてないっす^^』

 

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 さて常総大橋ってとこまで歩いてきましたです。

 

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 彼女曰く『この常総大橋の手前側じゃなくって、こっちの下流側の河川敷に煉瓦場があったんじゃないかなあ~^^』とのこと。

 古い地図だと上流部は猿山と書いてあり、下流部が高岡。

 詳しくは分からなかったそうですが、この近隣なのは間違いがないようですね^^

 

 さてここで再び琴音っちからの提示がありましたです。

 先輩と共に彼女のスマフォをのぞき込むとーーー

広報なりた・犬吠埼燈台.jpg

 またもや広報なりたでしたw

 

『いやあ~だってこの広報誌は便利っすよw 結構詳しく成田市の煉瓦のこと書いてあるっすからね(*'ω'*)

 で、この広報なりたには、この成田市高岡にあるフレンドリーパーク下総の資料館に里帰りした煉瓦ちゃんがあるって書いてあるんすよ^^

 っつーことで早速行きやすぜ(*´д`*)』

 まだ歩くのかーと思いましたが、もうそこまで遠くないらしい。

 ではでは行きましょうです^^

 

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 土手を下り真っすぐに地区内へとやってくると、水路らしきものが見えてきましたです。

 

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 彼女曰く『この猿山と高岡の間を流れる境川は、かつて水運として使われていたんだと思うっす^^

 かつてはって言うのは、今はところどころ暗渠になってて船が利根川まで出られないっすからねw』

 歩いてみると運河みたいな場所がいくつも。

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 お堀に囲まれた弁財天さまもありましたです^^

(明治以前は高岡藩井上氏の陣屋の外堀だったかもです) 

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 さてさてようやくフレンドリーパーク下総まで到着ですう^^

 運動公園や市役所のあるこの施設内の端っこに資料館があるそうです(まだ歩くのか!)

 

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 まるでお城跡だったんじゃないのかと思うくらい結構な起伏。

 途中、つり橋を渡ると目の前に見えてきましたよ!

 やっとゴールと思い先輩と共にせかせかと近づくとーーー

 

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『『おおーい!休館日じゃねーか!』』(-_-;(-_-;)

『まあまあ心配しないでよお兄ちゃん・夕実っち^^ 私たちの目的は資料館じゃないっすから^^

 ほら、すぐ脇にあるよ!』

 そう彼女に促され、この施設をキョロキョロと探し出す私と先輩。

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『このポンプ車みたいなやつか!琴音』

『それじゃないし!』

 

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『ああわかっちゃったですよ琴音っち!この機械のオブジェみたいなのでしょう(*´д`*)』

『そういうボケはいいからw 

 私たちが目指した物それは!

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 この資料館脇に転がってる煉瓦ちゃんなのだ(*´д`*) 

 これこそズバリ、犬吠埼灯台から130年ぶりに里帰りした煉瓦ちゃんなんすよ~(*´д`*)』

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『ほ~なるほどな。わざわざコレを見るためにここまで来たのかw なあ~でも琴音よう、灯台に使われていたならばこんなにカクカクしてなくねーか?

 どちらかというともっと流線形じゃないと^^;』

『いい質問っすお兄ちゃん。たぶんこれは燈台の基礎部か附属する官舎の建材の一部だと思うよ^^』

 そして彼女は饒舌に犬吠埼燈台と高岡について語り出しましたです^^

犬吠埼燈台史より抜粋.jpg

『千葉県銚子市の犬吠埼に燈台が建てられたのは1874年(明治7年)でございやす^^

 日本の洋式灯台としてはそこまで初期の物ではないっすけれど、煉瓦燈台とすると屈指の高さを誇る燈台でもあります(第2位)

 さて、灯台と言ったらブラントンさんってくらい、明治の洋式灯台は彼にお世話になったとです。

 ここも当然ブラントンさんが関わってくるんすが・・・

 使用する建材。つまりは煉瓦ちゃんをどうするかでブラントンさんと日本の技師はもめたんです。

 その人とは中沢孝政さんと言う内務省の土木技師さんでした。

 日本の煉瓦はまだ未熟ってことでブラントンさんは輸入煉瓦を使いたかったんすが、

 良い煉瓦土探して来っからちょっと待ってろよ!と中沢さんに言われ、

 彼は見事立派な土をゲットし、19万3000余の上質な煉瓦を焼きあげたんす^^

 ブラントンさんが『うむこれなら!』と納得したのも頷けると思いますぜ?

 だって大規模な補修なく130年もの間堅牢な燈台がそこにあるんすからね^^

 二人の技師のプライドの結晶が犬吠埼煉瓦燈台なんす(*´д`*)

 そして煉瓦ちゃんの土とその煉瓦が採取され焼かれたのがこの高岡の源田河岸なわけっす^^』

 

 いやあ~琴音っちが煉瓦にドはまりしてるのは重々承知でしたけど、随分と調べ込んだものですね^^

 そういうとこだけは尊敬しちゃうかもですうw

 

 うんうんと感心している私。

 でも先輩はどうやら違ったようでーーー

『なあ琴音よ。歴史背景は分かった。うん、よくわかったぞ^^

 でもお前が本当に気になってるのはーーー煉瓦の刻印の有無だろ?w』

『さすが兄ちゃんw 痛いとこつくねーw

 そう、私はズバリ煉瓦の刻印が見て見たいの^^

 勿論その為なら煉瓦の裏側にある歴史も調べるけれど、

 あるのかないのか?見つけられるか見つけられないか?っつーー宝探しみたいな刻印探しが大好きだからね(*´д`*)』

 なるほどねー。わかるようなわからないようなですけど^^

 ここで一応、私は聞いてみることにした。

『ねえねえ琴音っち。この高岡の煉瓦にも刻印ってあるんですかねえ?』

『うーん・・・刻印と言うか犬吠埼燈台で使用された煉瓦の幾つかには煉瓦の平面が凹っとへこんだ煉瓦なんかがあったらしいんすよ(国立国会図書館調べです!)

 でももしかしたら~刻印的な物も残ってるんじゃないかと思ってここまで来たっす^^

 じゃあ~皆も付き合ってチョ(*´д`*)

 レッツ刻印探しい~☆』

『『あいあいさ~!』』

 かくして民俗資料館前に里帰りしてきた犬吠埼燈台の煉瓦ちゃんの調査がスタートですう^^

 

DSCF7449.jpg

 さて見れる部分と言ったらほんとにちょっとですう^^;

 手分けして探すまでもないですよねw

 

DSCF7450.jpg

『お兄ちゃんこれは!』

『いや傷だろw』

 

DSCF7451.jpg

『おい見て見ろよ琴音、煉瓦の面に小石が混ざってるぞ。利根川の砂利かもしんないな^^』

『刻印じゃないから別にどうでもいいっす^^;』

 

DSCF7452.jpg

DSCF7453.jpg

 台座の下に散らばっている煉瓦片なんかも皆で覗き込みましたです^^

 琴音っちに至ってはしゃがみこんで裏側まで見ていたけれど^^;

 

DSCF7454.jpg

『なあ~琴音。こうやってじっくり見ると、汚れと言うか煤けているようにも見えるな^^』

『なんすかねこれ。焼き過ぎ煉瓦で黒っぽいわけじゃなくって明らかに後から黒くなっちゃったみたいっすね。

 灯台で火を焚いて煤けるとかあんのかなあ?』

 

 この時は先輩すらも答えが分かりませんでしたが、

 かつての洋式灯台は火を焚いて照らしていたそうです^^

 灯台守さんが常駐して、その煤を払ってたんですね☆

 だけど、それとコレが直接結びつくのか? それが答えなのか? と言われると分からないって先輩と琴音っちは言ってたけれど。

 

DSCF7455.jpg

 結局、刻印どころか文献にあった煉瓦の面が凹んだ煉瓦すらも無かったようです^^;

 でもーーー

『しょうがないっす^^ 刻印あれば勿論発狂するけど、無いからって発狂しないっすw

 簡単に見つかるならそれはツマンナイしね☆』

 と、琴音っちは遠くを見て言った。

 

『ほんとはどうなんですか?うへへへ』と突っ込んだらデコピン喰らったですう(いたあーい^^;)

 私・・・あんたの一個上の先輩なんだけどなあw

(でも幼馴染の特権?とでも言いますかね^^;)

 

 さて、この後はどうするのかと疑問に思った私はおでこを擦りつつも彼女に聞いたのです。

 

『この後? うーん・・・この後は成田駅まで電車で行って、ちょこっと煉瓦遺構を見て帰るつもりっすよ^^』

 彼女がそう答えるなり菅原先輩の突っ込みが入った。

『ちょっと時間ギリだけど、成田駅からの帰り道に途中下車するからな!^^;』

 

 ああそうだすっかり忘れてましたですw

 妹に見せたいとこがあるって菅原先輩言ってたっけね^^

 ・・・そこはどんなとこなんでしょうか?

 それもとっても気になりますです。

 

DSCF7456.jpg

DSCF7457.jpg

 そんなこんなで滑河駅までやってきましたです^^

 ここから向かうJR成田駅の近所の煉瓦ってどんなとこ?

 そして先輩が途中下車してまで琴音っちに見せたい場所って何なの?

 次回、成田市街の煉瓦遺構編ですう~(*´д`*)

 

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgここまで読んでくださりありがとうございました^^

 タイトルバック画像が『かんなみ猫おどり』の使いまわしなのは許してください。

 我が地元の祭りのアピールだし番宣(番組宣伝)だかんなw

(※ 次回はキャラを変えて、やっぱり猫おどりの番宣です!)

ちょいのり・サザエさんver1.jpgさて、犬吠埼燈台を形作った煉瓦ちゃんを追い求めてやってきたのは成田市高岡でした^^

 正直、130年ぶりの里帰り煉瓦ちゃんが資料館脇に無ければ痕跡と言う痕跡なんて皆無だったわけです。

 刻印は無かったけれどそこまでの道中も含めて楽しいお散歩でしたよ☆

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpg今回はそもそもの根幹である犬吠埼燈台へとは行かなかったけれど、当然答え合わせをしに行く予定ですからあしからず^^

 では次回はJR成田駅のご近所煉瓦ちゃんです^^

 そこで撮影した写真は10数枚。

 でも色々と歴史背景膨らませて結局ながーい記事になっちゃうのかなw

(3話構成のつもりでいたけれど、どうやら4話になりそうね^^)

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgではではまた今度お会いいたしましょうず(*´д‘*)


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第856話 利根川煉瓦ものがたりっ!安西編『安西先生!煉瓦が・・・したいです!』安西煉瓦・矢口スーパー堤防発祥の地・根木名川排水機場煉瓦遺構ほか [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

『今年は千葉県の煉瓦ちゃんを攻めるっすよ!(*´д`*)』

 えーーーっ!?

 今年って、もう6月だよ!?琴音っち^^;

 いっつもいっつも思いつきなんだからー^^; 

 とは言え『なぜ急に千葉県の煉瓦ちゃんなの?』と聞いてみるとーーー

『いやね?ネットのお知り合いのJhonさんの記事に、千葉県の犬吠埼燈台にはいっぱい煉瓦ちゃんが使われてるって知ったから、それを急に突き詰めたくなっちゃったわけっすw』

 ふむふむなるほどです^^

  

 ーーーそして続ける琴音っち。

『千葉県てさ、私たちの住んでる埼玉県の隣の県だけど意外とアクセス悪かったから躊躇してたんす^^; 

 でももうそんなこと言ってらんないよね! だって沖縄だって北海道だって行っちゃう私たちなのにそれはないでしょーっ!ってとこっすかね^^』

 ううう・・・確かになんだかんだで南に北に西に東にと彼女に煉瓦旅へと付き合わされた私だけれども、

 ご近所である千葉県へは非常に少ない。

 埼玉県と隣接する栃木群馬東京は結構出向いているのにね^^

  

 ん?

 むしろ廃村サークル活動としては一度も行ってないんじゃないのかな?

(※ 厳密に言えば『千葉館山の軍事遺構編』がありますが、恐らくそれだけ。)

 

『で、今回はどこに行くですか?琴音っち』

『実はっすねえ~その犬吠埼燈台の煉瓦を焼いたとされる工場跡を歩ってみたいんすよね^^

 ズバリ目指すは千葉県成田市!

 つっても成田市中心街じゃなくって利根川流域っすけどね^^

 その利根川流域の河川敷は昔、

 煉瓦を焼く工場がたくさんあったらしいんす!(*´д`*)』

 

 千葉県と茨城の県境を流れる利根川は煉瓦工場が多かった?

 第856話、私こと石廊崎夕実視点で利根川煉瓦ものがたりスタートですう~^^

2016・かんなみ猫おどり告知・夕実ちゃん・ブログ用.jpg 

『なんだよお~オレも休みだし連れてけよー(*´д`*)』

  

 琴音っちと成田市へと向かう前日の夜、

 私は琴音っちのアパートで彼女と一緒に飲んでいたのですう。

 そこに彼女のお兄ちゃんである菅原先輩がやってきた(私、大歓喜☆)

 結果、

 今回はお仕事がお休みである私の憧れの先輩と共に煉瓦工場跡探しへの旅路になったとですう(*´д`*)ウヒョー!

 

『で、琴音? 千葉の利根川流域には明治大正にはいくつも煉瓦工場があったのは知ってんだが、どこに行くんだ?』

『まずは~犬吠埼燈台の煉瓦を焼いたとされる千葉県成田市下総地区高岡に行こうかなあ~って思ってるっす^^

 でもその近くの安西地区とかにも煉瓦の遺構が点在してるらしいんで、そこにも寄るよ☆

 その後は成田市中心街に残る煉瓦遺構を見物してから帰ろうかな~なんて思ってるっす^^』

  

 ううう・・・千葉県の地理にさっぱり疎い私は琴音っちの会話にさっぱりついていけない^^;

 

 そんな私を見てか、

 菅原先輩は妹の部屋からすんなりと地図帳を見つけて私に

『ここと、ここらへんに行こうと思ってるんだよ夕実ちゃん^^』と

 優しく示してくれるのでした(やっぱ先輩やさしくて好き過ぎです!)

 

『なんで私の部屋を網羅してんだよ兄ちゃんw』

 と、琴音っちがプライベートを抗議するんだけど、 

 先輩から返ってきた言葉はソコではなかった。

  

『それだけじゃ・・・足りねーな琴音^^』 

『『えっ?』』(;゚Д゚)(;゚Д゚)??? 

 何が足りないのかさっぱりわかんない私と琴音っちはハテナマーク。

 

 そんな私たちには構わずに先輩は勝手に続けた。

『オレにも寄り道させてくんない? そこはオレが是非一度行ってみたかったとこだし、そしてお前(琴音)が今回求めている利根川流域の工場でかつて焼かれた煉瓦遺構でもあるんだ^^

 理に適ってるだろ?

 実際目にしたとこじゃないけれど、きっとお前のハートを鷲掴みしちゃうと思うんだけどなあ~w』 

『そんだけ兄貴が言うなら見てみたいし寄ってみたいよー(*´д‘*)オニーチャーン』

 

 と言うことで今回は菅原先輩が気になってた場所にも寄ることになったですう^^

  それだけ言われちゃそこまで煉瓦に興味ないダメダメ廃村サークル(煉瓦遺構サークル)現部長の私も気になっちゃいますね(*´д‘*)

 この後はお酒が足りなくなったら近所のコンビニに買い出し~!なんてなことを繰り返して夜を過ごしたわけですう^^

 その結果・・・

『おい!もー昼じゃねーか!ダッシュで駅まで走るぞ!^^;』と、

 皆で酔っぱらって寝過ごしスタートとなってしまいましたですうw

(※ マジで大幅に出遅れました^^; 今日はやめようかと思ったしw)

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 今回、成田市へ向かうには3つのルートがあったみたいなのですが、草加市から北千住駅まで行き、

 そこから常磐線で我孫子駅へ。

 そして成田線に乗り換えて成田駅をVの字に経由して利根川流域へと言うルートで行くことになりましたです^^

 

『もう草加駅から成田空港行きの直通バスでええやんかw』と琴音っちがミラクルルート案を提案したのですが、

『確かにそれもアリだなと一瞬思ったけどな。でも成田空港行きは予約制なんだよ^^; しかも3100円だ』と先輩。

 予約していれば、どうやらのんびり座って成田空港までは行けるけれど、

 私たちの目的場所へはかなり遠くなってしまうとのこと^^;

 

 お茶を飲んで酔いを醒ます私をよそに菅原兄妹は迎え酒で旅は進むーーー

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 JR常磐線の道中、琴音っちと先輩は車窓の向こうを指さしてざわついていた。

 私はすっかり忘れてたけど、途中の金町駅近くにある三菱製紙旧中川工場の煉瓦倉庫が見えたそうですう^^

(詳しい記事はコチラ→第759話『落書きだらけの天使?』)

 

 我孫子駅でJR成田線に乗り継いだ私たち。

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 乗り合わせたシートに置き去りにされた一枚の紙に何故か興味をもっちゃったのですw

『これ・・・千葉のどこの動物園なんすかねw』

『わきゃ・・・猛獣餌やり体験(トラ)って書いてあるですう^^;』

サイにさわりなサイってネーミング、めちゃくちゃベタだなあーw ・・・つーかどこだよ!ここw』

 裏を見ても表を探してもどこの動物園なのかさっぱり分からないこの紙切れ。

 それならば道中暇ですしと、それぞれスマフォで検索バトルに突入です☆

 

 そしたら・・・

 思わず皆でほぼ同時に

『え? ・・・えええええっ!?(;゚Д゚(;゚Д゚);゚Д゚)!!!』

 と驚いちゃったのですう。

 

 だって・・・

 この座席に捨てられていた小さな小さな紙切れが示す場所って、

 私たちの生まれ故郷にある動物園

『伊豆アニマルキングダム』だったんだもん!!!

 

 ーーー静岡県は伊豆稲取

 私たち3人はそこに生まれ高校まで生活した故郷ですう。

 子供の頃は『伊豆バイオパーク』と言う名前だったけど皆とよく遊びに行きました(高校にも近いしね。2010年名称改称。施設も大幅リニューアル!)

 観覧車も乗ったし動物さんも何度も見たよ!

 そんな思い出の場所であり

 まさかこんなところでこんな地元の動物園の紙切れ(チケットの半券?もしくはミニパンフ?)に出会ってしまった感動と懐かしさに驚いちゃったのはしょうがないよね!(*´д‘*)

 

 

『うっは!まさか千葉県の人がわざわざ稲取の動物園まで来てくれたんかねお兄ちゃん(*´д‘*)』

『それは分からないけどそうだったら嬉しいな^^ ーーーと言うか、

 電車内に落っこちてた紙切れにこんなにびっくりさせられて、

 こんなにも懐かしくさせられるなんて人生で初めてかもしんないよなあ~^^

 

 もうそこからは地元稲取の話に花が咲く私たち☆

『うっは!そういや今年はエッチなお祭り(どんつく祭り)行けなかったっすねw』

『わきゃあ・・・里帰り今年してないですう・・・^^;』

『やべえ・・・オレ、叔父さんにイノシシの猟を見せてもらおうってお願いするの忘れてたぜw 貴重やし!』

 そんなこんなで尽きない地元話だったんだけど、

 ある駅に停車したときに菅原先輩が突然大きな声で私たちに声をかけて来たのですう。

『おい!皆!一か八かここで降りるぞ!』と。

 え?一か八かってどゆこと???

 

DSCF7377.jpg

 当初のルート予定とは大きく違う途中下車にビックリした私と琴音っちは

『え?え?何??何??』と言いながらも先輩に背中を押されて成田線を降りちゃった。

 見れば目の前の駅名は『安食駅(あじきえき)』

 ルビがふられてなければ『あんしょく』とか『やすくい』とか読んでしまいそーな難読駅に降り立ってしまいました^^;

 

『お兄ちゃん!なんでこんな中途半端な駅で降りちゃったんだよお^^;』と抗議する琴音っち。

 私は地理的にさっぱりだけれども、それでも素人なりにもオカシイと感じた。

 すると菅原先輩はスマフォ画面に表示した千葉県北東部のマップを私達に見せながらも説明してくれたんですう。

成田市・大まかな概観地図ベース.jpg

『今回、オレらが目指すのは成田市の利根川流域であり、駅で言うなれば滑河駅の付近なんだ^^

 それには鉄道だとどうしても成田駅までV字に経由しないと辿りつかない。

 だけどそれは寝坊したオイラたちには更に時間的にも大幅なアドバンテージなんだよ^^

 

成田市・大まかな概観地図・二つのルート.jpg

 だけど、よーく地図を見てよ!琴音、夕実ちゃん^^

 安食駅から滑河駅までタクシーかバス路線を使えるならば、

 かなりのショートカットだし時間短縮になるぜ^^

 ただし・・・時間も無かったからタクシーが常駐する駅なのか、

 安食から利根川沿いにバス路線が伸びてるのか全然調べられなかったけどなw』

 

 ううう・・・確かに『地図上』では最短ルートですう^^;

 目的地近辺に近づくなら最短距離?なのかもですう。

 だけど駅前にタクシーがいるとかバス路線があるのかさっぱりわかんないのに思い付きで降りちゃって平気なのお???

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 とりあえず駅のロータリーに出てみたのですが・・・

 バスは居てもどうやら利根川流域に少ししかよらない路線だったのですう^^;

 色々とバス停を調べるけれど、どうも滑河駅方面は・・・無さそう。

『ちょっとバス乗り継ぎの旅とか期待したっすけどダメみたいだねお兄ちゃんw』

『だな^^ オレもリアルバス乗り継ぎの旅できるかも?って期待しちゃったよw』

 あんたらなんでワクワクしてんだよw

 途中下車失敗も大失敗だったのにw

 

『じゃあ~バス乗り継ぎの旅みたいにバス停が繋がるところまで歩こうかお兄ちゃん^^』

『それもありっちゃアリだなw』

 チョチョチョ!?

 ちょっと待ってよお二人さん!

 地図を見た感じじゃ20キロ近くあるんですけど^^

 流石に私はモノ申す。

『わきゃ・・・先輩。流石に出遅れスタートなのに歩きを入れたら今日の予定の半分も達成できないと思うです^^;』と。

 

『流石にそうだよね夕実ちゃん^^; じゃあ~お金は掛かるけれどタクシーを拾ってショートカットを試みることにしようか^^

 だが、残念ながら駅前に常駐するタクシーが見受けられないからタクシー来るまで待機するしかないね^^;』

 ・・・ということで、

 いつやってくるかもわかんないタクシーを待つことに^^;

 幸い、駅前の道路を挟んでコンビニがあったので、そこで買い物したりして待ってましたですう^^;

 

 ーーー待つこと15分

DSCF7379.jpg

 駅前にタクシーがやってきたのです!(タクシー見つけて喜ぶのも久しぶりかもw)

 ロケットダッシュで駆け寄って、ようやく今回の旅のスタートです^^

 

 運転手さんに行き先を告げる菅原先輩。

『工業団地付近までお願いします^^』

 え?滑河駅じゃないの???

 もしくはその・・・琴音っちが言う、その手前の安西地区じゃないの!?

 琴音っちを見れば私と同じような怪訝な表情(ただし、んん?って唸るだけで追及は特にせず)

 やっとこさタクシーを捕まえた私たちなのに、

 やっぱり中途半端なところで降ろされることになりましたw

矢口スーパー堤防発祥の地あたり.jpg

 やってきたのは利根川沿いにポツンと存在する工場群のそばですう。

 ぶっちゃけ滑河駅までまだ半分もあるんですけど^^;

 流石に琴音っちも降りた早々に先輩に突っ込む。

『ねえお兄ちゃん。どうせならもうちょっとタクシーで行けば最初の目的地の安西地区だったんじゃないっすかね・・・^^;』

『ん?まあなw でもさ~最近競馬が不発でさあ・・

 タクシー代けちっただけなんだよねw

 だったら言ってくださいよ!私たちも割り勘で払うからw^^;

 てっきり何か目的があってこの矢口工業団地で下車したのかと思ったら違うみたい^^;

 

 ---すると、

 これが怪我の功名なのか? 降りた場所の目と鼻の先にこんなのがあったのですう。

 

DSCF7380.jpg

『なんすかこれ? スーパー堤防発祥の地???』

『わきゃ?スーパー堤防ってなんか聞いたことあるです^^』

『お~これは偶然だけどラッキーだったかもなw 多分こんなの誰も気にも留めないけれどレア記念碑じゃね?^^』

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 そこにはこの矢口スーパー堤防のあらましが書いてありましたです^^

 何でも昭和62年、建設省(国土交通省)が事業開始。平成4年に工業団地と共に完成させた

 特定高規格堤防整備事業(いわゆる、スーパー堤防)であり、

 第一号に出来た場所なんだそうです^^

 

矢口工業団地・航空写真.jpg

『でもさーお兄ちゃん? スーパー堤防って完成までにめっちゃ時間とお金がかかるからってことで事業仕分けでだいぶ削減されちゃったんじゃなかったっけか?^^;』

『わきゃー、そうですそうですう^^; こんなんじゃ津波とか防げないよーとかですよね?先輩』

『夕実ちゃん。そこから違うぞ? そもそも津波対策じゃないよ^^これは。

 名目上、一応~日本の大都市を流れる6河川の洪水とか氾濫対策だからね^^(利根川・江戸川・荒川・多摩川・淀川・大和川)

 確かにかなり規模縮小の憂き目にあったけれど、事業継続中案件だよ^^』

 

 先輩にはその後色々と聞かされた。『防潮堤とはまた違う』とか『市民守る為なら何年掛かろうがやりとげてもらいたい』とかね^^

 治水や防水が進んだ日本だけれど、毎年必ずどこかでそれを越える自然災害をテレビのニュースで見かけます。

 それが減るなら?私も賛成ですね^^

 

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 その後はひたすら歩くことになりましたです^^(そりゃそうですう!)

 

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 とは言え歩くのも慣れましたです(むしろ諦め☆)

 コンビニで購入した菓子パンやジュース(缶チューハイ)を飲みながら~ロングお散歩ですう^^

 

 そうこうしているうちに成田市へと突入しました(*´д‘*)(栄町から成田市へ)

 

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 歩き始めて1時間ちょっとでしょうか? 

 利根川の堤防をずっと歩いていると琴音っちが道路標識を指さした。

『やっと来たっすよ^^; 成田市安西先生!

 どうやら最初の目的地にやっとこさやってきたらしいですう(安西先生って何よ?)

 

 そして琴音っちは『じゃあ~これを皆で見てよ~(*´д‘*)』と私と先輩にプリントアウトされた資料を配りつつ説明を始めたのです。

広報なりた.jpg

『琴音?これは何だ?』

『んとね~、これは成田市の広報誌なんすよ^^ 

 広報なりたって言うんすけど、

 これに興味深い情報がのっかってたんすよね(成田市のホームページからPDFファイルでダウンロードできます)

広報なりた・拡大.jpg

『ここにはね? 昔昔、成田市の利根川べりには煉瓦や瓦を焼いていた地域がいっぱい存在したって書いてあったんすよ^^

 銚子の犬吠埼燈台の煉瓦を焼いたとされる地域もこの先の利根川沿い。

 そしてこの安西地区もまた、かつては煉瓦場であり利根川を利用して煉瓦の流通があったんだってさ^^

 しかもさあーお兄ちゃん!

 この安西地区にはその安西の煉瓦の遺構が残ってるらしいんすよねマジで^^

 それは記事によればズバリ!

 安西排水機場跡って言う煉瓦造りの排水機場らしいのよ~(*´д‘*)』

 

 

 なるほど~。琴音っちがここにまずは行こうって言った意味がようやく理解できたですう^^

 それと共に、この利根川流域がかつて煉瓦造りが盛んだったと言うことも分かったです。

 

 でも排水機場跡かあ・・・

 前回の渡良瀬遊水地の藪漕ぎをどうしても脳裏にかすめるのです私^^;

 

 

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『でもその前に目の前の十日川排水機場にもちょっと寄っていくっす('ω')ノ』と、

 琴音っちが堤防をさっさと下って行っちゃった^^;

 渋々ついていく私と先輩・・・

 彼女に促されるようにイマドキ排水機場の片隅に出向くとーーー

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 そこには何かタコさんみたいなウネウネした赤錆の物体がありましたですう^^

 

『は~んなるほど。これって昔使われてた給排水のポンプとかだろ?琴音w』

『正解っすお兄ちゃん(*´д‘*) 

 そうっす。これは昭和61年に現行の排水機場になるまで使われていたって言うポンプの跡なんだって☆

 

 へえ~。ポンプとかわざわざ残してたりするのですね^^

 イマドキなら全部廃棄してしまいそーって思っちゃったけれど、

 見てもらいたい知ってもらいたい伝えたい。そして残しておきたい!と言う意思がそこにはあるんだとも、伝わってきましたです^^

 

 

 さて、『たぶん・・・ここらへんだと思うんす^^』と、

 琴音っちに促されて安西地区の真ん中あたり?まで連れられてきました。

 地図で言うなればここらへんでしょうか?

根木名川・安西・十日川排水機場周辺地図.jpg

DSCF7394.jpg

 見れば随分と何もない田畑広がるのどかな風景。

 

『おい琴音。パッと見渡した感じ・・・特に煉瓦の遺構っぽいのとか無さそうだぞ?』と先輩が問うも、

『そうっすよね・・・^^; ・・・なんでだろ?』と琴音っちはめちゃくちゃ自信が無さげのご様子。

 確かに見た感じ、ここに煉瓦の遺構があるようには全然なかったです。

 近くに行けばもしかしたら・・・

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 でもどこを探しても見つけられませんでしたですう^^;

 琴音っち曰く『旧・安西排水機場の煉瓦の遺構の一部がある』らしいのですが・・・。

 

 

『なあ~琴音よ。排水機場跡って言うくらいだから利根川に流れ込む河川沿いじゃなきゃおかしくねーか?

 でもお前が言うこの辺りは河川と河川の間だぞ?

 お前の見立て違い(場所違い)なだけじゃないのか???』

『そうっすよね・・・^^; 私もどうもしっくりこなかったんすよ。もしかしたら別の場所なのかもしんないねw

 でもまあ~もう安西の旧排水機場跡の煉瓦ちゃんは時間的に考えて諦めることにするっす^^;

 その代わり!

 もう少し歩いたところに根木名川排水機場(現役)があるんすけど、

 そこには煉瓦の遺構が残ってるらしいのでそこに行きやすぜ(*´д‘*)』

 

 彼女が言うには今度こそ煉瓦の遺構が見れる場所とのこと。

『ぐーぐるストリートビューで事前に確認したっすから間違いないっす(*'ω'*)』と大見得を切る彼女。

 でもアンタ・・・岩手の軽米町の煉瓦遺構群の時もそう言って解体されてたじゃないのさw

(※ ぐーぐるストリートビューのデータがちょっと古かった・・・)

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 さて彼女を先頭にしてついていく私と先輩。

 すると直ぐに利根川に流れ込む小さな河川とその排水機場の建物が見えてきましたです^^

 根木名川と書いて『ねこながわ』

 そこに近づくにつれ『ああ~あれだろ絶対w』と、誰の目にも分かる煉瓦の遺構らしきものが見えたのですう^^

 

 

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 排水機場の敷地をグルリと囲むフェンスの中にそれはありました。

 でも、とっても目立つけれども間近では見れなさそうですう^^;

 

『おい琴音。煉瓦遺構があるのはよ~~~く分かった。だけどアレじゃ近くで見れないぞw』

『そんなの重々承知っすよお兄ちゃん^^; だからフェンスギリギリまで見に行こうっす☆』

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 と言うことでフェンスの前までやってきた私たちです^^;

 でもこの煉瓦のトンネルみたいなのって何?

 

 

『まあ~これも情報がめっちゃ少ないんすよ^^;

 形的には煉瓦の箱樋。もしくは煉瓦の樋管っすかね(樋水管とも言う)

 

 簡単に言うなら煉瓦で出来た水の流出入する管っすかね?

 

 私っちが調べたところ、明治後期(43年)の江戸川・利根川流域の大洪水を機に利根川へ流れ込む河川を持つ地域は水害対策に本腰を入れたそうっす^^

 なんせ日本屈指の大河川の利根川が増水したら付随する小河川に逆流して流域住民や田畑は被害甚大っすからね!

 

 安西地区には真っ先に煉瓦造りの蒸気動力ポンプ式排水機場が造られたらしいんす。

 当時としてはたぶん最新鋭だよ(*´д‘*)

 で、

 ここでこのナゾ煉瓦遺構が根木名川排水機場の物なのか、

 もしくはかつて存在したと言う安西排水機場の煉瓦を近隣のここへ移設したのかも?って2説があるんすよお~^^

 

 だからもうちょっと頑張って素人なりに調べてみたっす^^』

 

 

 ええ~!? 私はこの煉瓦が何なのかな?って軽く思っただけなのに、

 どうやら彼女的にはそれだけじゃ物足りないみたい^^;

 

 

 先輩ですら『お前・・・結構ガチ調べしてんのなw オレはそういうの嫌いじゃないぞw』と、むしろ琴音っちの調査意欲に頭をなでなでしていた(私もナデナデされたい)

 

 この煉瓦遺構はここにあったものか?

 それとも安西排水機場の煉瓦が移築された物なのか?

 

 

 コホン!とわざとらしい咳をひとつついてから先生のように話し始める琴音っちがそこにいた。

『これは成田図書館デジタル資料ってとこの冨澤庸裕(とみざわつねすけ)アルバムってとこから切り出した画像なんすがーーー』

 そう言って彼女はスマフォに資料画像を私たちにみせる。

旧根木名川排水機場フォト.jpg

 そこには水辺に佇む家と言うよりも、河川に埋没されかけている建物が映っていたのですう。

 

『これは昭和16年に水没したとされる旧根木名川排水機場の写真なんだそうっす^^

 昭和9年設置の根木名川排水機場。

 パッと見、煉瓦煉瓦してる建物じゃないっすよね?^^

 設置当初から7年は過ぎているし何度も改修されてるかもしんないけれど、少なくとも建物は煉瓦ちゃんじゃないような気がするっす。

 かと言って樋管はまた別な訳だけれど、昭和時代に設置ってのがまたポイントだと思うんす。

 大正の大震災以降は煉瓦からコンクリへ移行した時代でもあったっすからね^^

 ここからは私っちの推測なんすけど、

 やっぱり目の前の煉瓦ちゃんは、後年にここに移築された安西排水機場の煉瓦の一部なんじゃないかと思うんすよね^^』

 

 憶測が入ってるとは言え彼女はよく調べたもんだと思わず感心してしまった私。

 お兄ちゃんである先輩も『その説ありえるなあ~^^』と嬉しそうに言っていた。

 

 そして私たちの関心をよそに彼女が言う。

そんなんはいいんす。それよりも刻印探ししようっす!(*'ω'*)

 安西煉瓦なら広報なりたに掲載されているように〇にあの刻印があるかもだしね☆』

 あくまでも刻印探しがメインですかw

 まあ~それでこそ琴音っちらしいやWWW

 

 と言うことでみんなで手分けして探してみましたよ(*´д‘*)

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『じゃあ~次の場所いこうっすw』『だなw』

 やっぱりフェンス越しじゃ無理がありましたですうw

 私たちは時間も押し迫ってると言うことでさっさと次へと向かうことにしましたです☆

 

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgここまで読んでくださりありがとうございました^^

 またダラダラと長くなってしまってスミマセンなんてこれっぽっちも思ってないからねーw

 さて千葉県に突入しましたが、特に利根川流域にはかつて煉瓦工場が多く点在していたようです^^

 そのうちのまず一つ目が安西先生!でした☆

ちょいのり・サザエさんver1.jpgそれにしても町の広報誌とか町のホームページって意外と便利だよなあ~。 

 おいら、ポストにつっこんである草加市の広報誌なんてほとんど見なかったけれど、今度からじっくり見ることにするよw

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpg次回もやっぱり利根川流域です!そして成田駅近所に移動。そこにも当然煉瓦ちゃんがありました^^

 ではではまた今度お会いいたしましょう。

 ちなみに今年のかんなみ猫おどりは8月7日の日曜日。学校のグラウンドで行われるよ!

(どうやら今まで使っていた大きな河川敷の公園は伊豆ゲートウェイかんなみ並びに川の駅の工事で使えないみたい^^; 詳細はまた今度ということで!)


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第855話 栃木野木ホフマン式輪窯リニューアル編③『恐れ多くも100円の日本最大にして現存最古のホフマン式輪窯』野木町煉瓦窯ほか [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

『ねえねえ琴音っちい^^ 今まで限定でしか入れなかった所に入れるのってやっぱり嬉しいね☆』

 私は夕実っちの言葉にウンウン!と大きく大きく頷いた。

 

 この野木町煉瓦窯

 不定期の一般公開か、野木町の夏のお祭りでしか見ることが叶わなかったのです。

 それがようやく常時一般公開っす!

 しかもたったの100円!

 見るしかないよね!(*´д`*) 

 

 第855話。私っちこと菅原琴音視点で、日本現存にして最大のホフマン式輪窯を楽しんでくるよっ!(*´д`*)うひょー

第855話・野木町煉瓦窯リニューアルオープン編☆琴音・感動・ブログ用.jpg 

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 それぞれヘルメットを着帽。

 と言ってもみんなそれぞれチョコンと頭にのせる程度でホフマン式輪窯の前に集まりました^^;ダイジョウブナノカナー

 

 ここで元ここの職員さんが自己紹介。

 この方のお話は堅苦しい説明一辺倒ではなく、フランクでとっても面白いのでしたっす^^

 

 私たちと一緒に見学を共にした方たちは総勢11名ほど。

 その中には地元の方も居ましたし、遠方から来られた方もいらっしゃいました。

 車いすをひかれたご夫婦さんも参加してましたよ^^

 

 さて、ここでボランティアさんの解説が幾ばくか始まります。

 ここは元々同じようなホフマン式輪窯が二基あったけれど関東大震災で片っぽは無くなってしまったとか、

 大まかなここの歴史などね^^

(※詳しく書こうと思ったけれど、これは行って実際に見聞きした方が面白いと思うので、今回は結構省略しちゃいますw)

 

 一通り概略説明が終わったところで早速ホフマン式輪窯へ突入っす(*´д`*)

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 まずはこの階段っす^^

 

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 ここは『粉炭(ふんたん)』の搬入の為に造られた外階段っす^^

 陶器とか焼き物の窯焼きって焚口に薪や炭を横から投げ入れるイメージあるでしょ?

 

 でもホフマン式輪窯ってのは『窯場の上部(二階部)から炭を落としていた』んす^^

 なんで?ってのは後にしますw

 

 つまりホフマン式輪窯ってのは二階建ての構造物なんです☆

(もしくは1階天井部には必ず作業場所が存在していたと言うこと)

 

 かつて日本煉瓦製造㈱のホフマン式輪窯も見学したけれど、その時は全然気づかなかった。

 でもその後に横浜で出会った日本煉瓦製造㈱で働いていたオジサマが『実は二階建てなんだよ^^』って言ってた意味がようやく分かった気がします(*´д`*)

 

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 ここは面白いことに『二つの煉瓦の積み方が存在』するっす^^

 本体のホフマン式輪窯は堅牢と言われるイギリス積み。

 それ以外の階段部位などにはフランドル積みだったり^^

 しかもフランドル積み(フランス積み)の方はそれぞれ焼き色の違う煉瓦を使用してアートっぽくポリクロミー的(多色彩効果)で華やかっす。

 

 本来なら作業効率優先っす。

 炭を入れる階段なんかにゃ色気なんか必要ないわけなんす

(色気。つまりは外的にアート的な感じですかね)

 

 だからこそこだわりですよね(*´д`*)

 他人が褒める機会なんてそうそう無い場所っすよ。

 でもここに職人さんの気質と言うかプライドが見えたような気がしたっす(ねえねえ?って夕実っちやルカっちにも職人さんの心意気を語ったけれど、反応ちょー薄かったっすけどw)

 

 ーーーさていよいよお待ちかねのホフマン式輪窯の内部へ突入っす(*´д`*)

 

『もうワクワクで濡れちゃうっす(*´д`*)』と皆にこっそりお茶らけて言うと、

『わきゃ・・・感動するのは分かるけど琴音っち端たないですうw』と夕実っちに怒られ、

ヘンタイの域に達してますヨン^^;』とルカちゃんには詰られ(なじられ)ちゃったw

 まあでも女子トークなんてこんなもんっすw

 と言うか変態でゴメンナーw

 

 そんなおバカなトークを後にし、内部に突入です(*´д`*)

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『上を見てください皆さん^^』と、ボランティアガイドさんに言われるがまま見上げると均等に四角い小さな穴がポコポコ。

 なんでもココが『投炭孔』と言う、粉炭を投げ入れて窯場へと落とす穴の出口なんだそうです^^

 

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 足元の煉瓦の内壁には煙を逃がす『煙道』

 ここから、あの外から見た立派な煙突へとつながるみたいっす^^

 

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 内部には隙間を開けて積まれた煉瓦ちゃんのオブジェがありました^^

 これはボランティアガイドさん曰く『煉瓦の焼成の効率を良くするため』なんだそうっす。

 

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 さて、一旦外に出てから再びホフマン式輪窯の隔壁内部へと突入っす。

『わきゃ・・・なんでこんなに小部屋がいっぱいあるですかね^^;』と、夕実っちがメンドクサそうに訝る。

 えっと・・・

 ここは流石に説明せねばなりませんなw

 

 なぜ?こんなにもホフマン式輪窯と言うのは『区切られていた?』と言う説明はしないといけないっすよね^^

 

(※ここだけは長い解説になります。重要なんでねw)

 

 そもそも日本の煉瓦の焼成ってのは幕末から明治初頭がハジマリのことなんす^^

 黒船来航による近代的外来異文化に危機感を持った幕府や政府が、

『大砲とかスンゲーいっぱい造っておかねえと日本ってマジ占領されちゃうんじゃね?』と、

 日本が鎖国政策以来、久しぶりに外への国防意識が向いた時の産物でもあるんすよね^^

 

 大砲を鋳造するには『鉄を溶かす高温が必要とされる高炉』が必要だったわけです。

 しかも大砲だから大きい高炉が欲しいのよ^^

 

 そこで高炉から熱が逃げないような高炉に最適で効率的な耐火材が必要になってくるのです。

 それが『耐火煉瓦(白煉瓦)』と言う煉瓦ちゃんなんす。

 これがそもそもの日本の煉瓦のハジマリっす^^

 その派生が建築用煉瓦である赤煉瓦であったりします。

 

 んで、

 

 幕末~明治初頭。必要急とされた煉瓦製造だったわけだけれど、

『外国に対抗するために外国の技術を取り入れた』

 なんせ煉瓦を焼く技術なんて本国『日本』は無かったのだから・・・。

 

 英国から技師も呼びました。

 オランダからも技術者呼んだのよ。

 

 するとそれは元々、川砂や粘土から家々の瓦を焼いていた日本の製瓦職人さんとマッチしちゃったんすよね^^

 だって瓦も煉瓦も材料はほぼ同じだったのだから。

 大砲鋳造と言う国策で外国人の助力を得つつも日本の職人に煉瓦を焼かせます。

 そしてその技術は文明開化が花開く明治時代に街並み彩る赤煉瓦街などにも昇華します。

 一大、大躍進するんすね~^^

 

 当初は壺やお皿を焼くような単独窯が多かった。

 煉瓦の成型も職人さんの手作業で一個一個の非常に効率の悪いものでした。

 

 そこに登場したのが『機械式成型』と言う機械による煉瓦の大量生産っす^^

 

 そして『短期間に効率よく煉瓦を大量に焼成する技術』も輸入されたんすよ^^

 

 それが『ホフマン式輪窯』ってやつなんです☆

 窯場で煉瓦を焼きあげて火を消して、また煉瓦をくべて焼き上げるなんて効率が悪いですよね?

 火を消せずして次に使えればと編み出されたのがホフマン式輪窯。

 円形状に窯場をブロック化し、

 窯火を次のブロックへ次のブロックへと移動しつつ焼き上げることで大量の煉瓦を生産できるってスグレモノなんすよ(*´д`*)

 これを『連続焼成窯』と言いやす(*´д`*)

 一々、見学場所を移動する理由は、

 ブロックごとに移動する必要があったからなんすよね~(*´д‘*)

 

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 次の部屋へ入ると補強用の鉄骨が至る所にありやした。

 これで充分だろうと思うくらいだったけれど、

『この隙間から煉瓦が落ちてくるので気を付けてくださいね。ほらアソコなんて落ちた後だからw』と、軽い感じで怖いことを言うボランティアガイドのオジサマw

 まあでもこれが限界の補強なんでしょうね。これ以上はコンクリなどで埋めなきゃいけないだろうしそれじゃ意味ないしね^^;

 

 ちなみに目の前にある焚口(ロストル)の煉瓦の壁。

 これはオブジェ的に綺麗に積み上げているけれど、本当はもっと簡易な積み方だったそうです。

 なぜならば焼き上げる度に簡単に壊せるように積み上げていたとか。

 説明するにはあまりにも長くなってしまうので割愛っすw

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(※ パンフを一応掲載しときます^^ 全部説明すると長いしねw 

 ちなみに16区画に煉瓦の焼成室が分かれていて最低5区画以上搬入して泥や煉瓦で搬入口・搬出口・空気の出入りする口以外はすべて閉じてから焼成スタートっす^^

 時計回りに窯火を移動させ、焼成・乾燥・冷却を同時に行い、約23日かけて一周

 マックスで約22万個もの煉瓦を焼き上げたそうっすよ^^)

 

 ---さて再び外へと移動です。

 いよいよ二階部位の見学へと参りますぜ^^

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『わきゃ?目の前の大きな建物も煉瓦ですう^^』

 あらやだほんとだ。

 上の部分は違うけれど下部は煉瓦積みっすね。

 

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 横を見ればクレインさんの乗馬クラブ修練場。

 今はお馬さんの調教用の屋根付きの角馬場(第二)として利用されているけれど、

 元々は焼成前(素地)の煉瓦ちゃんの乾燥場

 のようっす^^

 有効利用素敵(*´д`*)

 

 さて、ここで二階へと上がろうと言うところで他の見学者さん数人にお声がけをいただいたっす^^

『煉瓦好きなんですか^^ いっぱいお写真撮られてますよね☆』とかw

 その中でもご夫婦さんが特に話しかけていただきましたよ^^

『煉瓦のどういったところが魅力でしょうか^^』と聞かれて私は勿論即答したっすよ。

『はい~煉瓦の刻印です♪ 煉瓦には刻印を打たれてるものがあるんす^^私はその刻印探しに魅力感じて探し回ってるってとこなんす(*´д`*)』と。

『へえ~刻印なんてあるのですか!?』

 その後は刻印の説明しちゃったり、まあ~色々とお話ししたっす^^

 刻印の存在を知っていただいて、私ってばちょっとご満悦っすw

 

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 ボランティアガイドさんに導かれてやってきたのはホフマン式輪窯の二階部っす(*´д`*)

 私的に、ここが一番見たかったからチョー感動っす!

 

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『先輩先輩!琴音先輩!! なんかレールがぐるっと一周、内側と外側に二線ありますヨン^^』とルカちゃんがあっちにこっちに指を差す。

 わお! まるでデパートの屋上のミニSLみたいじゃん(*´д`*)

 

 ボランティアガイドさんが言うには

『これは粉炭運搬用のトロッコのレール』なんですって^^

  

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 二階部全体は木造組のスペース。

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 そしてトロッコレールに挟まれる形で床面にポコポコある突起物は『投炭孔』っす^^

 先ほど焼成室で見上げた穴ぼこはここに通じていて、ここから粉炭を投入してたんすね☆

 

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『あの煙突部分のヒビを見てください^^ アレは関東大震災でできたひび割れなんですよ』とボランティアガイドさんが手をかざして説明する。

 見れば屋根を突き抜け雷のようにひび割れが貫いていました。

 震源地からここはかなり遠いと思います。

 それがこの凄まじさです・・・(もう一個あったはずの西のホフマン式輪窯は倒壊で消失)

『わきゃ・・・関東大震災の被害の広大さが分かった気がしますう・・・』と夕実っちがボソッと言ったけれど、

 ほんとにそう思ったっすね・・・。

 

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 ホフマン式輪窯二階部位の内輪部をぐるっと歩きながら、ボランティアガイドさんの説明があったんす^^

 でも私ってば、この床面に敷き詰められた煉瓦(煉瓦室屋根裏)に、

 刻印は無いのか?と探しちゃって説明の半分も聞き逃しちゃったっすマジでw

 だってー、恐らくここはそこまで修復されてない場所だったしね☆

 外壁修復や補強をされたホフマン式輪窯だけれど、ここは見るからに現存当時のままを残すところだったのだから。

 

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 屋根部位を支える木の支柱。

 それは5角形か6角形に成形されたものがほとんどなんだけれど(なんでかはナゾ)

 幾つかそのままの丸木で使われている支柱もありました(これもなんでなのかはナゾw)

 

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 このタコみたいなへんてこりんな器具は『ダンパー』って言うっす^^

 見れば中央煙突部位の周りにグルッと16機あります。

 簡単に言えば階下の焼成室16室から出てくる煙などの調整の機械っすね^^

 排煙と空気の流入をこれでコントロールして素敵な煉瓦ちゃんを焼いていたってわけなんす(*´д`*)

 

 

  

 さてこれでほぼ二階部の見学を終えたところで、

『何か質問があったらドシドシw』とボランティアガイドさんがウェルカム状態です。

 

 私っちも2~3聞こうと思ってたんすが、

 さっきまで地元の人なんだろうなあ~ってそぶりを見せていたジャージのオジチャマが、

『ここで焼かれた煉瓦って東京駅にも使われたって俺(おら)聞いたよ?』と率先して質問されたのです。

 

 ---実は私もそれをちょっと聞きたいと思ってたっす

 

 1914年(大正3年)竣工の東京駅。ここには沢山の煉瓦が使われました^^

 その煉瓦の総数たるや約833万本。赤煉瓦単一建築として日本トップっす^^

(ただし、碓氷の眼鏡橋とか鉄道系で使われたものは約1500万とも言われてますので単一じゃなければ旧碓氷線の煉瓦トンネル群がダントツトップっす^^)

 

 かつては『おらが町の工場で焼いた煉瓦が東京駅に使われたんだぞ!』と、関東どころか北海道まで煉瓦工場のある町は誇っていたんすが、

 

 煉瓦に興味を持ち、刻印の存在に触れ、全国をウヒョヒョと廻って煉瓦ちゃんの歴史背景に携わる日々をしていくと、

 そこにちょっと疑問を感じていたのです。

 

 東京駅建造に使われた煉瓦ちゃん。

 調べて行くと、どうも6か7の関東の煉瓦工場さんの煉瓦ちゃんが使われていたんじゃないかと言うところに集約される・・・気がするんすよね~^^;

(※ 詳しくは→琴音の煉瓦刻印発見録『東京駅を造った煉瓦工場を探しに行ったら・・・』を参照☆)

 その中には、このシモレンさん。

 つまりは野木町煉瓦窯で焼かれた煉瓦も候補に挙がっていたんすよねえ。

 

 ジャージのオジサマの質問に、ボランティアガイドさんが少し『ふふっw』っとニヤケてから答えてくださいました^^

 

『うーん・・・確かにシモレンの煉瓦が東京駅にも使われてたって言われていましたよ^^

 でも出荷記録を見ると・・・どうなのかな?

 私としては、膨大な煉瓦量の東京駅ですし、

 少しでも使われていたなら嬉しいかな~とか思ってますw』と、おっしゃってました^^

 

 ほんとかどうかは実際わかりません。

 なんせ出荷記録に無い煉瓦が見つかったりなんて、結構あったりするのが煉瓦構造物のナゾだったり面白い部分でもありますからね^^

 

『それってただの願望ですヨンw』と言うルカちゃんの笑いに、ジャージのオジチャマとボランティアガイドさんも『そうだよねw』って付き合い笑いしてたけれども、

 私はそうは思わないかな^^

『もしかしたら・・・』って可能性を探るのも煉瓦建築巡りや、そして刻印探しの醍醐味だから☆

 

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 さて野木町煉瓦窯の見学会も残すところ僅か。

 第八号と言う煉瓦室の前までやってきたっす^^

 

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『さて皆さん。ここの外壁煉瓦は随分と丸みをおびていることに気づきませんか?』と、ボランティアガイドさんが指摘する。

 あ、ほんとだ。

 今までの煉瓦室入り口はそんなことなかったのになぜ???

『ここはホフマン式輪窯のちょうど南側部位でして、雨風に100年以上晒された煉瓦の名残です^^

 ここだけが特に劣化が激しくてねえ・・・

 放っておけば恐らくここが一番最初に崩れてしまうのではと思ってます^^;』とのこと。

 

 ここからは私の憶測だけれども、将来、真新しい煉瓦で補修されてしまう可能性もあるかもしれないっすね。

 ならば今のうちにじっくりこの目に100年を超える当時のままの姿を目に焼き付けておく価値があると思いましたっすよ^^

 

 さてこれで一通りの見学は終了です^^

 所要時間約30分でしょうか。

 最後に皆さん共々『ありがとうございました^^』と告げてぞろぞろとホフマン館経由で出口を目指すのですが、

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 その出口付近(入り口前の広場)にも煉瓦ちゃんの遺構があったので、それを最後に見学しましたっすよ^^

 このボロボロで煤けた煉瓦の塊はーーー

 

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 関東大震災で崩落した煉瓦煙突の一部分なんだそうっす^^

 これは保存修理の際に発見されたそうなんですが、今現在の煙突と煉瓦積み・目地が異なっていたことから、

 煙突の大部分が新たに積みなおされたと言う証拠だとのこと。

 ボランティアガイドさんも『どうやらねえ、昔の方が今よりも数メートル煙突が高かったらしいんだよね^^』とおっしゃってました^^

 

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 さあ~名残惜しいけれどバイバイしやしょうか^^

 興味が無い方でも100円での解説付き煉瓦遺構見学はとても魅力あると思うんだけどどうなのかな?

 今日は言葉少なな夕実っち・ルカちゃんだったけれど、

『わきゃあ~♪ ボランティアガイドさんのお話に聞き入ってましたですよw』

『実際こんなどでかい煉瓦を目の前にすると見入っちゃいますよネン^^』だって。

 

 この後は少しだけホフマン式輪窯周辺の見学をしてから最寄りの古河駅まで歩いて帰ることにしたっす。

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 植え込みの下には煉瓦片もチラホラ。

 

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 モグラかな? 敷地内の至る所にポコポコと『モグラ塚』みたいなのがあったっすよ(*´д‘*)

 

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 第二角馬場にも行ってみました^^

 まあ~大きいこと大きいこと。

 こっちも見学出来たらいいのになあー^^

 

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 角馬場付近にも真新しい煉瓦が山積みに。

 ここでルカちゃんが一つ私に疑問を投げかけた。

『ねえねえ先輩? ホフマン式輪窯の修復に新しい煉瓦が使われたって聞きましたが、見学した限りじゃどこにもこんな新しそうな煉瓦なんか見当たらなかったような気がするんですよネン^^;』と。

 ・・・ああそう言えば~そうかも。

 目立たないような部位の補修に使われたのかな???

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『わきゃ? よく見るとH13って言う刻印付きの煉瓦さんが敷地の外壁に沢山ありますですう(*´д‘*)』

 あらやだ本当だわw

 どうやらホフマン式輪窯本体には目立つようには使わないで、ホフマン館や敷地外壁・花壇・ミニ煉瓦窯などに多用されてるみたいっすね^^

 歴史あるモノは出来る限りそのままに残すその気概に恐れ入るというか感激っす(*´д‘*)

 

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 さてこれで一通り野木町煉瓦窯を見学し終えましたっす。

 そろそろ駅へと向かおうと歩き出したところで目の前に車が止まりました。

『どちらまで行かれるのですか^^ 駅まで行かれるならお送りしますよ^^』とお声をかけてくださったのは、先ほど見学をご一緒させていただいたご夫婦さんでした^^

 嬉しいお申し出ですね☆

『わきゃあ~アリガトウゴザイマスですう(*´д‘*)』と夕実っちが早速お願いしかけたのですが、

『ありがとうございます(*´д‘*) でも実はもう少しだけ煉瓦を見に立ち寄りたいところがありますのでスミマセン^^;』と私はそれを制してしまいましたw

 

『それは研究熱心ですね^^ 今日は楽しかったですよ。では皆さんお気をつけて^^』

 私たちはありがとうございましたと頭を下げてご夫婦さんの車を見送りました。

 

『わきゃあ・・・せっかくなのに~^^;』とブーたれる夕実っちだけれども、

 私はどうしても寄りたいところがあったんだから仕方がないじゃないw

 その寄りたかったところと言うのは、詳しくは書けないけれども野木町煉瓦窯のご近所だったりします。

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『わきゃ? あれ、ここ前にも来た事あるですね^^』

 そう。前にも来たことがある煉瓦の散乱する小路っす。

 ここにはーーー

 

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『Tの刻印付き煉瓦』

 つまりはシモレンさんの創業当時に主に打たれていた刻印がたくさん残ってる場所でもあるんすよね^^

 以前来たときは気付かなかったけれど、恐らく民家の煉瓦塀の名残。

 と言うことは凄い昔からこの地に住まわれていた民家さんなんだろうなあ~(*´д‘*)

 

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 その後は熊野神社脇の煉瓦の古道にも寄りました^^

 

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 ここには下野煉瓦会社寄贈とされる銘板があります^^

 見れば随分といびつな煉瓦ちゃんたち。

 以前来た時には『Tの刻印煉瓦』がたくさんあったんだけど、今回は無かったなあ(なぜ?)

 

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 最後にみんなでお参りしてきたよ(*´д‘*)

 ここの説明は過去記事でどうぞ→煉瓦の古道編『渡良瀬川の頭文字T』

 

 その後も野木町や古河市に残る煉瓦なんかを見つつも帰りました^^

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 駅近くにもこんな煉瓦塀ちゃんが(*´д‘*)ウヒョー

 

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 当然いつものやつもやりましたけどねw

 

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 帰りは古河駅近くのスーパーでおつまみを買い、グリーン車パーティーしながら帰ったよw

 いつもは『グリーン車なんて贅沢ですう^^;』と渋る夕実っちやルカちゃんだけれども、

 今日は文句も言われなかった。

 だって藪漕ぎして煉瓦見学して結構歩いたしねw

 いつかまた再訪したいなあ~。まだまだ訪れてない煉瓦の遺構がたくさんあるんだもん!野木町や古河市にはね(*´д‘*)

 いつかの再訪を胸に誓い、私たちは電車を寝過ごすのであった・・・w

 

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgここまで読んでくださりありがとうございました^^

 いかがでしたでしょうか野木町煉瓦窯の見学☆

 何度も言うぜ?100円はねーよとw

ちょいのり・サザエさんver1.jpgここは絶対もうちょっと入場料とってもいいとこだと思います^^ それだけの価値が十分すぎるほどありますからね~^

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgさて次回は千葉県へと突入です!

 某有名な燈台の煉瓦を焼いたとされる煉瓦工場跡を探しに行きましたよ^^

 舞台は成田市。そのほかにも印西市など行きました。

 次回の千葉県シリーズの最後の最後に出てくる煉瓦ちゃんは・・・ぶっちゃけヤベエぞ。

 気になる方は是非どうぞw(記事的には2~3話後です)

 ではではまたの日までごきげんよー(*´д‘*)

 


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第854話 栃木県野木ホフマン式輪窯リニューアル編Vol②『ピザピザピザ…ここはっ!?』野木町煉瓦窯・ホフマン館・シモレンの煉瓦刻印たちほか [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

『煉瓦と言えば何を連想するかゲ~ム!ドンドンぱふ☆』

 ただ歩くのじゃツマンナイので夕実ぶちょーと琴音先輩に私は出題するのですハイ^^

 

『え~じゃあ~・・・琴音先輩!』

刻印(*'ω'*)ソクトウ

 そりゃそうだよね。

 あんたに聞いたのが間違いですハイ^^;

 

『じゃあ~じゃ~・・・夕実ぶちょー!』

『煉瓦と言えばですねえ~、煉瓦窯で焼くピッツアでしょうかオホホ(*´д‘*)』

 ・・・なんかいつもとキャラ違くね?夕実ぶちょー^^;

 そして続けて夕実部長が言うのです。

『わきゃー!ピッツアが食べたい食べたい食べたいざますううう(>_<)』と。

 この人はほんと子供っぽいな^^;

 ああでも確かに私たち何も食べてないーーー

 

 第854話、野木町煉瓦窯リニューアル編。私こと高幡ルカ視点でお話は進みますですヨン^^

第854話野木町煉瓦窯② ルカちゃん・ピザピザ.jpg 

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 藪を抜けてとぼとぼと広大な渡良瀬遊水地の縁を歩いていた私たち。

 越流堤を越えると向こうに小さく煉瓦っぽい建物が見えて来たのですハイ^^

 

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 道路を見やると『野木町レンガ窯』と道しるべがしてありましたヨン^^

 

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 そこからちょっとした丘陵をのぼると、なんとビックリ!

 煉瓦ど素人の私でも古そうだなあ~って煉瓦の壁がありましたヨン^^

『わきゃー♪懐かしいですねここ^^』

『やっとここまで来たって感じっす(*´д‘*)』

 どうやらかつて先輩たちはここにも来てるみたい。

 懐かしむようにそれを見ていました。

 

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 相変わらず煉瓦を見つけると(☆ω☆)キラリンとして駆け寄る琴音先輩。

『どうです琴音先輩?昔来たときと違って新しい発見ありましたですか?』と聞くと、

『うんにゃ。なんも変わってないしやっぱ刻印も無いっすw』だって^^

 まあ今のご時世、ある意味何も変わらず残っていてくれたことを喜ぶべきだとは思うんですけどネン^^

 

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 坂をあがってやってきたところで夕実ぶちょーが目の前の施設に『そう!ここですココ!ここナツイですう指を差す。

 正門に掲げられてる文字を見れば

『乗馬クラブ 栃木クレイン』って書いてありました。

 え?乗馬クラブに用事ナノ???

 私がハテナマークを頭上にいっぱい浮かべて傾げていると、

 琴音先輩がそっと教えてくれました。

 

『実は色々な過去があるっす^^ 今はこの乗馬クラブの敷地内で町営の施設と同居してるんすよ^^』

 

 なんでも元々あった煉瓦会社は倒産し乗馬クラブになったけれど、そこも経営難でまたもや乗馬クラブになっちゃた。

 でもこの敷地内にある煉瓦施設だけは町が取得し管理して壊さずにとっておいたようですハイ^^

 

(※ 詳しくは過去記事の 第961話『栃木野木町煉瓦の古道編ファイナル』をどうぞ^^

 それもめんどくさいなーって方には簡単な歴史を書きますよw

 ①元々は煉瓦工場の煉瓦の建物を建てるため?明治20年に、渡良瀬遊水地内に東輝煉化石製造所が出来ました。

 そして明治21年10月に現在の場所に工場を設置します(所謂、ここの前身の会社)

 ↓

 ②そのまま煉瓦製造を引き継ぎ、明治26年に下野煉瓦製造株式会社と社名を変更しました。所謂『シモレン』の愛称はここから使われます^^

 ↓

 ③昭和46年。すっかり煉瓦需要も衰退したご時世になっちゃいます。社名もここで愛称からとって『株式会社シモレン』に変更。

 でも赤煉瓦事業から撤退することになったのです^^;

 ↓

 ④昭和54年。会社は貧窮だというのに敷地内の煉瓦建築はなんと国の重要文化財に指定されちゃいます!

 ↓

 ⑤平成2年。なんとシモレンさんはここで高級乗馬クラブへと経営をトラバーユします!

 その名も『ロイヤルホースライディングクラブ』

 ↓

 ⑥平成13年。折しも敷地内の煉瓦施設の修理保全作業がスタートした矢先、平成14年にシモレンさんが倒産してしまいます^^;

 ↓

 ⑦野木町が土地取得したけれども修復工事などはストップ。

 ↓

 ⑧別会社がロイヤルホースライディングクラブを取得。『渡良瀬北斗乗馬倶楽部』として再スタート!

 ↓

 ⑨そこも平成18年???倒産。

 ↓

 ⑩平成24年。そこを大手乗馬クラブのクレインさんが取得して『乗馬クラブ栃木クレイン』を開業!

 ↓

 ⑪実は平成23年(2011年)から野木町はひっそりとコツコツとコツコツと地道に修復を重ねていました。

 そしてそれがとうとう実をむすび花が咲いたのが

 2016年5月10日のリニューアルオープンなのです今ココ!

 こんなに紆余曲折、歴史の変遷に憂き目を覚えた煉瓦構造物、もしくは重要文化財はここしか無いだろうと思います。

 それを地道に残そうとした野木町の方たちに非常に感謝ですね(*´д‘*))

 琴音先輩にここの沿革と言うか歴史を教わってビックリした私。

 素直に感動してしまいましたヨン^^

 

 ---さあ、

 どうやら私たちの目指す場所は、クレインさんの正門から入るよりももうちょっと横にある入り口になっていたようですハイ。

 さっそく突入です^^

(※ クレインさん正門からも行けますが、駐車場スペースにある門が野木煉瓦窯の門ですかね。私たちはその正門と正門の間にある通用口っぽいところから入場しました)

 

 

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 えっとなにこれ?

 さっそく煉瓦の怪しい物体が目の前に^^;

(※ どうやらミニ煉瓦焼き体験や手作りピザとかの体験学習ができるようです(*´д‘*))

 わあ~なんだろ?って思ってたら、琴音先輩は別の部分に食いついた!

 

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『うっは!なんか煉瓦の小口面に刻印ありゅううう(*´д‘*)』

 釣られて見れば『H13』と言う刻印が。

 そしてその脇に積まれた真新しい煉瓦たちにもーーー

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『H13』の刻印たちでいっぱいですハイ^^

 

 ふと、ここで夕実ぶちょーが声を上げる。

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『ねえねえ琴音っち!この煉瓦を束ねてるビニールの帯(PPバンド。もしくは結束バンド)に、

 埼玉県深谷市・日本煉瓦製造㈱って書いてあるですよ!』と。

 すると琴音先輩はとても嬉しそうな顔をして答えてた。

『うっは!っつーことはっすよ? この野木町煉瓦窯の修復には日本煉瓦製造㈱の煉瓦ちゃんが使われてるってことっぽいね^^

 時代的に、かつてはライバル企業みたいなもんすよシモレンと日本煉瓦って。

 しかも今は平成の世ですぜ?

 輸入の煉瓦やら近代煉瓦メーカーさんの煉瓦だってごまんとある世の中っすよ。

 でもそれでも明治から平成まで一緒に駆け抜けたライバルメーカーさんに頼ったってとこが、

 粋だね(*´д‘*)』

 

 確かにライバルだったとこに頼むなんてね^^

 強敵と書いてとも(友)って、漫画やアニメの世界では呼ぶよ?

 でもそれって実際、なんかかっこいいですねハイ(*´д‘*)

 

(※ 実はこれとまるっきし同じものを日本煉瓦製造㈱のホフマン窯一般公開の時に見ています^^

 日本煉瓦製造も2006年・平成18年に歴史を終えましたが、

 最後まで造り続けた煉瓦ちゃんがシモレンさんに利用されていたなんて感慨深いです)

 

  

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 もうここから全貌が堂々と見える野木町煉瓦窯。

 その大きさに流石に煉瓦に興味ない私でもビビる。

 いや、むしろ目の前で、その中に今から入るの?入っちゃうの?って思うと、

 興味が無いとかそんなの抜きにしてワクワクしてくるヨン☆

 

 これがもしかしたら・・・

 レンズ沼じゃなく煉瓦沼ってやつですかねw

 

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『じゃ、じゃあ~この野木ホフマン館ってとこで見学手続きするっすよ(*´д‘*)』と、琴音先輩がふにゃふにゃと目の前の建物に入っていく。

 先輩・・・ずっと恋い焦がれてずっと待ち望んでたって言ってたもんね^^

 

 ちなみに先輩から後から聞いた話だと、ここの正式名称は『野木町交流センター』

 そして愛称が『野木ホフマン館』なんだそうですヨン(パンフレットにもこっそり書いてありますw)

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『わきゃ・・・次の見学まで40分もあるですよお・・・^^;』

 煉瓦見学の手続きをしようと向かうと、どうやら思い切り中途半端な時間に訪れたみたいですネ^^;

 まあでも、とりあえず手続きだけでも済ませて待つことにしましたですハイ。

 

 ここで率先して私たちの見学手続きをしてくれていた琴音先輩が『ええっ!?マジですか???』と大きな声で唸った。 

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『わきゃ!?ど、どどどどどうしたですか!琴音っち!』

『先輩?何かトラブル???』と駆け寄ると、

『ボランティアさんの解説付きの煉瓦窯見学が100円ってめちゃくちゃ安過ぎんでしょおおおおw』と、

 喜んでるのか怒ってるのかわっかんない発狂ですw

 

 ・・・でもそれって確かに安過ぎでは?

 

 私と夕実ぶちょーもその言葉に大きく頷いたのです。

 リニューアルオープンまでの苦労を先輩に聞かされていたのも当然あるけれども、

 町営としてもボランティアさんだとしても100円には納得できませんでしたね~^^;

 

 すると聞いていた受付のオジサマがおっしゃった(そりゃ聞こえるわw)

『よく皆様に言われるんですよ。安すぎだよねって^^ ですがより多くの方に訪れてもらって、

 この野木町が誇れるホフマン輪窯を見て頂けたらば幸いだと思います^^』と。

 

 その言葉に感動したけれど、

 やっぱり500円くらいとってほしいなあ~って、

 後で皆でハンマープライスしましたヨン^^

 夕実ぶちょーは200円って言ってたけれど速攻ダメ出しくらってましたがw

(せめて300円はとっていいんじゃないの?)  

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 外の自販機も煉瓦チック☆

 

 ---さて、

 この後40分待ちをどう過ごすか?ですが、

 このホフマン館は『売店』『レストラン』『野木町煉瓦窯の歴史の展示』『渡良瀬遊水地の歴史と自然の展示』『各種催事コーナー』などと、

 時間つぶしには有り余るブースがいっぱいだったのですハイ^^

 夕実ぶちょーは早速『ガルル・・・お腹ペコペコですう!(半ギレ)』とレストラン行きを望みましたが(アンタ動物かい)

『当然、煉瓦の歴史展示っしょマジで(*´д‘*)』と琴音先輩がさっさとブースに入っちゃうもんだから・・・

 私たちも渋々彼女を追いかけることになったんですヨン^^;

 

DSCF7221.jpg

 そこは小さな小さなスペースでした。

 でも彼女には宝物がワンサカだったようです。

 もちのロン!で琴音先輩のことですw

 そしてそこにはーーー

 

 

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『うひょー!煉瓦刻印ちゃんっすう(*´д‘*)』

『先輩、このTの刻印は?』

『社名のイニシャル考えるとTっておかしく感じるっしょ? つまりこれはシモレンの前身、東輝煉化製造所の頭文字Tからとったんじゃないっすかね^^』

 なるほど。そういうことですかハイ^^

 

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『こっちは?琴音先輩^^ 星形だけど』

『実は結構、謎刻印っす^^; T刻印の後の時代なのか、T刻印と同時期に打たれた刻印なのかあんまりよくわかんないんすよね^^;

 なぜ星形なのかもよくわかんないし~^^;』

 そうなんだ。それならこの後の見学会で色々と聞いてみようですヨン^^

 

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『うーん・・・っと先輩? この菱形のもシモレンさんなんですか?』

『そうっすよ勿論^^ よーく見ると菱形の中にSって印刻されてるっす^^ つまりシモレンさんの頭文字Sっすね^^』

 なんでまた刻印が小さく控えめになっちゃうのかナゾですヨン^^;

 それも聞きますか、ハイ^^

 

 その後はーーー

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『煉瓦が出来るまでの行程』を皆で見て回る。

 ぶっちゃけ川砂からあんな固い煉瓦になっちゃうのかーってのが感想ですかネン^^

 

 そして焼成したものが最後にあったのですが・・・

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 それに琴音先輩が食いついた。

 いったいこんなののどこに食いつくのさ?と、夕実ぶちょー共々思ったんだけどーーー

 

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『うっは!丸い刻印あんよw』だってw

 ああほんとだ〇の刻印あるじゃん。

 これはホフマン館さんのさりげない演出なのか、はたまた偶然なのか?

 刻印好きな人にしか気づかない演出ですネン^^

 

 さて、この後はシモレンさんの歴史や渡良瀬遊水地の植生の展示物を見て回り、

 それでもまだ時間があったのでお食事と言うことになりましたヨン(待ってました!)

 施設の中にはイートコーナー『こびとカフェ』ってのがあったので、さっそくそこに行きました(*´д‘*)

 

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 まずは早速ビアーで乾杯☆

 みんなでチン!とグラスを鳴らしてオツカレサマです^^

 ちなみに私は19歳なんだけど内緒ですヨン?ウシシシw

 

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『わきゃー♪ このアルパカさんの番号札可愛いですう(*´д‘*)』と、夕実ぶちょう。

 ビヤー先行しちゃいましたが、私たちはピザランチを注文したのです。

 焼きあがるまで番号札ならぬ動物札でピザを待ちましたヨン^^

 そしてーーー

『アルパカさま。アルパカの札をお持ちの方はいらっしゃいますでしょうか?』とお店の方の呼ぶ声が(正直ちょっとハズイw)

 みんな続々と声が掛かってピザを取に行きました。

 

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『全員揃ったっつーことで、いただきやす(*´д‘*)』

『『いっただきまーす(*´д‘*)*´д‘*)』』

 結局、皆同じ本日のスペシャルメニューを頼んだんです。

 サラダとスープ付きのピザランチです^^

 でも名前は忘れちゃったw

 キノコのピッツアですよネン^^

 

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 掬い上げて頬張ったそれはまた美味しかったですヨーン(*´д‘*)

 夕実ぶちょーが『これって煉瓦窯で焼いたですよね?ね?ね?ねー(*´д‘*)』ってウキウキしてたけど、

『受付から見た感じだと業務用の機械のピザ焼き機だったすよ夕実っち^^』と部チョーの幻想をあっさりぶち壊していた琴音先輩とのやりとりに笑ったw

 とは言え美味しかったですね~(*´д‘*)

 コック服姿のお姉さまも可愛らしいし対応も素敵でしたモノ(*´д‘*)

 

 すっかり満足しちゃった私たち。

 煉瓦に興味なくても、ちょっとしたお出かけまったりランチには最高じゃないかなあ~って思ったですね^^

 先輩につき合わされたあんな藪漕ぎもすっかり忘れちゃったヨンw

 美味しいもので空腹が満たされるって正義ですね(*´д‘*)

 ---さて、

 後はいよいよ野木煉瓦窯の見学です^^

 さすがの私も興味でてきたヨン☆

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『はい。それでは皆さんチケットを回収いたします^^ その後は入り口にあるヘルメットの着用をお願いいたしますね^^

 なんせ上から煉瓦片がポコポコ落ちてくる可能性もありますからw』と、ひょうひょうと怖いこと言うボランティアガイドさんに、

 私たちを含めて10人ほど集まった人たちはクスリと笑った。

 

 琴音先輩言うところの『日本屈指の現存する近代化遺産であり最大の煉瓦窯』 

 いざ!定刻通りに見学会がスタートですヨン!

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgここまで読んでくださりありがとうございました^^

 やってきたのはボクがいつだろ?いつなのか?と、

 ずっと待ち焦がれていたリニューアルオープンの栃木野木町ホフマン館☆

 いいよ~!いいとこだよ~(*´д‘*)

 

 煉瓦なんか・・・って興味ない人でも気軽にお散歩感覚でもいいから行ってみてくださいな^^

 ここは絶対!100円でいいのかよw

 って笑っちゃうし申し訳ねーって思わせるとこだから(*´д‘*)

ちょいのり・サザエさんver1.jpgさて次回は当然、野木町煉瓦窯の見学のお話しです^^

 気になる方は是非どうぞ。

 気にならなくてもちょっとくらい覗いてみてよねw

 ではではまたのご来店をおまちしております☆

 


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第853話 栃木県野木ホフマン式輪窯リニューアル編Vol①『渡る世間は藪ばかり?』旧谷中村排水機場跡&渡良瀬遊水地ほか [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

『とうとうこの日が来たっすか・・・(ノД`)・゜・。』

 わきゃ!?え?何何々???

 なんでいきなり感慨に咽び泣いちゃってるですか???

 

 廃村サークルの部室にあるPCで、煉瓦情報を検索していた琴音っちが突然見えない涙で頬を濡らす(まるで聖子ちゃんのウソ泣きみたいに^^;)

 それを見て慌てたルカちゃんが琴音っちに駆け寄って

『琴音先輩・・・月一のお姫様が来ないってことですか?ご懐妊ですネン☆ そりゃ若くしてママになるなら色々となやみ・・・』

『ちがーうw ママとかそーいうんじゃないっすからw』

『え?違うんですか?ハイ^^』

『実はっすね? 日本で現存4基しか残ってないって言う、

 ちょー貴重な煉瓦の窯がリニューアルオープンして、

 常時見学できるようになったんすよ(*´д`*) 

 その名も野木町煉瓦窯!

 マニアの中ではシモレンのホフマンとして有名だったんすが(旧・下野煉瓦工場株式会社。もしくは株式会社シモレンのホフマン輪窯)

 このほど耐震工事や修復工事を経てようやく常設一般公開となったんすよ~(*´д`*)

 っつーことで皆!さっそく行くっすよ☆』

『『ええ~!?(;゚Д゚)(;゚Д゚)』』

 結局・・・

 有無を言わさず煉瓦窯を見に行くことになってしまいましたです^^;

 ・・・ああ、でも懐かしいかもです^^

 

 第853話、懐かしの栃木野木町煉瓦窯リベンジ編。

 私こと石廊崎夕実視点でスタートですう^^

第853話・野木町煉瓦窯編・夕実ちゃん.jpg 

DSCF7170.jpg

 やってきたのは草加から東武線で一本で行ける『新古河駅』でした。

 あの時と何も変わらない駅舎になんだかホッとした私。

 実はかつて彼女に騙されて煉瓦散歩につき合わされた過去があったわけなんですよね^^; (煉瓦の古道編①)

 

 さて、この駅の目の前は背の高い堤防が聳えるのですが、それはズバリ渡良瀬川の防波堤でもあり、広大な渡良瀬遊水地の護岸でもあったりするのですう^^

 琴音っちが目標とする煉瓦窯はここからだと渡良瀬遊水地の縁を歩いて結構歩きます。

 とは言え

 JR線の最寄り駅『古河駅』か『野木駅』でもそこそこ歩くと言うちょっと不便なとこにあるのですよね^^;

 

 ここでパンパン!と手を叩き『傾注!傾注っす!^^』と琴音っちが私とルカちゃんに声をかけてきた。

『ええ~っとっすね。実は真っすぐ野木町煉瓦窯には向かいません

 その前に、渡良瀬遊水地にある野木町煉瓦窯にとっても関連のある煉瓦遺構を見に行きますよ~^^』と、寄り道を提案してきたのです^^

 渡良瀬遊水地に煉瓦の遺構?

 そんなのあったかなあ~?と首をかしげる私。

 

 実は私、渡良瀬遊水地も菅原先輩と首塚先輩と一緒に訪れていた。 (旧・谷中村編①)

 

 かつて谷中村と言う村が渡良瀬遊水地の場所に存在したので、廃村サークルの活動の一環で出向いたからね^^

 その時にはヨシとか葦とか草むらだらけで遺構らしい遺構はとても少なかったような気がするんだけどなあー^^;

『それもいいですね~ハイ^^』とあっけらかんに応えるルカちゃんだったけれど、

 私的には何か不穏な空気を感じたわけで・・・

 

DSCF7171.jpg

 やってきたのは堤防をすぐ超えた場所。

 

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『うわー!渡良瀬遊水地ってめっちゃ広いですね琴音先輩^^』

『ヤバいっしょ?マジでw』

 ここは遊水地の縁も縁。

 見渡す対岸は、はるかかなた・・・^^;

 そりゃそうですよお・・・

 だって日本最大の遊水地だもん(確か3300Ha・・・)

 

 笑ってるルカちゃんと琴音っちが私的にヤバいと思うんだけどなあ^^;

 私はこの広大さに散々痛い目をみたから・・・

 

DSCF7173.jpg

DSCF7174.jpg

 見上げた渡良瀬遊水地の水門の巨大さにも驚かされる。

『うっは!マジでっけーw』

『ビル何階分ですかネンw』と相変わらず笑っている二人。

 私にはどうしても断罪のギロチンにしか見えなくなってきた・・・

 

 ところで今日はどこに行くの?

 思った私は琴音っちに尋ねるのだ。

『ねえねえ琴音さん。今日はどういったところに行くのでしょうかね~(冷ややかに)』

『よくぞ聞いてくれました夕実部長! 実はこの渡良瀬遊水地にひっそりと眠る、

 野木町煉瓦窯の煉瓦で造られたと言う旧谷中村排水機場跡探しに行きやす(*´д`*)』

 え?見に行くんじゃなくて探しに行く・・・の!?

『琴音先輩!先輩!場所の目星はついているのですか!ハイ^^』

『んっとね~、大体の場所しか分からないんだけど~、ちょっとみんなこれを見てね(*'ω'*)キャピ』

 そういって琴音っちは私たちにスマフォの画面に映った地図を見せた。

谷中湖・渡良瀬遊水地.jpg

 なんかすんごいアバウトなんですけどっ!

 しかもその地図の緑色の部分って芝生じゃないよね!

 絶対、そこ藪だよ藪ううw

『わお!結構サバイバルですネン☆』と、それでもカラカラと笑うルカちゃん。

『でしょ~?ワイルドっっしょ(*'ω'*)えへへ』

 ・・・何が『でしょ~?』だよおう^^;

 その笑顔、抱きしめたい。そして首絞めたい!

 地図を頼りに遊水地の敷地内へ突入した私たち。

 琴音っちが『このまま高台(堤防)を進めば一気に近づけるはずっす!』と言うからついて行ったんですが、

 途中から護岸の保護の為に立ち入り禁止区域になってて歩けなくなってたのですう^^;

DSCF7175.jpg

 仕方なく堤防下の道路へと迂回する私たち。

 そしてただひたすらに真っすぐな道に飽きてくる^^;

 

『飽きてきました琴音先輩^^』と笑顔でルカちゃんが言うと、

『だよねw まあ~こういう膠着状態の時こそこれっすよ!』と、琴音っちはガサゴソとリュックを漁るのだ。

DSCF7176.jpg

『焼酎~ハイボ~ルウ~☆(ドラえもんぽく)』と皆に配りだす・・・

 

『これがあればシンパイイナライヨー(*'ω'*)』

『オウ!イェイですハイ(*´д‘*)』

 ・・・廃村サークルに入部したての時は『煉瓦に興味は無いですハイ』ってツンケンしてたのに、

 今や琴音っちにすっかり毒されてんじゃんかよ!ルカちゃーーーーん^^;

 

 まあ~そんなこともあったけれど、

DSCF7177.jpg

 なんとか立ち入り禁止区域を抜けてその先の高台まで到着しましたですう^^;

 鼠色に見えてるところが保護されてる堤防(囲ぎょう堤。もしくは越流堤)

 そして向こう側に小さく見えるのが先ほどの渡良瀬遊水地第一水門ですう^^;

 

 そしてここで今一度琴音っちが地図を開いた。

谷中湖・渡良瀬遊水地.jpg

 それを皆で覗き込み、目の前の景色と照らしわせた私たち。

 

 

DSCF7178.jpg

 ・・・

 ・・・

 ・・・!?

『『えっと・・・マジですか!!??』』(;゚Д゚(;゚Д゚)ガビーン!

(※ ガビーンしてるのは夕実&ルカ)

 

『あの・・・琴音先輩ちょっといいでしょうかネン^^;』

『はいなんでしょーか!ルカちゃん(*'ω'*)』

『薄っすらと・・・実に薄っすらと藪の窪みが見えるのですが・・・

 まさかあそこを歩くのでしょうかねハイ!』

『たぶん・・・あそこらへんだと思うんすよマジで('ω')ノ』

『『笑顔で言うなw』』

 正直その笑顔をとても殴りたい衝動に駆られた私とルカちゃんではあります。

 ありましたが、

 もしかしたら・・・近くに行けば意外と歩けるんじゃないかと思い、

 琴音っちを先頭にして藪の海の入り口まで行ってみたのですがーーー

 

DSCF7179.jpg

『『『道はどこだよw』』』

 

『ねえねえ琴音っち・・・さすがにやめようですよ^^;』

『先輩・・・ちょっといいですかネン^^; 歳の差とか礼儀とか抜きにして今日は言わせてもらいますハイ。

 あんたひどすぎるよw』

『まあまあまあ~、そうカッカしないでくださいよ二人ともw とりあえずチョットダケ行ってみようじゃないっすかw

 当然、私が先頭に立って藪除け係になるっすから、行けるとこまで行って無理ゲーだったら帰るっすから^^』

 

 絶対行きたくないと思った私たちだったけれど、

 先頭に立って藪を踏み、道を切り開き、盾になってくれるならば・・・と言う彼女の条件を飲んで恐る恐る突入することにはしました^^;

 

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『えっと・・・路盤はうっすら見えるからたぶんこっちっすかね^^;』

『草がチクチク痛いですう(半ギレ。いやむしろ発狂)』

『蛇とかいないんですかネン^^;』

 一応、琴音っちが枯れ木(いや枯れたヨシ)で歩きながらもバシバシと草むらを叩きつつ進んでくれている。

 これが蛇除けになるのか正直疑問だけれど、やってくれないよりマシなのかも^^;

 

 ・・・もう途中から道なのか何なのかまるで分からなかったですう。

 そもそもどこにその谷中村排水機場跡があるのかも分かってないのに、闇雲に藪漕ぎしてて辿りつけるの?って思いましたですよ^^;

 だって下手をしたら藪で見つからないわけじゃないですかー^^;

 しかも高台から見下ろしたこのヨシの湿地帯・・・とんでもない広さに見えたんですけど!

彷徨うこと30分・・・.jpg

DSCF7181.jpg

『わきゃ? 何かこっちにも道っぽいのがある・・・あるのかなあ^^;』と私は草むらの切れ目を皆に伝える。

 正直、道じゃないw

 すると、琴音っちはスマフォをお尻のポッケから取り出して地図の検索を始めたのです。

『先輩・・・グーグルMAPにこんな藪道なんて載っかってないんじゃないですかネン^^;』とルカちゃんが当然の嘆きを訴える。

 すると琴音っちはーーー

『いや、ちょっとこれを見てよー皆^^』と、私たちの前に画面をかざすのでした。

渡良瀬遊水地よく見ると道標記.jpg

『実はグーグルさんに、超薄っすらと道が標記されてるんすよマジで^^

 ん? あれ?

 夕実っちが指摘したように、どうやらこの切れ目が分岐の道っぽいっすねマジで☆

 っつーことでこっちの藪道に突貫するっす!

 これでダメでも、そのまま突き進んで渡良瀬川に出ればちゃんとした道があるみたいだしさあ^^』

『もはや道じゃないじゃん・・・(ll゚д゚(ll゚д゚ll)』と、渋った私たちでしたが、

 この遭難してしまいそうな藪からさっさと出られるならば、もうちょっと我慢して行くのもいいかなあと思って

 とりあえず琴音っちに先頭を行かせてついていくことにしましたです。

 と言うか・・・ここまで来たら戻るのも嫌だしねw

 

 まるで道に見えない藪を何とか掻き分けて進むこと数分ーーー

 下草が刈られたような歩きやすい空間に躍り出ることになる私たち。

 パッと見、人の手が入ったような道に遭遇したのですう。

 その先はきっと地図で見た渡良瀬川脇のしっかりした舗装道じゃないかな?と、

 皆いつの間にか安堵の気持ちで駆け出していた。

 

 正直、一番煉瓦の遺構を見つけようとしていた琴音っちですら

『も~煉瓦とかいいから藪から出たいっすマジで^^;』と言うくらいだったもんw

 

 

 するとですよ!

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 なんと

『谷中村排水機場跡は残り57歩』と言う矢印がありましたです^^;

『琴音っち・・・これって・・・』

『先輩・・・もしかして・・・』

『アハハ☆ もしかしたら、あんな藪道突貫しなくてもここまで来れたのかもしんないっすねw』

 何という無駄で壮大な藪漕ぎだったことか^^;

 この後どんなに彼女を責めたのは察してくださいw

 ですが彼女が放ったその時の言い訳も後で少し納得。

『だってこんなの渡良瀬遊水地の公式ガイドマップにも載ってないんだモーン^^;』だって。

 確かに随分と真新しい『~はコチラ』の立て札だったかも。

 もしかしたらほんとに最近に案内板がここに建てられたのかな???

 

(※ ちなみに綺麗に舗装されたアスファルトの道から簡単に接近できるのですが、スタート地点からそこまではとんでもない迂回をしなければ辿りつけません。

 綺麗な道としてはの字を描いた中心』にある為、

 スタート地点から近いにも関わらず滅茶苦茶遠いのですw

 だからと言って今回のように藪道を突貫するのは推奨しません。

 冬場なら藪も枯れて行きやすいでしょうが・・・)

 

 と言うことで・・・色々ありましたが到着ですうw

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 藪がぽっかり口を開けたところにそれはありました。

『うひょー!やっと出会えたっすね~^^ これが野木町煉瓦窯で焼かれた煉瓦で造られたと言う、谷中村排水機場跡っす(*´д‘*)』

『先輩先輩!ここって本当に野木町煉瓦窯で焼いた煉瓦って確証があるんですかねハイ。あ、それを確かめるべく刻印探しするってことですかネン^^』

『もちろん刻印探しはするっす^^ でもここは野木町煉瓦窯で焼かれた煉瓦を使ってるのはほぼ確定してるんすよ^^ 

 野木町煉瓦窯。つまりは下野煉化製造会社の出荷記録が残っているので間違いないんだってさ(*´д‘*)』

 へえ~出荷記録とか残ってるんだ~^^

 ---ここで、何度か菅原先輩と来て色々と調べて知っている私は、

『ねえねえ琴音っち^^ この排水機場ってのはやっぱアレ? かつて渡良瀬川に流入した足尾鉱毒の排水とか川の氾濫防止とかに使われたとかなんじゃないですかねー^^』と

 先輩風吹かせたったw

 

 するとー、琴音っちはニヤリとしてから答えるのでした。

『お!流石お兄ちゃんと来てるだけあって詳しいっすねぶちょーw 勿論、そういう用途もあったかもっすけど、

 この谷中村排水機場は主に湿地帯の水抜きをして水田を作ろうとした代物っす^^

 明治26年に建造(?)

 でもうまくいかなかったみたいっすね^^;

 結果的に負債を抱えることになるんす。

 それがこの後の谷中村強制廃村にもかなり影響を与えたのは間違いがないと思うっす』

(詳しく説明すると長いので端折ります。遊水地計画はここ以外にもありました。負債を抱えた村が県との裏での取引があったのでは?ってお話しね^^)

 

 ううう・・・先輩風吹かしたら逆に飛ばされてしまいましたですう(恥ずかしい・・・^^;)

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『さあ~て、ではではせっかく辿りつけたんす! レッツ刻印探しするっすよ(*´д‘*)』

『『あいあいさー('ω')ノ('ω')ノ』』

 かくして歴史の証明。煉瓦の刻印探しスタートですう^^

 

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 積み方は長手・小口積みが交互に重なるイギリス積み!

 

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 横から見たら堅固に思えた煉瓦積みも、

 真上から見るとところどころ風化でボロボロでしたです。

 そりゃそうですよね。だって120年近くも管理されていない物件なんでしょうし^^;

 

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 わきゃ・・・排水機場の中はヨシだらけ^^;

 しかもぬかるんでるしー

 ヨシの切り口が剣山みたいになってて落ちたら嫌あ・・・^^;

 

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『ねえ先輩たち。探すと結構綺麗な表面の煉瓦もありますヨン^^』とルカちゃん。

『あ、ほんとっすね^^』

 雑草が守ってくれたのでしょうか? 

 探すと幾らか綺麗な煉瓦もありましたです^^

 

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 表面はシワシワ。

 琴音っち曰く『明治大正期特有の機械式煉瓦製作工程の特徴』のようですう。

 

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 ヨシを刈ってる部位が散見できるってことは、管理されてるってことなんでしょうね^^

 まあ・・・そうじゃなきゃ辿りつけませんでしたけどw

 

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 ---それぞれ刻印探しに没頭すること20分

『くはー!刻印見れそうな部分自体少なかったっすね^^;』

『覆いかぶさってる雑草とか抜けばまだまだ見れそうでしたヨン?でもそれってキツイですハイw』

 そうなんです。

 埋もれてる部分をほじくれば、もしかしたらまだまだ探せそうでしたが流石にそこまではね^^;

 結局、刻印らしきものすら見受けられませんでしたですう^^;

 

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 断念して藪を抜けると(2分くらい)

 随分とまあ・・・歩きやすい道に出ちゃったw

 

『先輩・・・幾ら遠回りだろうが安全策で舗装道をぐるっと歩いてきた方が良かったんじゃないですかねハイ^^;』

『それを言っちゃ~マジでおしまいっすよルカちゃんw』

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 案内の矢印がこれほどまでに憎いと思ったことは今まで無いでしょう^^;

 私たちの時間返して!w

 さて『この後は?』と琴音っちに聞くと、

『当然このまま歩いて渡良瀬遊水地を脱出して~、リニューアルオープンした野木町煉瓦窯まで歩くよー(*´д‘*)』だってさ^^;

 そこは直線距離なら本当に目と鼻の先。

 築堤が無ければココからも煉瓦窯の煙突が見えちゃうかもなんです。

 でも・・・

 やっぱり渡良瀬遊水地はデカイんですよねー^^;

 ルカちゃんもその距離を察したようで流石にげんなり。

 すっかり気落ちした私とルカちゃんのほっぺに『ピトッ!』って何かが当たった。

DSCF7201.jpg

『まあまあ~お二人さん。こういう時はお酒でぱ~っと!いこうっす(*´д‘*)』

 いつの間にか琴音っちがお酒をツンツンと私たちにあてがってたのです。

 また酒のチカラか!とは思ったけれど、こういうところは気が利くよねw

 

 でもそのお酒、生ぬるかったよ琴音っち^^;

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgここまで読んでくださりありがとうございました^^

 今回やってきたのは県境ひしめく渡良瀬遊水地。

 そしてそこに120余年残る煉瓦造りの排水機場跡。

 真っすぐ待望のリニューアルオープンした野木町煉瓦窯へ行くのもいいのだけれど、

『この工場で造られた煉瓦はどこで使われた?』って答え合わせしたくなっちゃったのです。

『ここ近くていいじゃん!しかもウヒョヒョ(*´д‘*) 刻印も探せるかもしんないし一石二鳥じゃん!』と睨んでワクワクして行ったら

 この有り様だよw

ちょいのり・サザエさんver1_汗.jpg覚悟はしてたけど・・・スゲー藪だったなあ・・・^^;

 決して生命を脅かすようなとこではないのだけど、

 無謀にも短パン・半袖・サンダルで挑んだから、

 全行程終えて家でシャワー浴びたら、めっちゃ肌にお湯が染みたねw

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgさて次回はいよいよ野木町煉瓦窯の本編です^^

 懐かしいことや新しいこと。そして素敵な出会いもありました☆

 気になる方は是非どうぞ^^

 ではでは次回更新までごきげんよー(*´д‘*)

  


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第842話 鶴見川のんびりお花見散歩編☆『桜と煉瓦とダイエット?』万歩計はじめて使いました&川に消えた山本煉瓦 [廃村さーくる2(煉瓦工場探索)]

『キャンッッ!!??(;''∀'')』

 

 突然後ろからお腹のお肉を掴まれたものだから、思わず変な声がでてしまったですよおう^^;

 犯人は当然『ヤツ』ですう。

 ヤツは悪びれることなく私のキュートな横っ腹をブニブニとしながらこう告げるのです。

『ねえーねー夕実っち~。ちょっと太った?(*´д`*)』

 

 んまあー!なんてデリカシーのかけらもない娘ですことっ!

 はいはい、確かにちょこっと・・・ちょっぴり体重増えたかもですよムキー!

 立て続けに続いた花見に新歓コンパで結構飲んで食べてしちゃってたしなーー私(*´д`*)デヘヘ

 

 とは言え本当のことを言われるとなぜかムカついちゃうのでぞんざいに琴音っちに返すのだ。

『私のちょっぴり増えたお肉に何か御用かしら?』

『ん~実は私っちもちょっぴりお肉増えたみたいなんすよねw だからダイエットとは言わないけれど、桜を見ながら長めのウォーキングでもしない?(*´д`*)』

 なぬ!桜を見ながらお散歩か~。

 最近地べたに座ってばっかだったし痩せるのならいいかもですね!(痩せるとは誰も言ってない)

 でも琴音っちの誘いはいつも『怪しい』

 何かにつけて煉瓦に絡めて来るしー^^;

 

 そう思った私は『煉瓦絡みじゃなきゃいいですよ( ̄ー ̄)』とけん制するのだ。

 ーーーすると彼女は

『大丈夫大丈夫☆ 今回は煉瓦とか抜きだから多い日も安心っす(*´д`*)』と堂々と言ってのけたのでした。

 

 第842話。鶴見川お散歩編☆

 やっぱり騙されてしまった私こと石廊崎夕実のお話を聞いてくださいです^^;

第842話・夕実ちゃん・鶴見川・桜・山本煉瓦ほか2.jpg

DSCF6345.jpg

『えっ 鶴見川ってとこに行くですか???』

『夕実っち声おおきいっすよ^^;』

 あらやだごめんなさいw

 だっててっきりご近所のお散歩道でも歩くのかと思ったら神奈川県じゃないですかあー!

 これはまた・・・きな臭い(煉瓦臭)ですね^^;

 

DSCF6347.jpg

 私たちはダイエット散歩だというのにもうお花見気分(*´д`*)くコ:彡ウマーイ

 乙女のウエストには愛と夢と欲望が詰まってるのだ(*'ω'*)

 

DSCF6349.jpg

 JR川崎駅で下車し、京浜急行に乗り換えてやってきたのは・・・

 

DSCF6350.jpg

 鶴見川を通り過ぎた『生麦駅』でしたです(なぜ生麦に?)

 

『ねえ琴音っち? なんでまた生麦駅くんだりまで来ちゃったわけ???』

『カロリー消費するには長く長~く歩いた方がいいっしょ? 

 っつーことで、鶴見川河口から鮭のように遡上してロング散歩したいと思いやす(*'ω'*)テヘ』

 海から歩くのかー^^;

 まあでも見たことのない景色を見ながら歩くのは悪くないですね。

 琴音っちの話だと河川敷には桜のスポットもあるみたいだしー^^

 

 と言うことでさっそく河口付近を目指して歩き始めようとすると、琴音っちが『ちょっち待って!』とスマフォをゴソゴソと操作し始めたのです。

『今日はせっかくっすから、スマフォの万歩計のアプリを使用したいと思うっす^^ だからその設定をね☆』

 なるほど。万歩計ですかー^^

 自分の歩いた距離はちょっと興味あるですね。

 そう言うことで万歩計とにらめっこしながら散歩することになりました^^

 

DSCF6351.jpg

 キリンビール横浜工場の前を通り、住宅街を抜けるとーーー

 

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 やってきたのは鶴見川河口付近ですう。

 ん~見晴らしがよくてーーー

 少し臭い・・・^^;

『工場多いっすからねw』と言う琴音っちと苦笑いでしたw

 

 さてそこからのんびりとお散歩開始ですう^^

 ガッツリ護岸工事されて川面に降り立つことも出来ないようなので、整備された綺麗な遊歩道をひたすら進みます。

 

 するとーーー

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 ようやく川べりに降りれそうなところにやってきたのですう(*´д`*)

 

『わきゃ?干潟って書いてあるですね琴音っち』

鶴見川河口干潟貝殻浜だって夕実っち。この鶴見川河口部で川べりに降りられるのはここだけしかないみたいっすね^^

 せっかくだしちょっと行ってみようっす!』

 と言うことで行ってみるとーーー

DSCF6356.jpg

『むひょー!煉瓦片けっこうあるっす(*´д`*)』

 いくつか散在する煉瓦片に琴音っち大歓喜☆

 でもーーー

『うっは!くっさーいw』と、刻印探しは断念したご様子ですw

 

DSCF6357.jpg

 とても小さなスペースだけれども、そこにびっしり貝殻の浜(*´д`*)キレイー

 もうちょっと綺麗なら魚探しとか水生動物観察したいかな~と思った、我ら静岡県は伊豆っ子の発想ですう(やっぱ田舎と比べちゃうよねえw)

 

DSCF6358.jpg

 さてガンガン行きますですよ!

 行けども行けども桜は見えてこない河口付近。

 でもふと、

『夕実っち!夕実っち!なんかあそこめっちゃレトロな雰囲気かもしだしてるんすけど!!!(*´д`*)』と、

 河川とは真逆の住宅街の路地を指さしたのです。

 築堤の高みから少しだけ顔を覗かせる古めかしい小道は私にも見えた。

 時間も宛も特にない私たちは、そこに寄り道してみることにしたのですう(余分に歩いた方がダイエットになるしね!)

 

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 そこはJRの鉄道橋が鶴見川を越えた辺り。

『ぐはー!円欠アーチがマジ雰囲気バリっすねえ(*´д`*)』

 溢れ出る自転車の波もなんだか地元臭がして良い感じ(違法ですけどねw)

 

DSCF6360.jpg

 中を進むと、むむむ?

 え、駅の構内・・・かなあ?

 

DSCF6361.jpg

 表の大通りに抜けたら『国道駅』って書いてありましたです^^

『なんだー国道駅ってここだったんすねw』と何故か笑う琴音っち。

 どうやら琴音っち曰く、横浜市で昭和を探すならこの国道駅ってくらい有名なとこらしい^^

 知らずに来ちゃったみたいですねw

 ちょっと残念なのはおトイレがきちゃないことでしょうかw(大きい方じゃないですよ!アイドルは大きいのしません!)

 

 昭和チックを堪能した私たちは再び鶴見川に戻りました。

 そろそろ桜が見たいんですけど・・・^^;

 

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 何本か橋を越えたところでようやく目の前が春めいてきました!

 それは当然この娘ですう(*´д`*)

 

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『わきゃー♪ なんで桜ってこんなに綺麗なのかなあ(*´д`*)』

『お、夕実っち哲学っぽいねそれ(いや全然違います)』

 春に花を咲かせる草花は数あれど、桜は他とは一線を画しますよね。

 お花見って言ったらやっぱり桜ですし^^

 

『チューリップ咲いたからってシート敷いてみんなでワイワイお酒飲もうとしないっすもんね^^』

 琴音っち・・・そうだけど、そこじゃないと思うんですが^^;

 

 ここからは桜と鶴見川に架かる橋のコンボ。

 先行く築堤に添える桜が散歩の気分も上昇気流ですう(*'ω'*)

DSCF6366.jpg

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 鶴見橋と言うところまでやってきたところで、琴音っちが『じゃじゃ~ん☆』とスマフォを私に見せつける。

 

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『やっと一万歩到達っす☆ でもあんま歩いた感じしないっすね^^;』

 言われてみれば確かに歩いたー!って感じがまるで無いですう^^;

 思えば廃村サークル活動でどんなに歩かされたことやら・・・

 と言うことで琴音っちと相談した挙句

『今度からの廃村サークル活動時には、健康とダイエットの指標?として万歩計アプリを稼働することにしましょう』となりました^^

『目指せ!最低五万歩っす(*´д`*)』と琴音っち。

 ごめん。絶対いやだから五万歩とか!(;一_一)

 

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 さて、桜が見えて来た頃から何故か琴音っちがそわそわし始めるのが見て取れた。

 おしっこでもしたいのかな?と思いきや、

『もう我慢の限界!』と、背負ったリュックの中身をガサゴソしだす。

 ・・・まさかティッシュ探してるのっΣ(゚Д゚;)

 乙女がそれだけはらめえええええええ!

 

DSCF6370.jpg

 まあそんなのは危惧だったようですう。

『桜と言ったらこれだよね~(*´д`*)』と、手渡されたのは缶チューハイ。

 どうやら私と彼女の一本づつしかお酒を残してなかったから、どこで飲もうかとタイミングを計ってたようです(琴音っち談)

 

DSCF6371.jpg

 桜を愛でながらのお酒は一味違いますね(*´д`*)

 

 この頃になると、堤防のコンクリを背にシートを広げて酒宴をする集まりもチラホラ。

 小学生は桜の下で携帯ゲームに勤しみ・・・

 河川堤防に胡坐をかいてボーっと川面を眺め続ける丸坊主の中学生らしき男の子なんてのも居ました(私の中学生のころって、あんなに川面を見続けて黄昏ることってあったかしら^^;)

 まあ・・・桜の下は色々な人が集うということで^^;

 

 さて、お酒も飲みほしてこの後どうするんだろ?と思った私は琴音っちに聞いてみる。

『ねえねえ琴音っち。この後はどうするの?まだまだ歩くの?』と。

 すると彼女はニヤリ(☆ω☆)と不敵な笑みを浮かべつつ

 スマフォの画面を私に見せつけてきたのであった。

鶴見川流域・1920年・煉瓦工場群・地図3.jpg

よくぞ聞いてくれましたね夕実っちさんw これは今現在のマップなんすけどーーー

 実は昔昔、この辺りは煉瓦工場が数多く居並ぶ土地だったんすよ(*´д`*)』

 しまった・・・そう来たか^^;

 

『その中には私たちが横浜や横須賀で見かけた煉瓦刻印ちゃんの出どころもこの界隈に存在したんす(*´д`*)

 屋号に上って刻印の金子煉瓦さんもここら辺らしいんすけど、

 その中でもひと際大きな煉瓦工場だった山本煉瓦工場(山本商店、もしくは山本一平商店)がこの先にあったらしいの^^

 そこは工場の敷地の一部を除いて鶴見川になっちゃってるんだけれど、その痕跡を見つけたいかなーーーーなははんちってw』

 そう言って彼女はおどけてみせるけれどまたもや煉瓦工場跡探しかあー^^;

 でもまあ、神奈川くんだりまで来た時点で薄々は想定してたですよ。

 結局は彼女の提案に付き合うことにしたのですう^^

 

 さて闇雲には歩きまわれないってことで琴音っちから引き続き山本煉瓦さんのことをレクチャーされた。

煉瓦工場・地図記号.jpg

『まずこれを見てよ夕実っち^^』

『わきゃ? えっと・・・何?このかまくらみたいなのと煙突みたいな記号^^;』

『これは昔の煉瓦工場の地図記号なんす^^ かまくらみたいなのは煉瓦の窯を模したもの。その横にあるのはご指摘の通り煙突っす。

 この煙突の記号もセットになってたらかなり大きい煉瓦工場だと思ってもらっても差し支えないかにゃ^^

 で、

 この鶴見川流域の1920年代の古地図を見てみてよ夕実っち^^』

 そう彼女に言われて画面の地図を見せられる私。

 そこにはーーー

鶴見川流域・1920年・煉瓦工場群・地図.jpg

『あっ! 何か同じような地図記号あるですね^^』

『気付いた?夕実っち^^ 鶴見川のほとりに同じ記号があるでしょ?

 でだ、

 更にこっちも見て欲しいんす^^』と更に画像をスクロール。

鶴見川流域・1920年・煉瓦工場群・地図2.jpg

『これは昔の地図と現在を大まかに重ね合わせた地図なんす^^

 もっとわかりやすくしたのがコッチ↓』

鶴見川流域・1920年・煉瓦工場群・地図4.jpg

『えっと・・・川の中じゃん琴音っちw』

『まあこれは誇張し過ぎだけれど、大体こんな感じっすかね^^

近代デジタルライブラリーより・神奈川県工場便覧・昭和12年・山本商店煉瓦.jpg

 この山本煉瓦(山本商店煉瓦製造所・山本一平煉瓦工場)は、大正5年竣工の煉瓦工場なんす^^

 煉瓦供給が隆盛を誇ってた頃は従業員数も200を越える大煉瓦工場。

 横浜の港湾事業や煉瓦建物に数多く使われたらしいよ☆

 でもそれは煉瓦からコンクリへと言う時代の変化と鶴見川の大規模な治水工事によって場所を失うことになり廃業するんす^^;

 今じゃほとんど川底だけれども、

 鶴見川の両岸にはきっと何かがあるはず!

 特に新鶴見ドライビングスクール(自動車教習所)方面と、川向の矢向と言う地域には当時の土地の記憶がプンプン匂ってきそうでならないっす(*´д`*)

 っつーことで探索行こうっす(*´д`*)』

 

 滝のような彼女のマシンガントークに圧倒された私・・・

 でも何となくは分かったかも^^

 じゃあ~行きましょうか山本煉瓦さんの痕跡探しとやらにい^^;

 と言うことで、まずは自動車教習所辺りを闊歩することにしたのですう。

 

DSCF6373.jpg

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 鶴見川橋を越えた向こう側の流域が煉瓦臭がクンクンするという琴音っちについていく。

 

DSCF6375.jpg

DSCF6376.jpg

 途中、ウミネコさんが魚を啄んでたりして思わず見入ってしまいましたが、

 

DSCF6378.jpg

 地図上で見た怪しいところまでやってきましたです^^

 さっき琴音っちに見せられた地図でどおしても気になった場所でもありますです。

新鶴見ドライビングスクール周辺地図.jpg

『ねえねえ琴音っち。この鶴見川からグルッと湾曲して離れる道って何か変じゃないですか???』

『そうっすよね。私も古地図開いて何度も今現在と見比べたんだけど、

 昔は入り江っぽいとこだったみたい^^

 推測だけど、そこに河川の砂礫が堆積して窪地っぽい低湿地になったんじゃないかな~って思うんす。

 そう言うとこは肥沃な土がたくさんありそうだし、

 煉瓦工場建設には打ってつけだったんじゃないかなあとね^^

 で、

 恐らく入り江だったり低湿地だった頃の周囲提(河川と土地を仕切る堤や柵)の名残が、

 そのまま生活道路になったからこんな湾曲した道なんじゃないかなあと思うのよ^^』

 へえ~なるほど。

 この道や土地は昔の名残なのかもですね^^

 そこに煉瓦工場が欲する土の供給にもマッチしたと。

 そこまで推測しちゃうのかこの子は^^;

 

 とは言えその入り江っぽいとこも埋め立てられて今や立派な土地。

 山本煉瓦があった頃でも鶴見川の対岸となる場所だと思われますですう。

 そんなとこに煉瓦工場の痕跡なんてあるのかなあ~と疑問に思いましたよ?

 ですが琴音っちに今まで付き合ってきて、煉瓦工場があった近隣には少なからず煉瓦の痕跡があったりもしたのです^^

 民家に使われている煉瓦が近所の煉瓦工場製とかね^^(譲り受けたのか購入したのか、はたまた煉瓦工場の廃煉瓦の再利用なのか、壁や花壇や敷石などに使われていること多々だったりします)

 と言うことで、まずはこの異様に曲がりくねった道を追ってみることになりましたです^^

 するとさっそくーーー

 

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 民家の花壇にシワシワ模様の煉瓦があったのですう^^

『このシワシワは間違いなく明治大正期の煉瓦工場特有の機械整形時の痕跡っすね^^』と琴音っち。

 簡単に言うと、今どき煉瓦さんにはこういうシワシワ模様は出ないそうなんです。

 

 残念ながら人様のお家のものなのでひっくり返したりして刻印を見たりは出来ないので山本煉瓦さんの煉瓦だとは断定できませんですう^^;

 琴音っち曰く『屋号の山に漢字の本』って刻印があれば山本煉瓦さんとのことです^^

 さて、先へとカーブを進むとーーーー

DSCF6380.jpg

 新鶴見ドライビングスクールさんがありましたです^^

 鶴見川の直線化工事で埋め立てられた湾曲した土地に後年に造られたのでしょうか。

 残念ながらこの周囲にはそれらしき痕跡が特になかったですう^^;

 

 グルッとしたカーブを進み切り、再び鶴見川のほとりへとやってきた私たち。

DSCF6381.jpg

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 そこでは鶴見川を横断していた水道管施設の撤去作業が行われていました。

『山本煉瓦には関係ないっすね^^』と、さっさとその場を後にしようとしていた琴音っちだけれど、

 私は『ちょっとだけ見てていい?』と、彼女に懇願してしまった。

 

 だって・・・工事のフェンス越しに、ご近所のおじいちゃんおばあちゃんたちがその工事をずっと見つめてるのが気になって・・・

 作業工程表には『築60年経過の水道橋』って書いてあるしね。

 特に河川を渡る水道橋なんて珍しいものでは無いんだろうけれども、

 昔からあるものがなくなってしまうのは、やっぱり地元の人たちにとっては寂しさを感じるものなのではないでしょうか。

 私もしばらくおじいちゃんおばあちゃんと一緒に工事の工程を見続けてしまいました。

 その後は鶴見川の対岸に渡り(渡ると簡単に言っても北にも南にも架かってる橋まで遠いので対岸まで歩いて15分以上はかかります^^;)

 琴音っち曰く『山本煉瓦の敷地の一部がこの対岸の矢向地区の学校や公園辺りだったらしいっす^^』とのことで、そこも探してみることに。

DSCF6384.jpg

 山本性が幾つか健在していたのは名残なんですかね?

 道端も注意深く見たけれど特には無し。

 琴音っちが一番怪しいと言っていた公園にも特に無し。

 ただ・・・公園横のアパートの軒先の煉瓦が少し気になったのですが、おばさまが一生懸命にお掃除されていたので確認をするのは止めておきました(また機会があればおじゃまします^^)

 

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 撤去作業中の水道橋の対岸までやってきた私たち。

 いつの間にか太陽も西へと沈み始めていましたです

(こちら側にもおじいちゃんおばあちゃんがフェンス越しに見守ってたのが印象深かったなあ~)

 

 日も傾いてきたし、山本煉瓦さんの痕跡も無いし、もうそろそろお暇かな?と思った私は琴音っちに声をかけてみた。

『ねえ琴音っち。まだまだ痕跡探しとかするですか?』と。

 

 すると彼女は

『もう時間も時間だしこれでいいっす^^ でも最後に一か所だけ寄らせてください夕実っち。お願いします』と、もう一か所だけの寄り道を懇願されてしまった。

 

 ・・・いつになくしおらしい返答じゃないか^^;

『いいですよ^^』と彼女に応えて向かったのは、

 ここから10数分歩いた矢向地区の住宅街の中にあるお寺さんでした。

 

『あっ!ここっす。たぶん^^』と、彼女はお寺さんの軒先にある石碑を指さした。

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 そこにあったのは、

『山本煉瓦工場供養碑』と言う石碑だったのです。

 碑を読んでみれば、山本煉瓦に携わった男性女性・男児女児。そして胎児・・・の慰霊碑だった・・・

 それが近年、移築によってここへと移動されたみたいですね・・・。

『詳細は分からないっす』と琴音っちは言うけれど、続けて彼女は言葉を続けた。

 

『昔の工場なんて今より安全性に優れたものじゃなかったことは知るに足ることっすよね^^; 少なからず犠牲となってしまった人たちも居たと思うんす。

 でもその人たちが関わった仕事の成果が成否を繰り返し時代を経て機械技術の発展へと昇華し、今現在の安全性の向上へと役立ったことは間違いないと思うんすよ。

 例え煉瓦と言う道筋は今現在ほとんど無きにしろ、きっとどこかで役に立っている。

 犠牲の上で成り立っているものだと私ってば勝手に思い込んでるけど、そんなに間違ってないよね?』

『間違ってなんかいないよ琴音っち^^』とだけ答えた私。おバカな私だけれどもそれだけは言えるのです。

 昔の人の努力が今の成果だし今の私たちの暮らしに役立ってるわけです。それには多大な犠牲を強いられたこともあると思うのです。

 私たちは改めて先人たちの供養の碑に手を合わせて目をつむった。

 

 さて、碑にはこうも書かれてありましたです。

『当時焼かれた煉瓦の一部を用いてーーー』と。

 

 こう書かれてしまうと不謹慎ながらも琴音っちは煉瓦刻印モード発動ですう^^;

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 彼女曰く『見た感じ、当時の煉瓦は本当に本当に一部っすね。ほとんどがイマドキ煉瓦ちゃんっす^^; でも当時の山本煉瓦さんの煉瓦を使用してることに愛があるっす^^』と上から目線で供養碑の評価・・・

 いつか罰に当たりなさいアナタ^^;

 

 ---さて、

 このまま山本煉瓦の供養碑を見て帰るものだと思っていたらそうではなかったのですう。

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『ここまで来たんす。このお寺さんにお邪魔しようっす(*´д`*)』と言う琴音っちに付き合わされてお寺の境内へ。

 そこは浄土宗『良忠寺』と言うお寺さんでしたよ^^

 一見、普通のお寺さんだとも思いましたがーーー

 鐘つき堂(鐘楼)が特別だったのです。

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『わきゃ!? 鐘楼の下が煉瓦敷きですう!Σ(゚Д゚)』

『煉瓦を扱うお寺さんってあんまし無いよね夕実っち^^』

 

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『鐘の真下に何かあるですね。あれ何かな琴音っち?』

『う~ん・・・わからん^^;』

 わからねーのかーよー(幼馴染と一緒なので夕実ちゃんの言葉遣いが多少悪いのはご愛敬ですw)

 

 さてせっかくと言うことで望遠で琴音っちは刻印探しし始めましたですう(チェーンがかかってて、これ以上は入れないので)

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『で、どうなの琴音っち?』

『パッと見、刻印ポイの無いかな。山本煉瓦製なのかなあ。遠くてよくわかんないっすw』

 結局、何も分からずですう^^;

 お寺の住職さんに聞けば手っ取り早いんじゃないの?とは思ったけれど、二人とも意気地なしなのでこの場を後にしたw

 

 と言うことでご近所の南武線尻手駅から川崎駅に戻り、

 東京上野ラインで帰途につきましたです^^

 

DSCF6397.jpg

 そのまま電車で揺られるのもつまらないのでキオスクでタカラの焼酎ハイボールレモン(それぞれ一本づつ)と、

 私たちの大好きなSSKそのままつまめる!ゆでピーナッツ(それぞれ二袋)を購入してプチ宴会ですう(*´д`*)

 

 そして琴音っちが『ジャジャーン☆ 本日の万歩計の数値はこれっす!』と、私に見せてくれた^^

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『わきゃ~2万歩ちょっとですねえ^^ 案外な数字だけどそこそこ歩いたかもですね☆』

『ふふふふ夕実っちさん。ちなみに消費カロリーも出るのですぜ(*´д`*) 今回消費したのは532キロカロリーっす。

 これで幾らか痩せたっすかねえ(*´д`*)』

『痩せた気がするですう~(*´д`*) 万歩計あると歩くの好きになっちゃいますね(*´д`*)』

『だね!(*´д`*)』

 二人して帰り道はウキウキで帰りましたですう~(*´д`*)

 

 ちなみに・・・

 塩ゆで落花生二袋(正味80グラム)で約230キロカロリー

 焼酎ハイボールレモン一本で42キロカロリー。

 この時点で数時間のお散歩で消費したカロリーも、ものの数分で半分以上戻ってしまったことを・・・彼女らは気にしていない。

 ちなみにこの後は二人でやきとん屋さんに出向いてさんざん食べた後にようやく気付くのだ。

『『全然痩せてねーしっw』』

 ってねw

 

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgここまで読んでくださりありがとうございました^^

 以前から気になってた煉瓦工場跡探しするならと、今回は時期的に桜と合わせて鶴見川ってとこをお散歩してみましたよ^^

 煉瓦の痕跡としてはそこまで特に何もないのだけれど、

 人生初の万歩計発動!してのお散歩は自分としては中々面白かったですw

 トータルで15キロくらいかな?距離としては。

 案外減らないものなんですね消費カロリーって^^;

 とは言え数時間歩いてもポテトチップス一袋食ったら一発でご破算なんだねえ~と身に染みたし、教訓にもなった気がします^^

 結局は、普段からの食生活の心がけと運動なんですよね☆

 

ちょいのり・フィーバー・サザエさん.jpgさて次回は愛知県の犬山市というところが舞台です(の予定)

 そこに何があるのか?気になる方はしばしお待ちを^^

 連休じゃないので半泊(次の日に朝出勤)も視野にいれているロケハンになるかなw

 久しぶりの坊勢さん菅原君の社会人チーム出張物語になるか、琴音や夕実ちゃんの大学生チームの物語になるのかはわからないけれど、

 今から楽しみでなりません^^

(※ 4月11日~12日に掛けて旅行してきますので、その間は当然ブログはすっぽかしです☆ 下手したらぐったりしてるので13日までブログは放置プレーの予定です♪)


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